eスポーツ体験交流会 「デジタルで“つながる”を体感」開催レポート

2023年6月3日(土)デジタルラボ高円寺のスペースをお借りして、eスポーツを体験する交流会を開催いたしました。

今回は、体を動かすということから、定員を10名以下に絞り、アットホームな交流会にしました。参加者は6名で、プラザからのスタッフ3人とゲームのお手伝い役の小学生1人も加わり、合計10名での開催となりました。
参加者は、子供向け、高齢者向け、様々な世代を相手にする多種多様の地域活動をしている団体からご参加いただきました。

デジタルラボ高円寺は、アットホームな空間に木の香りが漂う素敵な空間で、室内奥には立派なゲーミングチェアがずらりと並び、室内の内装の多くは、代表の芳賀達彦氏が自身のお子さん達と一緒に手作りで作り上げたとのこと。
高円寺の商店街の一角とは思えないほどの静かで落ち着いたぬくもりのある雰囲気です。 


eスポーツ体験に先立ち、まずは芳賀氏より、ご自身の経歴とデジタルラボ高円寺のご紹介から始まり、続いてChat GPTやAIによる音声読み上げ機能を実演いただき、デジタルを体感しました。人間の声ではないことに驚く参加者も見られました。 


そして、本日のメインイベント、eスポーツ体験の時間。参加者は、スマホを2年前にようやく持つようになったという方から、自宅でお子さんとゲームを楽しむ方まで、参加者のデジタル生活環境は様々です。一言でeスポーツと言っても、仮想空間での対戦型コンピュータゲームからスポーツ対戦まで多岐に渡りますが、今回はeスポーツのはじめの一歩としてNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)の体験をしました。

Nintendo Switchのゲームの中から初心者でも取り組みやすい卓球、アーチェリー、水泳の3つを選択しました。芳賀氏の小学六年生になる息子さんにセットアップや操作方法・指導をお願いし、参加者が2人ずつに分かれて一人ひとりコントローラを手にして、いざ卓球ダブルスゲームのスタートです。モニター上で、どのキャラクターが自分なのか分からないところからのスタートでしたが、だんだんと要領を得てボールを打ち返せるようになりました。その後のアーチェリーや水泳では周りの応援も声高になって賑やかに楽しむことが出来ました。 

「明日は変なところが筋肉痛になるかもね」と参加者同士が和気あいあいと談笑していたのが印象的でした。

eスポーツが初体験でも世代を問わず充分楽しむことが出来るツールであることが分かり、また操作を教えてくれた小学生も含めて多世代で交流が出来たことも有意義でした。 参加者からは、「今後も今回のように遠隔ではなく集まって、異なる世代間で楽しめたらよいと思う」という好意的なお声から、「高齢者はゲーム機を使いこなすことが難しい」「うまく使いこなせないことで億劫になる」とのお声もいただきました。 

まだまだ課題はありますが、eスポーツは、高齢者も含めた多世代間でも楽しめるということが分かり、デジタルライフへの一歩を踏み出すことができた交流会だったと感じています。 

デジタルラボ高円寺 groove-now.com

写真・文責 大庭

【イントロカフェ】まちの困りごとをみんなで解決する!~協同労働という働き方~

開催日:2023年06月24日(13:30~15:30)

地域に根差した仕事がしたい、まわりの困りごとをみんなで解決する仕事に関心があるけれど、何から始めていいか分からないと思っているあなた!
実際に杉並区で困りごとをお仕事にしている方のお話や、労働者協同組合法の仕組みを聞いて、今できること、やりたいことを探してみませんか?

イントロカフェは、様々なテーマの話を聞きながら、社会課題や地域活動を知るキッカケの場。
事例・活動の紹介や参加者同士の交流で、あなたの「気になる」をちょっと身近に!
 
日 時:6月24日(土)13:30~15:30
場 所:杉並区役所分庁舎4階
登壇者:
・​​​​​​​徳田 優香 氏 (ワーカーズコープ東京北部事業本部 杉並エリアマネージャー)
・池田 優 氏 (ワーカーズコープ東京北部事業本部)
・原田 直子 氏 (リブレット共同代表)
進行役:
 奥田 裕之 氏 (未来バンク理事)
参加費:無料
定 員:25名 (先着順)
申 込:https://forms.gle/6z3mD5NTSgPXzHo37 まで
またはsanka@nposupport.jp  まで、氏名、メールアドレスをお送りください   主催:すぎなみ協働プラザ。

おさえておきたいNPO会計の基本(科目、日々の現金管理・税務について)

現金管理で大事なこと、必要な書類、「科目」について、日々の税務(源泉税・消費税)の基本を学びます。会計担当になったばかりの方、いまのやり方で間違いない?と思われている方にむけての講座です。

講師   加藤 俊也氏 公認会計士・税理士
           (NPO 会計税務専門家ネットワーク理事)

日時   2023年6月29日(木) 18:00~19:30
       杉並区役所 分庁舎3階
       (〒166‐0015 杉並区成田東4丁目36番13号)

