【団体インタビュー】 千日紅繁和会-花のある商店街-

千日紅繁和会(せんにちこうけいわかい)さんは妙法寺門前通り商店街の活気を取り戻したいと活動されている団体です。代表の山田重子さんにお話を伺いました。 

千日紅繁和会の代表、山田さん

―活動をはじめられたきっかけを聞かせてください。 

いただいた鉢植えを家の中だけでは飾りきれずに、外にも出してみましたところ、声をかけてくれた人がいました「花がある商店街っていいですね」普段は挨拶もなく過ぎていく人が、花があることで話しかけてくれたのです。 

その頃、商店街会長をしていた主人がシャッター街になっている通りをなんとか元気にしたい、と考えていたところでした。それなら商店街に花を置いてみようと思いました。毎日水をやり、花が元気になっていくのを見ると私自身も元気になれると感じていたからです。育てていた千日紅をイベントで提供することも思いつきました。 

花を通して人は元気になれる、人と繋がることができる、商店街も元気なってほしい、と思ったのが始まりです。 

―活動をともにしているのはどんな方たちですか?メンバーはどのように集まったのでしょう。 

身近な方を呼んで小さなお茶会をすることから始まりました。そこで私のやりたいことを話してみるとイベントのお手伝いなど助けてくれる人がいました。Facebookを始めて若い人の中に入っていくこともありました。やりたいと思うこと、ビジョンを共有できる人が仲間だと思っています。 

イベントには、町内会、学校のPTA・支援本部、いろいろなところから賛同してくれるボランティアの方が集まってくれます。 

小学校での千日紅刈り取り作業の様子

―今後の課題は?

このコロナ禍で、オンラインの活用と、組織の見直しが必要だと気付きました。 

イベントの中止が決まった時にイベント運営のボランティアの皆さんがオンラインツールを使って中止のお知らせなどを担ってくれました。メールなどに不慣れな私が連絡していたのでは、どれだけの時間がかかったかわかりません。オンラインが身近にある若い人達に助けられ、私も学ばなくてはならないと思いました。 

また、活動はイベントだけでなく、近隣の小学校での千日紅の配布、種まきや寄せ植え、ワークショップなどがあります。そのためには一年を通して、春には種をまき、苗を育て、ポットに植え替え、剪定、花壇への植え付け、という作業があります。その作業には時間もかかりますし、たくさんの人手も必要です。この作業にはその時々でボランティアの方が手伝ってくれますが、このコロナ禍で来ていただくこともできませんでした。 

今後も長くこの活動を続けていくためには、若い人を巻き込んだ組織を作らなくてはいけないと思っています。 

さらに人のつながりが増えていくことが、困っている人を助けることにつながり、安心して暮らせる街を作って行けるのだと思います。 

小学校での千日紅摘み取り作業の様子

インタビューの最後には育てている千日紅をたくさん見せていただきました。お花に囲まれた山田さんはインタビューでお話いただいたときとはまた違った柔らかい表情でした。 

帰り道、商店街を歩くと千日紅の鉢植えがあちこちに見られました。素敵なお花ですね、とつい誰かに声をかけたくなりました。 

インタビューを通してやりたいことが次々に沸いてくる山田さん。すぎなみ協働プラザでは、山田さんのような地域活動のアイデアを皆さんに発信していきたいと思っています。 

千日紅繁和会(せんにちこうけいわかい)
住所:東京都杉並区堀ノ内3-48-3
電話:(03)3311 0725(清水屋 山田宛)
ホームページ
https://sennichiko.jimdofree.com/
Facebook(フェイスブック)
https://www.facebook.com/sennichiko.myohoji/

撮影 中野
文責 有馬

業種別交流会開催レポート

すぎなみ協働プラザで業種別交流会を10/24(土)開催しました。

1部が「子ども・子育て」2部が「高齢者」3部が「まちづくり」の業種ごとに参加いただきました。それぞれの会でコロナ禍で生まれた「課題とニーズ」とそれに対応する「アイデア・実行したこと」話し合いました。


