団体訪問「第45回杉並野草展」を訪ねて

毎月、すぎなみ協働プラザ(以下、プラザ)の交流コーナーを定期的にご利用いただいている「杉並野草の会」(※1)は、プラザのスタッフになじみ深い団体の一つです。メンバーの皆さんの和やかな雰囲気を見ているうちに、実際の活動を見てみたいと思い、2026年4月17日、大田黒公園で開催された「第45回杉並野草展」を訪れました。
この催しは、杉並野草の会が長年大切に育んできた、春の恒例行事です。今年は4月17日(金)~19日(日)の日程で開催されました。例年入場者数は3日間で計2,000人を超えるそうです。

会場となった大田黒公園の催物広場に足を踏み入れると、そこには会員の方々がこの一年のあいだ、愛情を込めて育て上げた約400鉢もの野草たちが、整然と並べられていました。 山野でひっそりと息づく可憐な野草たちを、こんなにたくさん間近で見ることができるのはここだけです。お揃いの緑色のエプロンを身につけた会員の方々が出迎えてくださり、野草の名前や育て方のコツなどを丁寧に解説してくださいました。専門的な知識を持つ方々から直接お話を伺うことで、野草の世界に引き込まれていくような感じがしました。

家庭での野草栽培の普及促進のため、苗の頒布や野草の種の無料配布も行っていました。
訪問した日は天候にも恵まれ、絶好の野草展日和となりました。公園内では、八重桜(サトザクラ)がちょうど満開の時期を迎えており、淡いピンク色の花びらが青空に映えていました。 地面を彩る小さな野草たちの繊細な緑と、頭上で咲き誇る満開の八重桜のコントラストは、自然が描いた絵画のようで、幸せな気持ちになりました。

今回の訪問を通じて、改めて地域の自然環境や、それを守り育てようとする人々の温かな活動に思いを馳せる素晴らしい機会となりました。

(※1) 杉並野草の会は、昭和51年11月に発足し、野草栽培を趣味の領域に留めるのではなく、杉並区民が野草と関わることを通して、緑化活動や自然保護活動への関心を深められるよう活動しています。月1回自然観察会を実施し、会報は毎月発行。昭和57年からは区の後援を得て、毎年4月の3日間、会員が育てた野草の展示会「杉並野草展」を大田黒公園催物広場で開催しています。杉並区認定みどりのボランティア団体(※2)としても活動中です。

「杉並野草の会」すぎなみ地域コム概要ページ
https://www.sugi-chiiki.com/suginami-yasou

(※2) 杉並区認定みどりのボランティア団体:地域のみどりの保全及び育成のためのボランティア活動をする団体のうち、杉並区が認定する団体

文責・写真:椎野

2025年度(令和7年度)杉並区NPO向け アンケート結果について

すぎなみ協働プラザでは、昨年度の3月に地域活動団体の活動状況や、すぎなみ協働プラザの活用状況などを調査するためにアンケートを行いました。
すぎなみ協働プラザにご登録いただいている団体と、杉並区に住所のあるNPO法人にご協力いただき、76件のご回答を頂きました。ありがとうございました。頂きましたアンケートは、今後のプラザの運営にいかしてまいります。

<概要>

概要対象:すぎなみ協働プラザ登録団体、及び杉並区に主たる事務所を置くNPO法人
期間:令和8年2月18日~令和8年4月15日
回答:76件

<目的>

杉並区内のNPO法人及び地域活動団体が、どのようなことに困っているのか、どのような取組を行っているのかを把握し、団体の活動が活発になるよう適切な支援を行うため。

回答結果

・各項目をクリックすると、指定の場所へ移動します。
・自由記述欄や「その他」回答欄は誤字を修正、また、個人情報が特定される名称の削除、同様の意見の集約等の校正をしています。

