ステップアップ講座 “伝える”→“伝わる”相手の反応が変わる チラシ講座 開催レポート

10月1日(土)に【ステップアップ講座】“伝える”→“伝わる” 相手の反応が変わるチラシ講座を開催しました。

講師に杉並区広報専門監の谷浩明さんをお招きし、チラシづくりを通して広報の基本を教えていただきました。

広報についての考え方やチラシに関する基礎知識の講義とチラシ作成のグループワーク、作成したチラシの発表と講評、と盛りだくさんの内容でしたが、4時間があっという間に感じられる楽しい講座となりました。

①人に「伝わる」ポイント
・「伝える」と「伝わる」は違う。広報とは広く聴き、広く知らせること。広報の先には必ず受け取る『人』がいる。思いを一方的に伝えるのではなく、受け取る人とのコミュニケーションを意識することで、伝えたいことが「伝わる」ようになる。

②チラシデザインの基礎知識
・デザインは上手でなくても、伝わればOK!人に見てもらうことが重要で人に見てもらえなければ伝わらない。
・「伝えたい人は誰か」「なぜ作るか」「何を伝えるか」「どうして欲しいか」できるだけ具体的に整理すること。
・書体、色、目線、余白、などは統一感を意識するとデザインが見えてくる。
5W1H(5W→いつ・どこで・誰に向けて・何をやるのか・なぜやるのか。1H→どんな内容か・いくらか・持ち物・連絡手段などチラシの内容による)がないと伝わらない。
・他の団体のチラシや他の広告物を常に気にして参考にすると、チラシの見方が変わりレイアウトの参考になる。

参加者からは、
・「受け手を意識したメッセージに注力すべき点に「目から鱗」でした。参加して正解でした。
・チラシのみならず、これからは伝えたい方の気持ちになって作成物を考えていきたいと思います。(一部抜粋)」など好評の声をいただきました。

すぎなみ協働プラザでは、チラシ作りの相談も大歓迎です。

「デザインについて相談したい」「作ったチラシが伝わっているか客観的に見てほしい」などの相談をお待ちしています!

ステップアップ講座 NPOのための助成金申請のコツ&杉並区の助成事業ご紹介 開催レポート

9月28日(水)に【ステップアップ講座】NPOのための助成金申請のコツ&杉並区の助成事業ご紹介講座を開催しました。

前半は、昨年度もお越しいただいた未来バンク理事・公益財団法人ひょうごコミュニティ財団研究員の奥田裕之氏に助成金についてわかりやすくお話ししていただきました。


①NPOと資金との関係
 ★NPOにとっての資金は、大きく分けて自己財源(会費・寄付金・事業収入)と他者   財源(助成金・補助金・委託金・借入金)がある。

②団体にあった助成金を選ぶ
 ★地域別(海外対象・全国対象・地域限定)
 ★分野別(福祉分野なと・環境分野・市民活動・その他、芸術、スポーツ、アドボカシー、子ども、動物愛護など)
 ★内容別(団体設立・組織基盤強化・福祉車両など)

団体のどのタイミングに必要なのか?何に対して必要な資金なのか?
その時に必要な資金を、適切な対象から、適切な金額で調達することが重要!

 ★設立期、継続期、発展期
  ⇒それぞれの時期で必要な資金は違う

業種固有の必要資金や、収入源の違いも大きいので、まず最初に自団体の活動分野をご確認ください。

③助成金の探し方
 ★インターネットで探す
  *ボラ市民ウェブ「助成金情報」
https://www.tvac.or.jp/sagasu/?cat=joseikin
   「東京ボランティア・市民活動センター」が整理し、まとめた情報
  *CANPANデータベース
https://fields.canpan.info/grant/
 ★資料で探す
  *NPO・市民活動のための 助成金応募ガイド
   「公益財団法人助成財団センター」が整理し、まとめた情報 
https://www.jfc.or.jp/     
  *ボランティア・市民活動助成ガイドブック
   「東京ボランティア・市民活動センター」が整理し、まとめた情報    https://www.tvac.or.jp/manten/list.cgi?i=1&co=1001046

 ★中間支援組織から情報を探す
  *最寄りの中間支援組織など
   「すぎなみ協働プラザ」「東京ボランティア・市民活動センター」
  *分野別の中間支援組織

秋に、次年度の活動を対象にした助成金を公募することが多いです!

