NPO法人ちいきむすび

\\「ただいま~」と言いたくなる『ちいき食堂』//

2023年5月9日にNPO法人ちいきむすびさんが行う「八十八ちいき食堂」にお伺いしてきました。

17時のオープンと同時に「おかえりなさい~」と元気よく声をかけるおかみとスタッフ。お弁当を手にして帰っていく人には「いってらっしゃい~」と手を振り見送ります。ちいきむすびさんは、方南町のおにぎり屋さん「八十八食堂」にて、毎月第2火曜日に「八十八ちいき食堂」を実施しています。(※)

親も疲れる時がある、そういう時は頑張りすぎず、ご飯づくりをお休みして、子どもと触れ合う時間をふやして欲しいとの思いで「八十八ちいき食堂」を作ったそうです。

訪問したこの日には、母の日に向けてパウンドケーキと入浴剤を来訪者にプレゼントしていました。「八十八ちいき食堂」から出てくる人はみんな笑顔になって帰っていきます。それに対しておかみは、「私たちこそみんなの笑顔に元気をもらっているんです。」と嬉しそうに語ってくれました。

今までは50食程度を準備していましたが、どんどん人気が高まり、今日の「八十八ちいき食堂」では80食を準備しました。日によって提供数は上下しますが、今日は人気メニューのハヤシライスです。準備時間や衛生面を考えると手が一杯という現状がありつつも、本当はもっとたくさんの人に利用してもらいたいと、おかみはお話されていました。感染症が落ち着いて対面での食堂が再開できるようになったときには、今より広い会場でちいき食堂を開催したいとのことです。

そのためにNPO法人ちいきむすびさんは、空き家・空き店舗を提供してくださる方を随時募集しています。

「八十八ちいき食堂」のほかに、ケア24方南の協力のもと会場をお借りしておにぎりセラピーや、5月末にはプロの演奏者によるクラッシックライブを無料で開催するなど、精力的に活動の幅を広げているNPO法人ちいきむすびさん、これからますますの活躍が楽しみです。

(※)ちいき食堂の開催日程は、2023年5月の情報です。

最新の情報は、「八十八ちいき食堂」をご覧ください。

https://chiikimusubi.org/shokudo.html

写真・文責:大久保

【令和4年度男女共同参画啓発講座・杉並区NPO支援基金チャリティ講座】「ジェンダーってなんだろう?地域で誰もがいきいき活躍するために」開催レポート

令和4年度男女共同参画啓発講座・杉並区NPO支援基金チャリティ講座、
「ジェンダーってなんだろう?地域で誰もがいきいき活躍するために」を3月11日、25日の2回連続講座で実施しました。

講師には、武蔵大学名誉教授 元東京女子大学教授の国広陽子氏をお迎えし、ジェンダーについて様々な視点での講座やワークを通して教えていただきました。

参加者は男女年齢幅広く、約20名。

1日目は メディアを通して、時代とともに変わる女性像の変化やジェンダーにまつわる言葉の解説、歴史の変遷について学びました。時代の異なるディズニー映画の白雪姫とシンデレラを比べ、各自ワークシートを作成しました。これまでの常識を見直し、メディアが与える影響などを考えました。


2日目は 自己紹介を通して、自分をとりまく「常識」と呼ばれるものを認識するワークから始まりました。

次に、女らしさといえば「優しい」「料理をする」、男なら「強い」「めそめそするな」などの世間で感じる「らしさ」を書き出すワークから、自分の周りにある疑問に気が付いていきます。

最後に、身近な地域にあるジェンダーに関する問題を考える時間とし、解決策をみんなで考えるワークをしました。

「自治会の理事長やマンションの管理組合代表が男性ばかり」

「子どもの部活のサポートでの男性、女性での役割の違い」

「女性は家事、男性は仕事」など広い課題点があげられ解決策はこれ!というものはでてこない班もありましたが、頭を悩ませながら「世代によっても教育内容も違うだろう」

「家庭でも教育が必要」などの案が出ました。


参加者からは

「生活の中や身近な場でのジェンダーの問題気づくことが出来ました。まず、不都合に気付く事、そして声を出して行動すること。せっかく学んだことが日常で埋もれてしまわないように、これからもっと勉強したいと思います、ありがとうございました。」

「様々な方々の意見の交流があり、自分の意識の変化が芽生えとてもよかったです。
ジェンダーについてまだまだ日本も杉並も取組が遅れていると思います。」

という声をいただきました。

ジェンダー問題について、この2日間の講座、ワークの姿からも、悩みながら話し合いながら、「ジェンダーってなんだろう?」と考えつづけていくことが必要なのだと講座を通して我々も学びました。