【目次】

団体に関して

  • 活動の形態
  • 活動分野
  • 現在行っている活動以外で、他団体とコラボできる特技や活動などはありますか?
  • 団体の年間事業規模
  • 収入の種類
  • もっとも収入が多い財源
  • 団体の運営に関わるスタッフの数
  • 現在の活動で団体が必要な支援
  • 上に挙げた以外に、知りたいことや支援が必要なことがありましたら、お書きください。

すぎなみ協働プラザに関して

  • すぎなみ協働プラザを利用したことがありますか。
  • 「利用したことがある」とお答えの方は、利用された目的をお答えください。
  • すぎなみ協働プラザが行っているサービスの満足度について伺います。
  • すぎなみ協働プラザへの要望がありましたら、お聞かせください。

■杉並区NPO支援基金の助成申請に関して

  • 杉並区NPO支援基金の助成(杉並区NPO活動資金助成)を知っていますか?
  • 申請をしない理由は何ですか。(複数選択可)

■すぎなみ地域コムに関して

  • すぎなみ地域コムに登録していますか。
  • 上記設問にて、「①すぎなみ地域コムの団体登録をしている」を選択した方にお聞きします。利用の仕方について該当するものはどれですか。
  • 上記設問にて、「②すぎなみ地域コムの団体登録をしていないが、閲覧したことがある」を選択した方にお聞きします。利用の仕方について該当するものはどれですか。
  • 上記設問③「すぎなみ地域コムを知っているが、団体登録・閲覧したことはない。」を選択した方にお聞きします。すぎなみ地域コムを利用しない理由は何ですか。

今後の展開について

  • 現在進行している、または、来年度から検討している新しい試みや事業、取組などはありますか?よろしければお聞かせください。

■団体に関して

回答団体の約8割が任意団体とNPO法人で占められ、地域活動の核を担っている。活動分野は「子ども」「地域づくり」「高齢者」が上位だが、複数分野にまたがる活動も多く、多角的な活動展開が推察される。スタッフ数は10人以下の団体が過半数を超え、少人数での運営が中心となっている。支援ニーズでは「広報」や「活動場所」に加え、「仲間集め」が上位に挙がっており、メンバーの確保が切実な課題のようである。ま

【活動の形態】


【活動分野】※複数回答あり


現在行っている活動以外で、他団体とコラボできる特技や活動などはありますか?
※個人や団体の特定されるものや、機密事項等は非公開とさせていただいております。
※回答の趣旨を損なわない範囲で誤字脱字等の微修正を行い、原則として原文のまま掲載 しています。

  • 「絵本の読み語り」は年齢を超えて、どの年代でも楽しんでいただけます
  • 100名規模の講座や映画会運営のノウハウがある。読書会やグループ運営の経験が多い。絵本読み聞かせ
  • 町会や商店街や企業に向けて公式LINE構築やSNS運用、地域団体に向けたITを使った活動運営や若者を集める施策もできます
  • コンサートの企画運営や出前などできます
  • サッカーに関すること
  • パソコンや行政手続きや助成金の書類作成は得意な方です
  • マジック、ギター等
  • まち歩き
  • モルック、防災、科学遊び、バルーンアートなど
  • 引きこもりの子供達の集団支援
  • 会員世帯に向けた広報が可能です
  • 健康測定会
  • 公園で毎朝ラジオ体操・気功を行っていますので、「地域デビュー」したい方や生活習慣を整えて健康増進したい方お気軽にご参加ください
  • 高齢者や障がい者を対象に訪問美容をしてますが、美容アクティビティができますので健康に関する活動をされている団体とのコラボができましたら嬉しいです
  • 高齢者向けフレイル予防の体操指導、パソコンやスマホ操作のサポート
  • アートを通して、多世代へ向けたワークショップも可能です
  • 子育てで大変な思いをしている親、孤独を感じる高齢者に接する機会が多いので、それらの人々との連携・支援をめざす団体についての情報提供をすることができます
  • 子供たちに海の環境工作教室の開催が出来ます
  • 視覚障碍者のための点訳ボランティアの養成
  • 小さな落語会を行うことが出来ます
  • 人をつなぐコーディネートできます
  • 杉並の活性化を図るイベント(すぎなみ産業マルシェ等)
  • 杉並区内ウオーキングのお手伝い
  • 多文化共生に関するイベント開催、やさしい日本語講座
  • 駄菓子屋、ポン菓子機械などをイベントや祭りに出せるかもしれません
  • ニュースポーツやマイナースポーツの普及を行い、新たなスポーツコミュニティに繋がるお手伝いが可能です
  • 地域・家庭文庫と連携して絵本などの保管やおはなし会活動など、子どもと本との触れ合いの機会を増やす活動を広げられないか検討中です
  • SDGsやポストSDGs、国際情勢の読み方、国際協力の過去現在未来、こども・若者に対する生き方講座(世界とのつながりの中で)、人権・多文化共生など広範な社会課題をテーマにしたワークショップなどにも対応できます