④選考者側の視点
 ★お金を提供することで、助成団体の目的が達成されるか?
  ⇒助成団体側のミッションに沿っていることが前提
 ★お金を提供することで、助成団体の事業は発展するか?
  ⇒「活動を行うこと」への支援ではなく、その「波及効果」を見る。
   団体への効果、社会への効果、事業への効果
 ★助成団体のしりたいことが申請書に書かれているか?
  ⇒なせその事業が必要なのか、なぜその団体が行うのか、事業で団体や社会はどうなるのか、具体的に何をおこなうのか、事業を遂行する能力はあるのか(資金面、事業組立など)

ストーリーとして見えること、整合性が取れていることが重要!

⑤助成金を申請する際のポイント
 ♦助成金を獲得する時に最初に確認すること
  ・助成プログラムは、何を対象としているか、募集要綱を確認
  ・自団体に適しているか判断(金額、体制など)
 ♦下記に注意して申請用紙に記入する
  ・助成元は、何に資金を出したいと思っているか、申請する内容はそれに沿ってい るか
  ・申請用紙に書いた内容は、相手側の質問に対して十分に答えているか。

後半は、杉並区でNPO向けの助成金事業を行っている4つの部署の方にお越しいただき説明をしていただきました。

【NPO活動資金助成】
(担当部署:区民生活部地域課協働推進係 東條係長)
杉並区で様々な地域貢献活動に取り組むNPOなどを支援するために活用される。              スタートアップ事業:設立5年未満の団体が、活動の基盤強化のために行う事業
ステップアップ事業:団体活動の発展のために行い、将来的に区や他団体との連携・協働が期待できる事業

【次世代育成基金活用事業助成】
(担当部署:子ども家庭部児童青少年課青少年係 豊田係長)
次代を担う子どもたちが、自然・文化・スポーツなどさまざまな分野における体験・交流事業への参加を通して視野を広げ、将来の夢に向かって健やかに成長できるように支援するための杉並独自の仕組み。

【地域福祉活動助成】
(担当部署:杉並区社会福祉協議会 地域支援課杉並ボランティアセンター 江口係長)
『地域福祉の推進と団体の自立性を促進すること』を目的に、杉並区内で福祉活動を行っている団体、もしくは活動開始予定団体の支援のため助成事業を実施している。

【まちづくり助成】
(担当部署:都市整備部管理課庶務係 中野主査)
住みよい都市環境づくりに貢献する区民活動に対して、活動の経費の一部を区が助成するもので、まちづくりの気運を醸成し、地域の活性化と住環境の向上を図ることを目的としている。

参加者の皆さまからは、

・助成金申請の初歩として非営利団体でも収益を出すことやスタッフの経費も申請できることなど知っておくことがわかりやすく説明され、参加して良かったと思いました。

・勉強になった。NPO等立ち上げ、ステップアップ補助が中心と感じた。

・今後、助成金を申請する上で参考になりました。

・わからなかったことをタイミングよく伺えました。

・いろいろな助成金の受け口があると感じた。講座は細かく教えてもらったので、わかりやすかった。

とのお声をいただきました。

奥田先生からは、今回、初心者の方向けにお話しをしましたが、参加者の皆さまに実際に書いていただく時間を取った方がもう少し分かりやすかったかもしれませんとコメントをいただきました。

次回は、ぜひワークの時間を取り入れて講座を考えたいです!

すぎなみ協働プラザでは、 「NPO・市民活動のための助成金応募ガイド」 など助成金に関しての本や資料をご用意しております。ご覧になりたい方は、ぜひプラザまでお越しください。

助成金申請のご質問やご相談も受け付けております!

ご相談はこちらから!