集まって活動する場所がないという意見や、オンラインの活用をしたいがツールの使い方がわからないなど、テーマ共通で出た意見もありました。
この交流会で知ったコロナ禍での団体運営での課題を
今後のすぎなみ協働プラザの教室の企画に運営にもいかしていきたいです。

参加者の声
・目的を同じくした者同士協働できそうです。
・参加者の皆さんがそれぞれの対応されていることを参考にさせていただく。
・もう少し大きな問題(仮題)が欲しかった。
・各団体の深いところの課題をもっと知りたい考えたい。

※この交流会をまとめたグラレコを以下に掲載します。


■参加団体
<高齢者>
すぎなみ食育推進の会
経営技術研究会
東京海難救助隊
杉並区障害者雇用支援事業団

<子育て>
チャイルド・ファンド・ジャパン
RTF教育ラボ
きょうだい児と家族の応援団 にじいろもびーる
すぎなみ食育推進の会
NPO法人ADDS

<街づくり>
杉並まちづくり交流協会
日本失語症協議会
千日紅同好会
杉並Times編集部
杉並区障害者雇用支援事業団
きずなメール・プロジェクト
まちナカ・コミュニティ西荻みなみ

ステップアップ講座「伝えるコツ」を学んで人が集まるチラシづくり

すぎなみ協働プラザが実施する、地域活動団体の活動をパワーアップする
「ステップアップ講座」。

今回は日本NPOセンターが発行している「伝えるコツ」のテキストを学びながら、団体チラシをさらに魅力的なチラシにする講座を3回にわたって開催しました。
講師には日本NPOセンターの事務局長の吉田建治さんをお招きしました。

「伝えたいことがたくさん詰まったチラシ。でも残念ですが周りはあなたの活動に興味を持っていません。」そんな事実を確認してから講座が始まりました。チラシが読み手に伝わらない問題は、言葉やデザインのテクニックの前に「誰に」「何を」伝えたいかが上手に整理できていないことが多いということ。

テキスト「伝えるコツ」を使いながらワークショップ形式で、現在作成しているチラシを、より魅力的なチラシへと変化させました。

新型コロナウイルス対策をしながら、久しぶりのリアル講座に参加してくださったのは16名の地域活動や関心を持っている個人の方々。久しぶりの交流に最初は少し緊張ぎみで口数も少なかったのですが、関西出身の吉田講師の軽快で親しみやすい講義に、雰囲気も和らぎ、活発に意見交換しながら講座が行われました。

目次

  • 講座内容
  • 伝えるために大切にしたいこと
  • 「気になるチラシ」を発表する
  • 自分たちのキャッチコピーを考えてみるよくばらずに情報量を減らしてみよう
  • 改善したチラシを発表する
  • 参加者の声
  • 参加者団体
【伝えるために大切にしたいこと】

1.自分や団体の存在について整理してみよう 
  自分と団体がどういう見られるのかを意識しながら箇条書きにしてみました。

2.相手から自分がどう見えているか、考えてみよう
  家族や友達など具体的な人をイメージして、その人の立場からの視点で、自分達がどう見られているのか書き出しました。

3.団体の目標を明確にしよう
  これまで達成できたこと・できなかったこと」「これからやるべきこと」を考えました。

4.団体の課題をとにかくたくさん書き出してみよう
  人手が足りない。資金がない。会がまとまらない。など団体の課題を書き出しました。

5.「誰に」「何を」伝えたいのか整理してみよう
  「子どもに伝えたい」「大人に伝えたい」「支援者を増やしたい」「寄付を集めたい」など(4)で書いた課題のなかから解決できそうな事柄について、整理していきました。

【「気になるチラシ」を発表する】

街なかの気になるチラシを持ってきて、何が気になったのか、どんなところに惹かれたのか、グループに分かれて発表しました。普段から気になるチラシを収集するとチラシづくりのヒントになります。と吉田講師からアドバイスがありました。

