【ステップアップ講座】“伝わる”チラシデザイン講座 開催レポート

2025年5月31日、6月14日に【ステップアップ講座】“伝わる”チラシデザイン講座を開催しました。

すぎなみ協働プラザでは毎年、団体活動に役立つ講座を開催しています。今回の広報講座は毎回ご好評をいただいている講座の一つです。これまでにも講師を務めていただいたことのある杉並区広報監の谷浩明さんに、チラシデザインについて、2回にわたり教えていただきました。団体イベントの効果的なチラシを作成したいという思いで多様なジャンルの活動団体の方が参加してくれました。

1回目にて:真剣に講義を聞く参加者たち

1回目はまず「伝えたい人に“伝わる”ポイント」とはなにか、講師から参加者一人ひとりに問いかけ、対話をしながらの講座が始まりました。人と人のコミュニケーションと同様にチラシを作成する先には受け手(伝えたい人)がいることを意識すること。チラシを手に取ってくれた人は何を見ているか、どんな情報が欲しいのか、その中に作る側の「伝えたいこと」をどうしたら載せることができるのかを考えること。そして色、文字、全体のバランスなどデザインの基礎知識、情報の整理の仕方、著作物についての注意点も教えていただきました。1回目の講義で学んだことを生かし、各々が2回目の講座までにチラシ作成課題に挑みました。

1回目にて:対話をしながらの講義の様子

2回目はその作品全てに講師から講評をいただきました。自分のチラシだけでなく、他の参加者のチラシを見ることで他団体の活動、主旨、伝え方の違いも見ることができました。谷さんがどの作成者にも言っていたのは「何を一番伝えたいの?」という言葉です。楽しいイベントに、より多くの人に来て欲しいという想いが強く、たくさんの情報を載せてしまいがちですが、それでは一番伝えたいことが伝わりません。何も知らない人にとって大事な情報は何なのかを考え、できるだけ情報はシンプルにしていく引き算の発想が必要だと教えていただきました。

2回目にて:作成したチラシに赤で書き込みをしながら講評をする谷先生。具体的なアドバイスをもらえた。

参加者からの感想では、「講師のアドバイスが適切で気づきがたくさんあり有意義な時間でした」「これまで時間がかかっていたチラシ作りが楽しくなり仕事の効率がアップしました」「他団体の方のチラシの講評を聞いて学ぶことが多かったです」など皆さんからご好評をいただきました。

2回目にて、作成したチラシ展示を見る参加者たち

今回の講座がイベント集客につながると幸いです。今後もすぎなみ協働プラザは団体活動に役立つ講座を開催していきますので、地域活動団体の皆さまはぜひご参加下さい。

文責:有馬 写真:大庭