イントロカフェ 「仲間と一緒に、自分達らしく 大学生が始める地域活動」開催レポート

イントロカフェは、様々なテーマの話を聞き、社会課題や地域活動を知るきっかけの場。

社会課題や地域課題、関心はあるけどはじめの一歩が踏み出せない人のために、子どもの居場所づくりの活動を行う大学生と、学生たちと一緒に活動している先輩のお話を聞く『仲間と一緒に、自分達らしく 大学生が始める地域活動』を開催しました。
 
スピーカーに、
駄可笑屋敷だがしやしきプロジェクト代表の久我 凛太郎さん、
Plus1℃代表の石井 佳穂さん、
NPO法人防災コミュニティネットワーク 理事長の増村 一樹さんをお招きし、地域活動について色々お聞きしました。

①地域活動を始めたきっかけ
②スタッフはどんな人たち?大学生だからできる強み
③良かったこと、困ったこと
④寄付について
⑤お互いの団体に聞きたい事 など。

活動を始めたきっかけとしては、子どもの居場所づくり、ママの育児支援、防災をもっと身近に。とそれぞれの活動するきっかけになった思いを語ってくださりました。

スタッフについては、大学生をはじめ、若いスタッフが多く活動しているとのこと。フットワークが軽く、とにかくなんでもやってみようというチャレンジ精神で、少しくらい失敗しても次また頑張ろうという雰囲気だとのお答えをいただきました。

良かった事、困った事は何ですか、という質問では、久我さんは子ども達とのふれあいを通じて不登校のお子さんとお話しするようになり、その子の人生を変えるきっかけになれたいうこと。
石井さんは自分も楽しみながら活動できていること。
増村さんは活動を通じてたくさんの出会いがあった事が良かった事をあげられていました。
困った事は、「町会との繋がりを大切に思っているのだけれど、名前を憶えてもらうのが大変」「地域との連携が難しい」ということでした。

スピーカーの3人も意気投合し、久我さんが段ボール釜で焼くピザを子ども達と作った話をすると、増村さんが、今後企画している防災キャンプに取り入れたいと、嬉しいマッチングもできました。

終了後は、すぎなみ協働プラザのNPO絵馬にそれぞれの活動への想いや決意を書いて頂き記念撮影!

エネルギー溢れる3人の今後の活動にも目が離せません!

参加者の方からは

・同年代の大学生が地域活動に参加してることが興味深かったです。留学生活で寂しいときもあるけれど、出会いを大切に、やりたい事を探してワクワクする方向へ向かいたいです。
・団体の活動内容や思いを聞けてよかったです。
・初めて参加の私にもわかりやすかったです。

などのお声をいただきました。

この様子は、今後YouTubeで配信します!
Facebookやメルマガでもお知らせいたしますので、
ぜひチェックしてみてください♪
  
駄可笑屋敷だがしやしきプロジェクトさんのTwitterはこちら
https://twitter.com/dagashi_yashiki

Plus1℃さんのTwitterはこちら
https://twitter.com/plus1_c

NPO法人防災コミュニティネットワークさんのTwitterはこちら
https://twitter.com/npobosaicn

すぎなみ協働プラザでは、今後も地域活動や協働の第一歩となるきっかけやサポートをしていきます。学生に限らず、地域活動やNPO活動に興味を持たれた方、他の団体さんと一緒に活動してみたいという団体さんは、ぜひプラザにお声かけください!!

まるでお家のような暖かさ!
みんなの食堂ルンルン&ルンルン学習室


2022年7月16日
7月6日に、NPO法人DANKAIプロジェクトさんが行う杉並区NPO支援基金の助成事業、「みんなの食堂ルンルン&ルンルン学習室」にお伺いしてきました。 
 
