ななほし倶楽部主催の「キラいく杉並 こども なつまつり」を見学してきました。

2025年7月5日(土)、「コミュニティふらっと高円寺南」(通称:ふらっとすぎはち)(※1)で開かれた、ななほし倶楽部主催の「キラいく杉並(※2) こども なつまつり」を見学してきました。

ななほし倶楽部は、主に小学生を対象に演劇ワークショップなどを通して「やりたいことを見つける」「コミュ力を高める」「人の気持ちを理解する」ことを目的としたさまざまな活動をしている団体です。

「自分のやりたい!」があふれる夏の日

〜コミュニティふらっと高円寺南で開催された「キラいく杉並 こども なつまつり」を訪れて〜

ななほし倶楽部の演劇ワークショップでは、「うまく演じること」よりも、子どもが「できた!」「やりきった!」と感じられる“成功体験”を大切にしています。参加しているのは、5歳から小学生までの子どもたち。来られる日に活動に参加するという、自分の予定に合わせて参加できる自由なスタイルも魅力のひとつです。これは、「完成度」にとらわれすぎず、子ども一人ひとりのペースを尊重しているからこそ実現できている仕組みです。この日は、日頃の活動の集大成であり、同時に新しい仲間を迎えるための“お披露目の場”でもありました。

こどもたちの「特技」でつくる、創作劇「浦島太郎」

イベントは子どもたちの発表からスタート。大人の演者二人を加えて、5歳から小学4年生までの子どもたちが、昔話「浦島太郎」をベースにした創作劇を行いました。子どもたち一人ひとりの個性を尊重し、一人ひとりが得意な、側転や歌、コントなどを劇中で披露し、まるで“特技発表会”のような構成です。演劇指導者のサポートのもと、子どもたちは堂々と舞台に立ち、それぞれが主役のように輝いていました。


「劇そのものを完成させること」よりも、「自分の得意なことを自分で決めて、人前で発表する」ということに重きを置いていたという今回の試み。観客からの大きな拍手が、子どもたち一人ひとりにとっての“成功体験”となったのは言うまでもありません。

にぎやかに、ほっこり。縁日で夏気分!

発表の後は、お楽しみの「なつまつり」がスタート。

会場には魚つり、さいころゲーム、わなげ、ボール入れといった昔ながらの縁日遊びに加え、ポップコーンやフランクフルト、フローズンシャーベット、枝豆などのおいしい屋台も並びました。チケット制(500円で6キラルというお買い物券を購入)で、子どもたちは好きなブースを自由に回って楽しんでいました。

また、無料で楽しめる塗り絵や七夕工作コーナーもあり、小さなお子さんも無理なく参加できる工夫が感じられました。お店番をしていたのは、劇の指導者や会員の保護者たち。子どもたちにとって安心できる大人たちの存在が、会場全体を温かく包み込んでいました。

「見せる」ことで広がる輪。これからのななほし倶楽部

今回の「キラいく杉並 こども なつまつり」は、単なる会員向けの発表会にとどまらず、団体の存在を地域に広く知ってもらうことも目的のひとつ。直前のチャリティイベント「チャリプラ」(6/8すぎなみ協働プラザ主催)でも宣伝を行っての開催でした。

現在は集会室のようなクローズドな場所での活動が中心であるため、新規の仲間を増やすのが難しいという課題もあるそうです。しかし、今後はオープンスペースでの活動や、他団体とのコラボレーションを通して、子どもたちが売る側・買う側に分かれて遊ぶ“お店屋さんごっこ”のような取り組みにも挑戦して、たくさんの人に団体を知ってもらう機会を作り、新規メンバーを増やしたい、と話してくださいました。

「子どもが“自分ってすごい!”と感じられる経験をたくさんさせたい」そんな願いが詰まった、ななほし倶楽部の「キラいく杉並 こども なつまつり」。

見学者として訪れた私も、子どもたちのキラキラした目と、あたたかい拍手の音に、元気をもらう一日となりました。


文責・写真:大庭

ななほし俱楽部公式サイト
https://nanahoshi-club.com/
https://www.instagram.com/nanasugi2022/
https://www.facebook.com/nanahoshiclub/
https://www.youtube.com/watch?v=KFHtDlvLOVE

(※1)ふらっとすぎはちとは
旧杉並第八小学校の跡地を活用した地域コミュニティ施設。高円寺図書館・コミュニティふらっと高円寺南・すぎはち公園が併設されています。
https://furatto-sugihachi.jp/