イントロカフェ「あなたの力を学校で活かしてみませんか」開催レポート

イントロカフェ「あなたの力を学校で活かしてみませんか」を3月10日に行いました。

イントロカフェは、様々なテーマの話を聞き、社会課題や地域活動を知るきっかけの場です。

今回は、「学校」に興味があるけれど何から始めていいかわからない、そんな方に向けた地域活動のヒント(イントロ)をテーマに、杉並区地域学校協働活動推進員、井上尚子氏さんと、方南小学校支援本部の大嶋正人さんをお招きしてお話を伺いました。

初めに、井上さんからは杉並区の地域と学校の関わりの変遷・全体図
大嶋さんからは方南小学校の具体的事例をご紹介していただきました。

その後、参加者10名と井上さん、大嶋さん、すぎなみ協働プラザのスタッフで、
2グループに分かれて、自己紹介、活動したいエリア、参加した理由、最近関心があることなどなどを話すグループトークを行いました。

参加者の方からは、
「杉並区の子どもたちへの支援の仕組みが分かってよかった。」
「学校のコーディネーターという存在を知らかったのでとても興味がある。」
などのお声をいただきました。

すぎなみ協働プラザでは、今後も協働の第一歩となるきっかけや活動のサポートをしていきます。学校と地域の場だけに限らず、地域活動やNPO活動をしている方は、ぜひプラザにお声掛けください。

ステップアップ講座 NPO法人と地域活動団体の 「日々の会計処理お困り事を解決 」開催レポート

1月28日(土)にNPO法人と地域活動団体の「日々の会計処理お困り事を解決」をステップアップ講座として開催しました。

講師に認定NPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク理事の加藤俊也先生をお迎えし、日常の会計処理から決算、電子帳簿・インボイス制度について学びました。

資料として、東京商工会議所が発行している「今すぐ確認!中小企業・小規模事業者のためのインボイス制度対策[第2版]」を用いて、とても丁寧にわかりやすく教えていてだきました。

認定NPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク

東京商工会議所のホームページ

参加者からは、

・電子帳簿保存法改正点のポイントを知りたくて参加した。
 全体像がつかめてとても勉強になった。
・インボイス制度は知らない事だったので勉強になった。
・町内会なので直接はふれることないが、理解が進んだ。

というお声をいただきました。

講座終了後には個別相談会もあり、大変好評でした。

すぎなみ協働プラザでは、講座とは別でも会計にまつわるご相談についても受け付けております。
(専門家へお繋ぎのため、即時でのご回答は難しい場合があります。)

新年度から会計担当になる方のご相談などもお待ちしております。

すぎなみ協働プラザ

ステップアップ講座 非営利団体・地域団体向けはじめてのクラウドファンディング講座 開催レポート

11月1日(土)に【ステップアップ講座】非営利団体・地域団体向け はじめてのクラウドファンディング講座を開催しました。

こちらの講座は以下の視聴申込みリンクからYoutube上で見ることができます。
https://forms.gle/UsRNZ8nwvTnwTzFu6


東京おもちゃ美術館 NPO法人 芸術と遊び創造協会の 山田心さんを講師にお迎えし、クラウドファンディングの基本を教えていただきました。

講師の山田さんは、新宿の廃校を利用した「東京おもちゃ美術館」設立に向けて、寄付制度「一口館長」や疑似私募債などの資金調達を実施。他の団体のクラウドファンディングプロジェクトを立ちあげ、16のクラウドファンディングを成功させてきた方です。

前半は
・クラウドファンディングの仕組み
・クラウドファンディング運営会社のそれぞれの特徴(得意分野、手数料、フォロー)
・目標額達成には必要なこと、

後半は
・具体的に講師が経験した実際の失敗例、成功例
・杉並区内の団体のクラウドファンディングの事例
をご紹介いただきました。

その後、ワークとして「プロジェクト実現シート」を使って
参加者が今後の活動からクラウドファンディングを想定し記入し、発表しました。

参加者からは、
・資金調達の柱を増やすのにクラウドファンディングを以前から検討しており、基礎から学べたので良かった。
・具体的な事例の紹介もあり、実践的な内容でためになった。
という声をいただきました。

こちらの講座は以下の視聴申込みリンクからYoutube上で見ることができます。
https://forms.gle/UsRNZ8nwvTnwTzFu6

すぎなみ協働プラザは
杉並区内の非営利活動・地域活動の相談窓口です。

お困りことがありましたら、下記のお問い合わせからご連絡ください。