【自分たちのキャッチコピーを考えてみる】

「活動内容がわかる」「参加を呼びかける」「活動の目標」「伝える相手」など目的から自分たちのキャッチコピーを考えてみました。コツはできれば13文字以内にまとめること。短い文字数によって本当に伝えたいことが見えてきます。とアドバイスがありました。

【欲張らずに情報量を減らしてみよう】

たくさん伝えたいことはありますが、相手に読んでもらえなければ何も伝わらなかったのと同じです。思い切って情報量を減らしてみましょう。そして、デザインとはプロのように格好よくすることではなく、読み手が一番読みやすいように情報を配置することです。フォントは2種類くらい、大きさは3種類くらいにすると読みやすいです。そのアドバイスをもとに、チラシに改善を加えていきました。

【改善チラシを発表する】

チラシ改善シートをもとに、自分の作ったチラシを改善して発表しました。それでも「誰に」「何を」伝えるか、文字を減らして印象を残すチラシをつくるのはなかなか難しかったです。

                            

【参加者の声】

参加者のみなさまからは

・3回の講座は時間が長いかと思っていましたが、とても短く感じました。
・今まで気づかなかったことを発見できました。チラシ作成するために大切なポイントを知ることができました。
・チラシづくりが、まず自分の団体とは?をしっかり考えるところからというのが目からうろこでした。ディスカッションもよかったです。
・「伝えるコツ」のテキストがとてもよく、何度も読み返しながら使わせていただきます。
・グループになって、色々なチラシを見ながら改善のポイントを発表したのが良かったです。
・ ワークショップを通じて学べて良かった。他の人が自分の作品をどう見えるか話し合ったり、各人の作品の改善事例を発表しあうなど普段は出来ないので、判り易く貴重な体験だったと思う。

など、大変好評をいただきました

【参加団体紹介】

・あさうんど
・杉並区交流協会
・杉並ボランティアセンター
・大人塾
・まちナカ・コミュニティー 西荻みなみ
・未来の暮らし創造塾杉並
・NPO法人 多言語広場セルラス
     (五十音順)

チラシづくりにお困りの方、興味がある方は、すぎなみ協働プラザに
ご相談ください
TEL 03-3314-7260
MAIL plaza_staff@nposupport.jp

『できる。できない。じゃない!やってみるんだ!展2020』やぶうちゅうさんインタビュー

2020年10月10日(土)・11日(日) に『できる。できない。じゃない!やってみるんだ!展2020』が開催されました。

『できる。できない。じゃない!やってみるんだ!展2020』

障害あるなし関係なく、できる、できない、をアートで取り除く、アート展示会。
展示物は主に、放課後等デイサービスに通う子どもと、そこで働くスタッフさんが、みんなで一つを作った作品を展示。その他、ワークショップ、トークイベント、オンライン配信を実施。

このイベントを企画したやぶうちゅうさんにコロナ禍でのイベント企画と運営という観点でインタビューしましたので共有いたします。

Q1 参加人数は?
1日目は会場参加が50名、オンラインの動画1030回再生でした。
2日目は会場参加が90名、オンラインの動画は384回再生でした。

Q2 会議や準備など、スタッフが集まったり決定するのも大変だったと思います。どのようにして乗り越えましたか?
会議や準備などはほぼオンライン(Zoom)で進めました。
実行委員の会議はプラザさん(すぎなみ協働プラザ)を借りて準備を進めました。
集まれないメンバーには自分の都合の良い日程を出してZoomの打合せを10回ほど組んで入れるときに入ってくださいという形で進めました。
その中で繰り返し説明しイベント実施にあたっての役割を決めました。
準備期間は助成金の関係で八月末から約2か月。メインの会議はZoomで進めました。会場チームとオンラインチーム(イベント当日は杉並産業商工会館とその会場をオンライン配信)に割り振ってリーダーを決めて、進めました。

Q3 みなさんITスキルなどは最初からあったのでしょうか。なければ、どのように習得しましたか?
Zoomに慣れている人ばかりでなかったので、最初は相手の使っているツール合わせてLINEのビデオ通話や電話などを使いました。その後、こういうものがあるよという形でZoomの導入を進めました。今回のタイトル(できる。できない。じゃない!やってみるんだ展)に救われて、スタッフができないとなってもまず「できる。できない。じゃない!やってみるんだ」みたいな感じで(笑)