【年間事業規模】


【収入について】※複数回答あり

【スタッフの人数】


【必要としている支援】※複数回答あり

※上記グラフへの補足:見切れている項目は下記をご参照ください。


上に挙げた以外に、知りたいことや支援が必要なことがありましたら、お書きください。
※個人や団体の特定されるものや、機密事項等は非公開とさせていただいております。
※回答の趣旨を損なわない範囲で誤字脱字等の微修正を行い、原則として原文のまま掲載 しています。

  • 「仲間あつめ」に含まれますが、プロボノ(メンバー自身が割いた時間や労力に対する報酬無し)であっても、自立的に役割を担ってくれる人(とりわけ、小中高大学生や若者、あるいは教育関係者、子どもを持つ親など)を着実に増やしていくことができれば、と思っております。
  • アンケート集計の委託。
  • イベントに参加、出店してくれる企業や団体の紹介。
  • 区民掲示板「でんごん君」に学習会案内のチラシを掲示している。地域ネットも使わせていただいている。当会の事業や存在をしていただく手段がほしい。
  • グループワークの仕方、会議交流の仕方。
  • 活動のための会議室確保。
  • 企業協賛
  • 区が取り組む新たな施策情報。
  • 作業に使う工具やブルーシートなどを置く保管場所、および作業場を探しています。
  • 時々、必要な備品などの購入したいときの助成。
  • 税務、法務についての個別相談。

■すぎなみ協働プラザに関して

今回のアンケートでは、回答のあった76団体のうち59団体から記名での回答をいただき、そのうち3団体が「すぎなみ協働プラザ」の未登録団体だった。
集計の結果、約85%の団体が利用経験を持ち、各種相談や講座・交流会が主な利用目的となっている。多くの項目で満足度が高く、すぎなみ協働プラザの対応への感謝の声も多く寄せらた。一方で、スペースの拡充や拠点へのアクセス、専門的な事務相談など、より踏み込んだ支援や環境改善を求める具体的な要望も寄せられた。

【すぎなみ協働プラザの利用履歴】

「利用したことがある」とお答えの方は利用された目的をお答えください。※複数回答あり


すぎなみ協働プラザが行っているサービスの満足度

●各種相談:来所・メール・電話等の方法での相談

●すぎメール:月に1度、NPO支援の制度・助成金、イベント案内等を配信するメールマガジン

●すぎなみ地域コム:区が設置するHPに、団体の紹介ページを無料で掲載できるサービス

●交流コーナー:協働プラザに併設している打ち合わせ等に利用できるスペース、大判印刷の利用等

●交流会:団体相互が顔の見える関係を築くため、話し合い、情報を共有するイベント

●チラシラックの貸出:阿佐谷地域区民センターとすぎなみ協働プラザ内チラシラックの貸出

●講座:NPOの運営や地域活動の活性化を後押しするスキルアップのための講座

●すぎプラ通信(広報紙):すぎなみ協働プラザが発行する杉並区のNPO情報紙

●杉並区NPO活動資金助成事業:寄附と区の財源をもとに、NPO法人等が行う地域の公益的な活動に対する助成金の交付に関しての相談及び受付

すぎなみ協働プラザへの要望がありましたら、お聞かせください。
※個人や団体の特定されるものや、機密事項等は非公開とさせていただいております。
※回答の趣旨を損なわない範囲で誤字脱字等の微修正を行い、原則として原文のまま掲載 しています。

