グリーンスローモビリティ乗車体験と荻外荘散歩

2025年3月28日に、話題のグリーンスローリーンスローモビリティに乗って、荻窪をプラっと散歩してきました!

グリーンスローモビリティって?
「グリーンスローモビリティ(通称グリスロ)」は、最高速度は時速19kmとゆっくりですが、公道を走れて電気で動く環境にもやさしい乗り物です。①荻窪駅西口→②太田黒公園→③荻外荘公園→④桃井第二小学校→①荻窪駅西口と周回しています。
荻窪では、茶色を基調にしたレトロモダンなデザインで、街にしっくりなじむかわいい車体が走っていました。車両はカート型とバス型があるそうですが、今回はカート型に乗ってみました。

バス型車両
カート型車両

実際に乗ってみた!
出発は荻窪駅西口の乗り場から。1回100円で乗車できます。現金のほかキャッシュレス(交通系ICカード、電子マネー、2次元コード)にも対応しています。今回はSuicaでお支払いしました。

荻窪駅西口乗り場
Suicaで決済

乗る前は「公道を走って大丈夫?車とぶつからない?」とちょっと不安もありましたが、乗ってみるとビックリ。とてもスムーズ、そして快適。
ルートもしっかり考えられていて、車とのすれ違いもあまりないので安心して乗っていられるし、乗り心地も悪くありません。

しかも、カート型は横が開いていて開放感抜群!のんびり走るからこそ、見慣れた道でも「えっこんなところにこんな建物あった?」と新たな発見があって、楽しい気分になります。

車窓から見える景色
区民の足としても活躍しています

運転手さんに話を聞くと、休日は観光で来る人が多くて、平日は地元の人が買い物などでも利用しているのだそう。地元に根付いた存在になってきているようです。

荻外荘にも寄り道
降りたのは「荻外荘公園」停留所。そこから歩いて2~3分のところに「荻外荘(てきがいそう)」の入口があります。

荻外荘は、もともと大正天皇の侍医・入澤達吉の別邸として建てられ、その後は政治家・近衞文麿(このえふみまろ)が住んでいた歴史ある建物。建築は伊東忠太によるものだそうです。

荻外荘入口

杉並区が10年かけて復原整備を進めて、ついに2024年12月に一般公開がスタート。南側の芝生広場では、近衞文麿が暮らしていた頃の木々も残っているとのこと。
今回は時間の関係で住宅の中までは見られませんでしたが、それでも外から眺めるだけで歴史を感じる、落ち着いた場所でした。

公園からみた荻外荘

■ まとめ
グリスロは、ただの移動手段じゃなくて、「街を楽しめる乗り物」という感じです。いつもの道も建物も、ちょっと視点を変えるだけでこんなに景色が変わって見えるのだと実感できました。
次は荻外荘の中もじっくり見てみたいし、また別の場所に寄り道してみたいなと思える、グリーンスローモビリティ乗車体験でした。

写真・文責:大久保

2024年度(令和6年度)杉並区NPO向け アンケート結果について

すぎなみ協働プラザでは、昨年度の3月に地域活動団体の活動状況や、すぎなみ協働プラザの活用状況などを調査するためにアンケートを行いました。
すぎなみ協働プラザにご登録いただいている団体と、杉並区内NPO法人にご協力いただき、82件のご回答を頂きました。ありがとうございました。頂きましたアンケートは、今後のプラザの運営にいかしてまいります。

<概要>

・対象:すぎなみ協働プラザ登録団体及び杉並区に主たる事務所を置くNPO法人
・期間:令和7年2月14日~令和7年3月31日
・回答:82件
・周知方法:令和7年2月にすぎなみ協働プラザ登録団体と、区内のすぎなみ協働プラザ未登録のNPO法人に向けて、アンケート回答依頼をメール送信。また、すぎメール2月号(令和7年2月14日送信)に、回答依頼を掲載。2月20日には、すぎなみ協働プラザ登録団体に送付したすぎプラ通信に、アンケート回答依頼のチラシを同封した。その他、すぎなみ協働プラザHPやSNSでの周知。

<目的>

杉並区内のNPO法人及び地域活動団体が、どのようなことに困っているのか、それに対しどのような取組を行っているのかを把握し、団体の活動が発展していけるよう適切な支援を行うため。また、それぞれの団体が、何に困っているのか、どのような事業を展開しているのかを共有し、工夫を分かち合う機会をつくるため。

回答結果

・各項目をクリックすると、指定の場所へ移動します。
・自由記述欄や「その他」回答欄は誤字修正、個人情報が特定される名称の削除、同様の意見の集約等の校正をしています

【目次】

団体に関して

  • 活動の形態
  • 活動分野
  • 団体の年間事業規模
  • 収入の種類
  • もっとも収入が多い財源
  • 団体の運営に関わるスタッフの数
  • 現在の活動で団体が必要な支援
  • 上に挙げた以外に、知りたいことや支援が必要なことがありましたら、お書きください。

すぎなみ協働プラザに関して

  • すぎなみ協働プラザを利用したことがありますか。
  • 「利用したことがある」とお答えの方は、利用された目的をお答えください。
  • すぎなみ協働プラザが行っているサービスの満足度について伺います。
  • すぎなみ協働プラザへの要望がありましたら、お聞かせください。