(※2)キラいく杉並 とは
「キラいく杉並」とは、現役ママ女優集団ママーズによる団体「キラいく」の協力体制のもと、ななほし俱楽部の事業の一つとして行っている演劇ワークショップです。
キラいくHP https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/companies/721

フラットの「一周年記念祭~遊んで踊って友になる~」に参加してきました

2025年5月31日(土)、JR高円寺駅北口から徒歩5分にあるイマジナス(※1)で開催された任意団体フラット(以下フラット)の「一周年記念祭」に参加してきました。

フラットは、2024年3月に設立された団体です。『“今”が変わるはじまりの場所』をコンセプトに、活動の場を広げたい障害を持つ当事者と、多様性を受け入れたいと考える人々との出会いの場を『話し合い』『遊び』『身体表現』の分野で作り、お互いの世界を広げる事を目的としています。

一周年記念祭は、フラットで行われている3つのプロジェクトと、一年間の振り返りや今後の取り組みの説明の4つの内容で行われました。

【みんなのダンス】
みんなのダンスは、障害の有無、性別、年齢を超えて、身体を動かし、表現の楽しさを体感するものです。
参加者全員で、スキンシップを取りながら挨拶をするアイスブレイクでイベントが始まりました。
代表の木津さんが、「回りながら近くの人と手と手をタッチして挨拶しましょう。」「次は肘と肘。」「次は足と足。」と誘導してくれました。みんな笑顔でタッチ。

次に花のつぼみが大きく咲くことを表現しました。

つぼみを身体で表現
花が咲いているところを表現

そして最後に音楽に合わせて、木津さんが教えてくれたダンスをしながら皆で室内を回りました。とても良いアイスブレイクになり、参加者全員と顔を合わせることができました。

【フラットのこれまでの活動の振り返りと今後の展望について】
フラットの活動は、2024年3月26日、阿佐谷地域区民センターに5人で集まり立ち上げたのが始まりとのこと。
年間の活動内容の説明と、ホームページ、会則の改訂など今後の展望について説明がありました。
今後は、「みんなのダンス」は第3日曜日、「みんなのボドゲ」は第2土曜日、「ともなりの場」は第4土曜日の開催を予定しているそうです。

フラットのこれまでの活動の振り返りを代表の木津さんが説明しているところ


【ともなりの場】
ともなりの場は、障害を持つ当事者がどのようにして地域に参加していくかを考える場です。
この日は、障害の今昔について障害者の3つのバリア(情報・意識・環境)を題材に、グループに分かれて話し合いをしました。バリアフリー化や電車のホームドアの設置、発信手段の多様化、障害者のためのイベントが増えたなど多くの点で改善されてはきていますが、就労関係ではさらに改善を望む声もありました。次回は「障害者の恋愛」がテーマとなるようです。

グループ内で話したことを発表、皆で共有しているところ


【みんなのボドケ】
交流をもっと気楽に!をコンセプトにボードゲームなどで遊ぶ場です。
Ito、ハゲタカのえじき、ニムトの3つのボードゲームを行いながら、ゲームでの会話を楽しみました。
「子どもの頃はテレビゲーム機などで遊んでいることが多かったが、大人になってボードゲームの楽しさを初めて知った。」と木津さんは話していました。

ボードゲーム「二ムト」
ボードゲーム「Ito」で会話を楽しんでいるところ

今回、参加して、今までなかなか出会う機会がなかった障害当事者の方と3つのプロジェクトを通して色々なお話をし、楽しい時間を過ごすことができました。当事者の方たちが全てのプロジェクトに笑顔で参加していて、日々の生活の楽しいこと、困ったことを遠慮なく話せる場所になっていました。一人の青年は、健常者と区別なくプレーできるボッチャの選手として、大会で良い成績をあげていることを嬉しそうに話してくれました。

代表の木津石生さん

活動に参加したい当事者の方、多様性を受け入れる方などの参加、大歓迎とのことです。皆さんもフラットのメンバーに会いに行ってみませんか?
すぎなみ協働プラザでは、これからも地域に根差した活動を目指しているフラットを応援していきたいです。

フラット公式サイト
https://flat-sugi.wraptas.site/
https://www.instagram.com/flat.sugi
https://note.com/flat_sugi

(※1)イマジナス
IMAGINUS|未来をつくる杉並サイエンスラボ。東京都杉並区の廃校をリノベーションした新しい科学体験施設。
https://www.imaginus-suginami.jp/