Q4 今回リアルイベントを実施する際に、会場・参加者・企画で気を付けた点はなんですか?
会場は消毒、検温、名簿の作成はもちろんですが、ガイドラインに沿った会場定員に合わせてカラーバンドを準備して、入場規制をかけられるように準備しました。

Q5 今後、コロナが落ち着いてもオンラインを活用していきたいと思いますか?
よく言っているのが、私たちのイベントには障がいのありなし関係なく参加してほしくて、(参加者の心と体の)その時の状態などもあるので参加者がオンラインかオフラインかを選べるこの形に遅かれ早かれなっていたのではないかなと。

Q6 リアルイベントを行ってみて、今後に活かしたいと感じた部分はどこですか?
会場での対応に追われて(トークイベントの)オンラインでコメントしてくれてる人に返せてなかったので、コメントに対してその場で取り上げて相互性を大切にしたいです。


『できる。できない。じゃない!やってみるんだ!展2020』
https://www.facebook.com/dekirudekinaijyanai/

やぶうちゅう
1986年10月24日生まれ
大阪府出身
https://yabuuchu.space/
エッセイ漫画家。著作『ウチとオカン』はヤングケアラー体験記。虐待、貧困、障がいにまつわる公演、催事活動をしている。放課後等デイサービス指導員も務める。

撮影 隠居
文責 すぎなみ協働プラザ中野

夏のオンライン交流会 オンライン活用のススメ 開催レポート

すぎなみ協働プラザでは、zoomの使い方やオンライン講座を実施していますが、区内の地域活動団体でも、オンラインで会議や講座を実施し始めているようです。

そこで、「他の団体は今どんな活動をしているの?」「新しくオンラインで活動してみたい!」という方たちと、『地域活動×オンラインの可能性を感じる』『自分たちの周りの課題からできること』を一緒に考えてみました。

参加者は、町内会などの地域団体で長年活動されている方、最近活動を始めたばかりの方など、7名。

自己紹介の後、2グループに分かれて進行していきました。

初めの交流タイムでは、「自分で取り組んでいる課題」「なぜそれをやっているのか?」「解決するためには何をしているのか?」の3点を意見交換しました。

次に、グループを変えて、地域活動でのオンライン活用の「良いところ」「課題点」について話し合いました。

「良いところ」では、
・高齢者の方々がラインでつながりマッサージの講座を行った。
・オンラインで子ども向けの夏祭りの活動を予定している。

「課題点」では、
・手元を見せて一緒にやってあげる部分は中々難しい。
・オンラインだと、独りよがりになってしまう可能性はある。 

などがあがりました。

自分の身の周りで感じる地域の課題では以下のような意見が出ました。

長年、町内会で活動されている方がいる一方で、地域と繋がりたい気持ちはあるけれど、町内会が何をやっているかわからない、入りづらいという声もあり、お互いの立場での見え方を知るきっかけとなりました。

【参加者の感想】
・地域の情報、活動が見えにくいという声を聞きました。その課題を今後考えていきたい。
・ご年配の方々も、オンラインにチャレンジしているとのこと、素敵だなと思った。
・交流、学びの場をいただけて良かった。活動のヒント、アイデアをいただけた。
・仕事をしていると、なかなか地域の方々と繋がりを持てないと思った。課題を共有できて嬉しかった。
・いろいろな活動をされている方々と交流ができて良かった。zoomの可能性を感じた。
・勇気をもって参加して良かった。活動を始めたばかりで、地域とのつながり方がわからなかったが、まず、何をすれば良いか、どこにいけばつながりが持てるかなど知ることができ、勉強になった。
・参加させていただけたことに感謝。皆、防災のことを気にしてくださることに感謝。

少人数でそれぞれが意見を交わす時間が多く、あっという間の2時間でした。
このオンラインでの交流をきっかけに、実際に会っての交流に繋げていきたいです。