  • NPOの運営に詳しい事務担当者、相談員
  • 協力してくれるボランティアを紹介してほしい
  • チラシ・ホームページ・公的ライン・インスタの利用についての講座
  • とにもかくにも、プラザのみなさんの真摯で丁寧なご対応、そして、有益な情報をご提供いただいていることに深く感謝申し上げます。また、いわゆる一斉送信による情報提供のみならず、私どもの置かれた状況や個別のニーズを踏まえた肌理の細かいご対応に感謝し敬服しております。今後ともよろしくお願いします
  • プラザさんのスペースがもっと広い(2倍程)と利用者にはとてもありがたいです
  • 一緒にイベント開催できる団体等と知り合いたい気持ちはあるが、自団体の活動と交流会等がかぶりがち
  • 会員募集
  • 賛同してくれるスポンサーを紹介してほしい
  • 活動の場所の提案、団体紹介
  • 区民センターでの活動を80%、協働プラザでの活動を20%程度にしてほしい。プラザは遠すぎる
  • 今度ラミネート加工の仕方を教えていただきにいきたいです
  • 私たちのNPO法人を利用する障害者の方が全国にまたがり、杉並区の利用者が少ないため助成該当から外れるので、杉並区にある団体ということも重視していただきたい
  • 杉並NPOガイド、年1回発行が、続いているのでしたら、掲載をお願いしたい。一度、機会を逃してしまったままで推移
  • 地域コムの情報が個人情報の羅列であること、団体の情報が検索エンジンにリンクしないこと など、メリットがわからないです
  • 分かりやすいプレゼンテーションの組み立て方
  • 様々な情報をいつも有難うございます

■杉並区NPO支援基金の助成申請に関して

NPO活動資金助成の存在は広く知られているものの、申請経験がある団体は約3割に留まっている。申請しない理由として「必要がない」という回答のほか、マンパワー不足による「書類作成の時間や手間の負担」を挙げる団体が多かった。

杉並区NPO支援基金の助成(杉並区NPO活動資金助成)を知っていますか?

助成金の申請をしない理由は何ですか】※複数回答あり

■すぎなみ地域コムに関して

回答団体の約8割が登録しており、主な目的は「活動の周知」だった。一方で、自前のホームページを持たない団体にとっては有効な広報手段として機能している。

すぎなみ地域コムに登録していますか】

上記設問にて、「①すぎなみ地域コムの団体登録をしている」を選択した方にお聞きします。利用の仕方について該当するものはどれですか。※複数回答あり

上記設問にて「②すぎなみ地域コムの団体登録をしていないが、閲覧したことがある」を選択した方にお聞きします。理由は何ですか。

どのような地域団体があるのか知りたかったから1
合計1

上記設問にて「③すぎなみ地域コムを知っているが、団体登録・閲覧したことはない」を選択した方にお聞きします。すぎなみ地域コムを利用しない理由は何ですか。※複数回答あり

今後の展開について

現在進行している、または、来年度から検討している新しい試みや事業、取組などはありますか?よろしければお聞かせください。
※個人や団体の特定されるものや、機密事項等は非公開とさせていただいております。
※回答の趣旨を損なわない範囲で誤字脱字等の微修正を行い、原則として原文のまま掲載しています。

  • 町会・商店街向けのIT支援、広報支援。企業・団体向けの若者集め
  • 落語ができ、お出でになった方々が交流ができるスペース作り
  • バザー 映画会か講演会
  • バリアフリー映画会の開催等
  • ボランティア養成講座の開設
  • レンタルスペース事業 地域への貸室
  • 介護予防事業
  • 入院児の付き添い家族支援
  • 放課後等居場所事業の展開
  • 主に多文化共生に関する企画
  • 杉並区内小学生向けイベント実施予定
  • 性的マイノリティの理解促進活動
  • 新規会員や運営委員を獲得していきたい
  • 新入会員の募集
  • 創立周年記念事業
  • 町会内でのIT技術の利用方法