写真・文責:椎野

【下井草に誕生】地域を繋ぐ交流拠点「みんなのおうち たっぷ」オープニングイベントにお邪魔しました。

西武新宿線井荻駅の近く、井荻商店街に、新たな交流拠点「みんなのおうち たっぷ」がオープンしました。地域に根ざした活動を目指す「TOWN&PEOPLE(通称TAP)」が運営するスペースの、記念すべきオープニングイベントの様子をお届けします。

代表の伊藤益子さん。たっぷの前はたくさんの人が行きかいます。

代表の伊藤益子さん。たっぷの前はたくさんの人が行きかいます。

「みんなのおうち たっぷ」とは?

「TOWN&PEOPLE(通称TAP)」は、2024年5月に下井草地域に住む人たちが中心となって立ち上げた任意団体です。井草・下井草・上井草地域を一つの大きな家族と捉え、「まち」と「人」を結びつける様々な企画を行っています。その活動の拠点となるのが、この度オープンしたコミュニティレンタルスペース「みんなのおうち たっぷ」です。西武新宿線井荻駅から徒歩3分ほどの場所にあり、誰もが気軽に立ち寄り、それぞれの「やりたい」を実現できる場所、そして地域の人々が出会い、繋がることで、より豊かなまちを創っていくことを目指しています。

「みんなのおうち たっぷ」は、以下の3つのスペースで構成されています。

  • キッチンスペース: 食堂やカフェ、子ども食堂など、食を通じた交流が生まれる場所。
  • オープンスペース: 講座や相談会、マルシェ、子どもの居場所など、多目的に利用できる広々とした空間。
  • フローリングスペース: 打ち合わせやヨガ、作業など、落ち着いた環境で利用できるスペース。

様々な用途で使える3つのスペースがあります。

地域からの温かい支援!クラウドファンディング達成

「みんなのおうち たっぷ」は、開設にあたってはクラウドファンディングが実施され、目標金額を大きく上回る支援が集まったそうです。

オープニングイベント当日の様子

4月28日に行われたオープニングイベント当日、たっぷの前は賑やかな雰囲気に包まれていました。コーヒーと焼き菓子の良い香りと楽しそうな会話の声が響き、ふらりと立ち寄る地域の方の姿も多く見られました。

会場には、開店準備中の地域のカフェや、手作りの温かさが伝わるハンドメイド雑貨店、地域包括支援センター「ケア24」、そして大学生による地域活動「駄可笑屋敷プロジェクト」など、多彩な顔ぶれが並びました。

駄可笑屋敷プロジェクトの学生さん。今後は、駄菓子屋さんと子どもが遊ぶ場を作るそうです。

たっぷの活動に共感する人々が集い、それぞれの活動を紹介し合ったり、和やかに談笑したりする様子は、まさに地域コミュニティの縮図のよう。代表の伊藤益子さんが、訪れる一人ひとりに笑顔で声をかけているのが印象的でした。

伊藤さんは、「ここでは、たっぷを借りる人が高齢者向けの血圧測定のような企画をするかもしれないけれど、その時たまたま子どもが遊びに来ても、『どうぞ』と言ってほしいんです。人と人が繋がることが、何よりも大切だと思うから」と語ります。レンタル利用者とは必ず面談を行い、共に「まちと人を繋ぐ」というコンセプトを共有していくという、たっぷの丁寧な姿勢も印象的でした。

「色々な人と話すことで、私自身も思いつかないような面白いアイデアが生まれるかもしれない。みんなで一緒に、この場所を育てていきたいんです」と、未来を見据える眼差しで語る伊藤さんの言葉には、この場所への深い愛情が感じられました。

結び

「みんなのおうち たっぷ」は、地域に住む人々にとって、温かい居場所となり、新たな繋がりを生み出す拠点となるでしょう。たっぷに集う皆さんの情熱と、地域の方々の期待が詰まったこの場所が、これからどんな物語を紡いでいくのか、私たちも楽しみにしています。近くにお越しの際は、ぜひ「たっぷ」を訪れてみてください。

TOWN and PEOPLE みんなのおうち たっぷ ホームページはこちら
https://min-tap.com/

住所
167-0022
東京都杉並区下井草4-29-17

写真・文責 山口

グリーンスローモビリティ乗車体験と荻外荘散歩

2025年3月28日に、話題のグリーンスローリーンスローモビリティに乗って、荻窪をプラっと散歩してきました!