内容 対面形式でのNPO会計基礎講座。日々の会計処理について学ぶ。
   質疑応答有。

対象 杉並区内NPO法人  非営利活動団体 

申込み ①氏名②団体名③メールアドレス④電話番号
    を明記の上、
    sanka@nposupport.jp までお申し込みください。

主催 すぎなみ協働プラザ

NPO法人ちいきむすび

\\「ただいま~」と言いたくなる『ちいき食堂』//

2023年5月9日にNPO法人ちいきむすびさんが行う「八十八ちいき食堂」にお伺いしてきました。

17時のオープンと同時に「おかえりなさい~」と元気よく声をかけるおかみとスタッフ。お弁当を手にして帰っていく人には「いってらっしゃい~」と手を振り見送ります。ちいきむすびさんは、方南町のおにぎり屋さん「八十八食堂」にて、毎月第2火曜日に「八十八ちいき食堂」を実施しています。(※)

親も疲れる時がある、そういう時は頑張りすぎず、ご飯づくりをお休みして、子どもと触れ合う時間をふやして欲しいとの思いで「八十八ちいき食堂」を作ったそうです。

訪問したこの日には、母の日に向けてパウンドケーキと入浴剤を来訪者にプレゼントしていました。「八十八ちいき食堂」から出てくる人はみんな笑顔になって帰っていきます。それに対しておかみは、「私たちこそみんなの笑顔に元気をもらっているんです。」と嬉しそうに語ってくれました。

今までは50食程度を準備していましたが、どんどん人気が高まり、今日の「八十八ちいき食堂」では80食を準備しました。日によって提供数は上下しますが、今日は人気メニューのハヤシライスです。準備時間や衛生面を考えると手が一杯という現状がありつつも、本当はもっとたくさんの人に利用してもらいたいと、おかみはお話されていました。感染症が落ち着いて対面での食堂が再開できるようになったときには、今より広い会場でちいき食堂を開催したいとのことです。

そのためにNPO法人ちいきむすびさんは、空き家・空き店舗を提供してくださる方を随時募集しています。

「八十八ちいき食堂」のほかに、ケア24方南の協力のもと会場をお借りしておにぎりセラピーや、5月末にはプロの演奏者によるクラッシックライブを無料で開催するなど、精力的に活動の幅を広げているNPO法人ちいきむすびさん、これからますますの活躍が楽しみです。

(※)ちいき食堂の開催日程は、2023年5月の情報です。

最新の情報は、「八十八ちいき食堂」をご覧ください。

https://chiikimusubi.org/shokudo.html

写真・文責:大久保

【令和4年度男女共同参画啓発講座・杉並区NPO支援基金チャリティ講座】「ジェンダーってなんだろう?地域で誰もがいきいき活躍するために」開催レポート

令和4年度男女共同参画啓発講座・杉並区NPO支援基金チャリティ講座、
「ジェンダーってなんだろう?地域で誰もがいきいき活躍するために」を3月11日、25日の2回連続講座で実施しました。

講師には、武蔵大学名誉教授 元東京女子大学教授の国広陽子氏をお迎えし、ジェンダーについて様々な視点での講座やワークを通して教えていただきました。

参加者は男女年齢幅広く、約20名。

1日目は メディアを通して、時代とともに変わる女性像の変化やジェンダーにまつわる言葉の解説、歴史の変遷について学びました。時代の異なるディズニー映画の白雪姫とシンデレラを比べ、各自ワークシートを作成しました。これまでの常識を見直し、メディアが与える影響などを考えました。


2日目は 自己紹介を通して、自分をとりまく「常識」と呼ばれるものを認識するワークから始まりました。

次に、女らしさといえば「優しい」「料理をする」、男なら「強い」「めそめそするな」などの世間で感じる「らしさ」を書き出すワークから、自分の周りにある疑問に気が付いていきます。

最後に、身近な地域にあるジェンダーに関する問題を考える時間とし、解決策をみんなで考えるワークをしました。

「自治会の理事長やマンションの管理組合代表が男性ばかり」

「子どもの部活のサポートでの男性、女性での役割の違い」

「女性は家事、男性は仕事」など広い課題点があげられ解決策はこれ!というものはでてこない班もありましたが、頭を悩ませながら「世代によっても教育内容も違うだろう」

「家庭でも教育が必要」などの案が出ました。


参加者からは

「生活の中や身近な場でのジェンダーの問題気づくことが出来ました。まず、不都合に気付く事、そして声を出して行動すること。せっかく学んだことが日常で埋もれてしまわないように、これからもっと勉強したいと思います、ありがとうございました。」

「様々な方々の意見の交流があり、自分の意識の変化が芽生えとてもよかったです。
ジェンダーについてまだまだ日本も杉並も取組が遅れていると思います。」

という声をいただきました。

ジェンダー問題について、この2日間の講座、ワークの姿からも、悩みながら話し合いながら、「ジェンダーってなんだろう?」と考えつづけていくことが必要なのだと講座を通して我々も学びました。