ご回答にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

団体訪問 「災害食『実食訓練』 食べチャレ ライフライン停止!何をどうやって食べるか?」

2026年3月13日(金)、すぎなみ食育推進の会(以下、すぎ食)が会員となっている、福祉防災ネットワークすぎなみ主催の「災害食『実食訓練』 食べチャレ ライフライン停止!何をどうやって食べるか?」に、すぎ食代表の堀田さんよりお誘いいただき見学してきました。

『実食訓練』とは、災害時に備えて実際に食材を調理・試食するもので、ライフラインの停止や季節・時間帯によって生まれる過酷な状況下で「本当に食べられるか」を確認し、備蓄を見直す貴重な機会となります。

今回は、一般社団法人日本災害食学会の森下園子氏を講師に迎え、大地震発生から2日目の昼、在宅避難が可能だが、電気・ガス・水道がすべて停止した状況を想定して行われました。

講師の森下園子氏
主催者の瀧澤征宏氏

主催者の瀧澤征宏氏による挨拶の後、参加者からはアルファ化米やパンの缶詰、レトルト食品、野菜不足を補うための野菜ジュースやドライフルーツなど、各自の想定に基づいた備蓄品が披露されました。

持ち寄った食材を持ってパチリ!

調理が始まると、ポリ袋で炊飯やおかずを作る「ポリCOOK」や飯盒(はんごう)での炊飯、缶詰を組み合わせたアレンジ料理などが次々と作られ、参加者同士でシェアされました。作業の途中には室内照明を消し、懐中電灯やランタンの明かりのみで調理を行い、不自由な環境下での難しさも体験しました。

途中に、すぎ食の堀田さんより、発災時から6日目まで、フェーズに合わせてどのような食品を用意すべきか、またそれらに含まれる栄養素の役割について説明があり、大変勉強になりました。

森下氏からは、
・紙コップや紙皿はラップやビニールを被せて使う。洗えない状況で虫の発生を防ぎ、ゴミも削減できる。ビニール手袋も必須。
・備蓄食料の賞味期限は別シールで大きく表示すると良い。カセットボンベにも使用期限があるため定期チェックが必要。
・普段のおかず(煮物など)を1食分ずつラップして冷凍しておくと良い。災害時初期の非常食として非常に有効である。
・ポリCOOKでご飯を炊いたら、缶詰の焼き鳥や塩昆布などで自分の好きな味にすると良い。
・湯煎時は鍋底に皿やキッチンペーパーやシリコン等を敷くとビニール袋の破裂を防ぐ。
・お餅、麺類も備蓄しておくと良い。
・応用して楽しく食事してほしい。

など、具体的な工夫を教えていただきました。

食べ終わった後は、グループに分かれて、災害時3日間の献立を考えました。
甚大なる被災により、発災初日から数日間は精神的かつ肉体的にも食べ物の受け入れが困難な状況が予想されるため、のど越しが良く栄養価にもすぐれているものが良いなど、皆で意見を出し合い共有しました。

最後に参加者からの風よけ付きのカセットコンロなどの便利グッズの紹介もあり、日頃の備えの質を高めるヒントがありました。

参加者からは、
「想像していたよりずっと美味しかった」という安堵の声が漏れる一方で、ご飯やパンなどの主食が中心となったことで「喉の渇きを感じ、汁物が欲しくなった」という、実食して初めて気づく切実な課題も見えてきました。さらに、不安で食欲が落ちる災害時でも「カレー味なら食欲が湧く感じがする」といった心理的な発見もあり、味のバリエーションの重要性を再認識する機会となりました。
また、「これからはスーパーに行った際、普段の買い物の延長線上で災害食になりそうなものを見つけてみたい」という前向きな意欲が語られました。単なる知識の習得に留まらず、五感を使って「食べること」の難しさと大切さを体感したこの訓練は日常生活の中で防災意識を育む「ローリングストック」の真髄に触れる、大変有意義な訪問となりました。