杉並区と武蔵野市の区境近くで、以前は処方箋薬局だったという会員の方のご自宅の一部を活用して小学生の学習の場と、ボランティアや会員の方が作る手作りカレーを食べる事業を毎週水曜日に実施されています。
この日は、七夕の日の前日ということもあり笹が用意されていました。子どもたちは「願うことないしなー」と言いながらもペンを走らせ、書いた願い事は「世界が永久に平和になりますように。」
とても優しくて、そんな願い事をしなくてはいけない世界に少し切なくなってしまいました。どうかこの願いが叶いますように。
子どもたちは、ボランティアの大学生の方や地域の方と一緒に七夕飾りを作ったり、宿題をしたり遊んだり。まるでお家のように自由に過ごしていました。
8月3日には、フードパントリーも実施予定です!ぜひお近くの方は伺ってみてはいかがでしょうか。(要申し込み・詳しくは下記ホームページ)
 
NPO法人DANKAIプロジェクトさんのホームページはこちら
https://blog.canpan.info/runrun/

NPO法人DANKAIプロジェクトさんの活動がわかる
3分プレゼンの動画はこちら
https://youtu.be/ZqdPUQVCiPo

イントロカフェ 「地域で始めよう子育て&子育ち支援」開催レポート

イントロカフェは、様々なテーマの話を聞き、社会課題や地域活動を知るきっかけの場。

今回は、「地域で子育て&子育ち」に興味があるけれど何から始めていいかわからない、そんな方に向けた地域活動のヒント(イントロ)をテーマに、NPO法人ちぃきちぃき理事・子育てきずなサロンぐーちょきぱぁ代表の稲葉文子さんと、NPO法人まちのおやこテーブル理事長の小林洋子さんをお招きしてお話を伺いました。

初めに、稲葉さんと小林さんに自己紹介をしていただき、

次に、

①地域活動を始めたきっかけ

②スタッフ(世代・バックボーン・繋がり)はどんな人たち?

③活動の変遷

④良かったこと・困ったこと

⑤活動資金

⑥相手の団体に聞きたいこと

をお聞きしました。

お二人のお話しは、子育て支援団体のあるある話や、育児中に感じた不安、また嬉しく思ったことなど、参加者の方々が共感することも多く、うんうんと頷いて聞いている方もいました。

稲葉さんは、小学校のPTA役員の仲間とボランティア活動を始めたそうです。想いを共有する仲間と出会う機会に恵まれたと嬉しそうにお話ししてくださいました。

小林さんは、「飲ミュニケーション⁈」のお話しをしてくださいました。「自分のやりたい」が「誰かのやりたい」に重なることが嬉しいともおっしゃっていました。

詳しくはこちらの配信↓↓↓を是非ご覧ください!

休憩を挟んだ後には、参加者17名と稲葉さんと小林さん、プラザスタッフで、4人1組となり、自己紹介、参加した理由、話を聞いて気になったこと、最近関心があることなどなどを話すグループトークを行いました。

参加者の方からは、

「自分の子どもの年齢にしか興味がない人が多い子育て当事者に対して、世代を超えたつながりを求める必要性。どう自分ごとに捉え、どう共感を得て、どう巻き込むかが地域で子育てするのに大切なことが分かりました。有意義な時間をありがとうございました。」

「内容が子育て支援に特化したものと思っていましたが、実は事業化する時の想いとか苦労話などが聞けてとても良かったです。司会の進行もこちらの聞きたいことを取り上げてくれたので素晴らしかったです。

私は、地域活動に関わって丸2年、どこかの団体に属すると得られる情報が格段に増えることを、今回改めて思いました。

今回のグループ討論の中で、善福寺プレーパークの中村さんや、阿佐谷のおきやんち、プロボノ支援などを素人ながら紹介しました。」

「思ったより多くの方々が参加されていたので、地域のために活動したいという方々がいると思うと、私ももっと頑張らなくてはという気持ちになりました。」

などのお声をいただきました。

地域での子育て、子育ち支援、目指すところは皆同じなので、どのグループも話は盛り上がり、もっとお話ししたかった、時間が足りなかったとのお声もいただきました。

すぎなみ協働プラザでは、今後も協働の第一歩となるきっかけや活動のサポートをしていきます。子育ての場だけに限らず、地域活動やNPO活動をしている方は、ぜひプラザにお声掛けください!!!