グリーンスローモビリティって?
「グリーンスローモビリティ(通称グリスロ)」は、最高速度は時速19kmとゆっくりですが、公道を走れて電気で動く環境にもやさしい乗り物です。①荻窪駅西口→②太田黒公園→③荻外荘公園→④桃井第二小学校→①荻窪駅西口と周回しています。
荻窪では、茶色を基調にしたレトロモダンなデザインで、街にしっくりなじむかわいい車体が走っていました。車両はカート型とバス型があるそうですが、今回はカート型に乗ってみました。

バス型車両
カート型車両

実際に乗ってみた!
出発は荻窪駅西口の乗り場から。1回100円で乗車できます。現金のほかキャッシュレス(交通系ICカード、電子マネー、2次元コード)にも対応しています。今回はSuicaでお支払いしました。

荻窪駅西口乗り場
Suicaで決済

乗る前は「公道を走って大丈夫?車とぶつからない?」とちょっと不安もありましたが、乗ってみるとビックリ。とてもスムーズ、そして快適。
ルートもしっかり考えられていて、車とのすれ違いもあまりないので安心して乗っていられるし、乗り心地も悪くありません。

しかも、カート型は横が開いていて開放感抜群!のんびり走るからこそ、見慣れた道でも「えっこんなところにこんな建物あった?」と新たな発見があって、楽しい気分になります。

車窓から見える景色
区民の足としても活躍しています

運転手さんに話を聞くと、休日は観光で来る人が多くて、平日は地元の人が買い物などでも利用しているのだそう。地元に根付いた存在になってきているようです。

荻外荘にも寄り道
降りたのは「荻外荘公園」停留所。そこから歩いて2~3分のところに「荻外荘(てきがいそう)」の入口があります。

荻外荘は、もともと大正天皇の侍医・入澤達吉の別邸として建てられ、その後は政治家・近衞文麿(このえふみまろ)が住んでいた歴史ある建物。建築は伊東忠太によるものだそうです。

荻外荘入口

杉並区が10年かけて復原整備を進めて、ついに2024年12月に一般公開がスタート。南側の芝生広場では、近衞文麿が暮らしていた頃の木々も残っているとのこと。
今回は時間の関係で住宅の中までは見られませんでしたが、それでも外から眺めるだけで歴史を感じる、落ち着いた場所でした。

公園からみた荻外荘

■ まとめ
グリスロは、ただの移動手段じゃなくて、「街を楽しめる乗り物」という感じです。いつもの道も建物も、ちょっと視点を変えるだけでこんなに景色が変わって見えるのだと実感できました。
次は荻外荘の中もじっくり見てみたいし、また別の場所に寄り道してみたいなと思える、グリーンスローモビリティ乗車体験でした。

写真・文責:大久保

みんなの成田フェスタ2025春@コミュニティふらっと成田

2025年4月20日、NPO法人プロップKが受託しているコミュニティふらっと成田で開催した多世代交流イベントに参加してきました。

当日は600名を超える方々の参加があったようです。
多世代交流イベントということでまずは杉二小ウインドバンドの演奏から始まり、キッズダンス、フラダンス体験、チェロとピアノの演奏会、最後は菊水連の阿波踊りなどのプログラムがありました。
ほかにもロビーや集会室では、たくさんのワークショップや物品の販売がされていました。
私自身も以前の職場の人たちや地域の方たちに会って「久しぶり」のお話がたくさん聞けて楽しい一日になりました。

最初にたくさんの「てぶちゃん」が入り口でお出迎えしてくれました。

てぶちゃんとは、柳瀬忠彦さんという現在大島にお住いの作家さんが考案された手袋人形です。

ハート・トゥ・アートを主宰している渡辺さんがコラボして2003年に白い軍手で2千体以上制作し「高円寺の街をてぶちゃんで飾る」という企画をしたのが、てぶちゃんの杉並デビューのようです。杉並ボランティアセンターが発行している情報紙『ボラン・て』のイメージキャラクターにも採用されています。
今回てぶちゃんは、お迎えしてくれただけでなく、てぶちゃんを作るワークショップもありました。

他にも初めてでもできる編み物ワークショップやタイルモザイクのワークショップも人気でした。子育て応援券が使えるワークショップもありました。駄菓子などもあり老若男女みんなが楽しめたイベントでした。

写真・文責:朝枝