すぎなみ食育推進の会 https://www.sugi-chiiki.com/shokuiku-suisin

福祉防災ネットワークすぎなみ https://www.instagram.com/p/DV5tRG9j2rT/

文責・写真:椎野

すぎなみ協働プラザ登録団体の活躍を見に!西荻センターまつり2026

2026年2月28日(土)、西荻地域区民センターまつりに行ってきました。

今年の西荻センターまつりは2月28日(土)と3月1日(日)の2日間開催のうち、28日は「昼の部」と「夜の部」の二部構成というボリュームのあるお祭りでした。会場となる勤労福祉会館の外にはポップコーンや綿あめ、焼きそば等の飲食の模擬店が出ていて、お祭りムードたっぷり。館内には、プラザの登録団体として日頃から熱心に活動されている皆さんの姿がありました。今回は、現場で輝いていた2つの団体(ななほし倶楽部、駄可笑屋敷プロジェクト)を中心に、当日の様子をレポートします。

創造力を劇にする!「ななほし倶楽部」の舞台発表

1階ホールでは、「ななほし倶楽部」が、劇の発表をしました。ななほし倶楽部は、演劇ワークショップを通じて、「できた!」「やりきった!」と感じられる“成功体験”を子ども達に実体験してもらう活動をしています。

「ななほし倶楽部の活動をもっと広く知ってほしい、仲間を増やしたい、発表の場が欲しい!」という想いから、センターまつりへに応募し、出場が実現しました。

披露したのは、昔話「浦島太郎」をモチーフにした創作劇。

堂々と大きな声で演技をするメンバーの子ども達

物語の後半部分を、出演する子どもたちが自分たちで考え、発言し、ストーリーを構成していくというユニークな形式をとっています。

大人から子どもまでが同じ舞台に立ち、観客を飽きさせないメリハリのある演出が印象的でした。

単なる劇の発表ではなく、子どもたちが自分の意見を言葉にし、表現するプロセスを大切にする。そんな「ななほし倶楽部」ならではの、思考力や発言力を育む実践的なアプローチが光るステージでした。

子どもたちの笑顔の源!「駄可笑屋敷プロジェクト」の縁日

地下2階の体育室「おまつり広場」に降りると、バルーンアート、輪投げ、スーパーボールすくいなど、子ども達の笑顔が溢れる出店がたくさん。体育室の入口でコインを購入して遊びます。

出店のひとつに、「駄可笑屋敷プロジェクト」のワクワクが詰まった縁日ブースがありました。駄可笑屋敷プロジェクトは、杉並区では方南銀座商店街で「駄菓子屋」兼「こどものための居場所」を提供している団体です。最近では井荻地域の「みんなのおうちたっぷ」でも活動をスタートさせるなど、着実にその輪を広げています。

この日は、射的やスマートボールなど、子どもたちが夢中になれる遊びを提供していました。スタッフの大学生は笑顔で問いかけてくれるので、子ども達は安心して遊んでいました。

代表の久我さんは、「上手だねぇ!」「いいよ、いいよ!おまけだよ!」と、遊びに来ている子が喜ぶ声がけをするので、子どもたちの姿が絶えず、「もう1回やる!」と言ってコインを買い足しに行く子も。会場の活気を牽引していました。

「遊び」を通じて、地域の大人と子どもが触れ合える空間、そこでは、子どもたちが目をキラキラと輝かせていました。

館内では他にも、荻窪警察書による白バイde記念写真や、鉄道模型の運転展示、不用品を繋ぐ「0円均一」など、多くの団体がそれぞれの色でお祭りを彩っていました。

今回ご紹介した「ななほし倶楽部」や「駄可笑屋敷プロジェクト」のように、すぎなみ協働プラザ登録団体の皆さんは、日々の活動を地域住民の方々へダイレクトに届け、地域の皆さんの笑顔を増やす活動をしています。

私たちすぎなみ協働プラザは、これからもこうした団体を支援してまいります。現場で活動する皆さんのエネルギーを間近に感じることができ、とても充実した見学訪問となりました。

ななほし俱楽部 https://nanahoshi-club.com

駄可笑屋敷プロジェクト https://dagashi-ysk.com

文責・写真:大庭

訪問レポート 杉並ボランティアセンター [ボラセン団体交流会]

杉並ボランティアセンター「ボラセン団体交流会」へ行ってきました!

 2026年1月31日、杉並ボランティアセンター主催の団体交流会に参加してきました。今回のテーマは「デジタルを使って活動力アップ」。「もっと自分たちの活動を知ってもらいたい!」「参加してほしい!」という想いや、デジタルを使って解決したいという想いを持つ地域活動団体やボランティアグループの皆さんが集まりました。

【目からウロコ!SNSの使い分け術】
 第1部では講師の秋本創さん(NPO法人埼玉情報センター事務局次長)から、「SNSとは」「各SNSの特性(Instagram、LINE、X(旧Twitter)、Facebook)」「紙とWEBの連携、AIの活用」など幅広くお話しいただきました。「この活動内容なら、X(旧Twitter)と相性がいいですよ」「動画で見せると、活動の雰囲気がパッと伝わります」など、現場経験に基づいた具体的なアドバイスをたくさんいただきました。

デジタル活用で活動の幅を広げるコツを語る秋本さん。熱意あふれる講義に、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていました。

秋本さんのお話しを伺い、思わず心の中で「へぇ〜、そうなんだ!」と何度もつぶやいてしまいました。秋本さんは、さいたま市市民活動サポートセンターに在籍していた経験もあり、そこでの豊富な相談経験から、参加者に寄り添った目線で話をしている姿に、同じ中間支援の立場としてたくさんの学びを得ることができました。

【リアルな声が飛び交う交流タイム】
 休憩を挟み第2部では、グループごとに情報交換をする交流会でした。各団体がどのようにICTを活用しているか、リアルな「本音」が語られました。
※ICT・・・情報処理および通信技術の総称を指す用語のこと。スマートフォン、SNS、Web会議ツール(Zoom等)を使い、業務効率化や情報共有の迅速化に役立てることで、運営メンバーの負担を軽くする工夫のこと。

参加したグループで特に話題になったのはLINEのオープンチャットでした。オープンチャットで情報を発信しているという団体の方に、オープンチャットに関する質問が飛び交いました。「匿名で気軽に参加してもらえるのが魅力」というメリットがある一方で、「匿名だからこそ、不適切な書き込みへの対策も必要」という課題も。便利さの裏側にある“運用のコツ”を共有できるのは、こうした対面交流の醍醐味です。

【つながりが広がる、うれしい瞬間】
 会の締めくくりには、すぎなみ協働プラザが窓口となっているポータルサイト「地域コム」を紹介しました。地域コムとは、杉並区が持つ地域活動団体を紹介するポータルサイトの名称で、すぎなみ協働プラザ登録団体が利用することができます。

終了後、「はじめまして」の団体さんから「団体登録を検討したい」とお声がけいただき、新たな出会いに嬉しくなりました。素敵な機会をくださった杉並ボランティアセンターの皆様、本当にありがとうございました。

会場には、すぎなみ協働プラザにご登録いただいている団体の方も多くいらっしゃいましたが、「はじめまして」の方とも、つながりを広げることができ、とても有意義な時間となりました。

この交流会をきっかけにデジタルというツールを通して、杉並の地域活動の輪がさらに広がっていくことを期待しています。来年の団体交流会も楽しみです。

文責・写真:大庭
講師写真提供:杉並ボランティアセンター