■杉並区NPO支援基金の助成申請に関して

  • 杉並区NPO支援基金の助成(杉並区NPO活動資金助成)を知っていますか?
  • 申請をしない理由は何ですか。(複数選択可)

■すぎなみ地域コムに関して

  • すぎなみ地域コムに登録していますか。
  • 上記設問にて、「①すぎなみ地域コムの団体登録をしている」を選択した方にお聞きします。利用の仕方について該当するものはどれですか。
  • 上記設問にて、「②すぎなみ地域コムの団体登録をしていないが、閲覧したことがある」を選択した方にお聞きします。利用の仕方について該当するものはどれですか。
  • 上記設問③「すぎなみ地域コムを知っているが、団体登録・閲覧したことはない。」を選択した方にお聞きします。すぎなみ地域コムを利用しない理由は何ですか。

今後の展開について

  • 現在進行している、または、来年度から検討している新しい試みや事業、取組などはありますか?よろしければお聞かせください。

■団体に関して

多くの団体が、補助金・助成金のみに頼るだけでなく、会費や事業収入を得て運営していることが分かった。

団体の活動ジャンルは多岐に渡っているが、共通して、広報活動(仲間集め、集客方法、イベントのチラシ作成等)の支援を必要としていることが分かる結果となった。

【活動の形態】

【活動分野】※複数回答あり

【年間事業規模】

【収入について】※複数回答あり

【スタッフの人数】

【必要としている支援】※複数回答あり

上に挙げた以外に、知りたいことや支援が必要なことがありましたら、お書きください。

・開催場所(総会、イベント会場)の確保について。恒久的に使用できる場所の確保について

・ DXへの取り組み方について

・空き家活用、リスクマネジメント、BCPについて

・障害への社会に認知度理解度の向上と合理的配慮について

・ ITを駆使した集客方法を教えてほしい

・ファシリテーション技術について

・助成金情報について

■すぎなみ協働プラザに関して

すぎなみ協働プラザについて、 22%は「利用していない」という結果だったが、認知度は100%だった。

提供しているサービスの満足度は、概ね高い評価を得ることができた。阿佐谷地域区民センターチラシラックの貸出については、「利用していない」または「知らない」という回答が半数以上を占めていた。

すぎなみ協働プラザ登録団体限定のサービスだが、利用者からは高評価をいただいており、認知度が上がれば更に高い満足度が得られるので、幅広く周知し、同時にすぎなみ協働プラザ登録にも繋げていきたい。

【すぎなみ協働プラザの利用履歴】

「利用したことがある」とお答えの方は利用された目的をお答えください。※複数回答あり


すぎなみ協働プラザが行っているサービスの満足度

●各種相談:来所・メール・電話等の方法での相談

●すぎメール:月に1度、NPO支援の制度・助成金、イベント案内等を配信するメールマガジン

●すぎなみ地域コム:区が設置するHPに、団体の紹介ページを無料で掲載できるサービス

●交流コーナー:協働プラザに併設している打ち合わせ等に利用できるスペース、大判印刷の利用等

●交流会:団体相互が顔の見える関係を築くため、話し合い、情報を共有するイベント

●チラシラックの貸出:阿佐谷地域区民センターとすぎなみ協働プラザ内チラシラックの貸出

●講座:NPOの運営や地域活動の活性化を後押しするスキルアップのための講座

●すぎプラ通信(広報紙):すぎなみ協働プラザが発行する杉並区のNPO情報紙

●協働提案事業:区と地域活動団体がお互いの立場を尊重し、役割を分担しながら地域の課題に取り組む協働提案制度の事前相談

●杉並区NPO活動資金助成事業:寄附と区の財源をもとに、NPO法人等が行う地域の公益的な活動に対する助成金の交付に関しての相談及び受付

すぎなみ協働プラザへの要望がありましたら、お聞かせください。
※個人や団体の特定されるものや、機密事項等は非公開とさせていただいております。

・助成金申請に際しては、大変お世話になっております。これに加え、これから、さまざまな局面でお世話になると思いますが、よろしくお願いします!
・いつもありがとうございます。
・グループリーダー養成
・人材確保
・多世代が集まる交流の場づくりについて進め方、まちづくりや地域とのかかわり方の講座や上手く行っている事例等の紹介など。そのような講座やお話会、交流会があると嬉しいです。いつも色々な企画をしていただき、ありがとうございます。
・メルマガなのですが、貴重な情報が盛り沢山でありがたいのですが、盛りだくさん過ぎて全部チェックするのにかなりのエネルギーが必要となります。もう少しだけ短くなるよう工夫できますでしょうか。
・すぎなみ地域コムのサポートの開催曜日や時間帯をいろいろに設定して開いてもらいたいです。
・すぎプラ通信でチャリティイベント[チャリプラ]が開催されるとありました。参加してみたいです。楽しみにしてきます。
・交流コーナーがもう少し使いやすいとよい。
・スペースが狭くて息苦しい。
・自治会、町会など地元の団体と繋いでほしい。
・旧NPO支援センター時代の「何でも勉強会」を復活して欲しい。区議会議員(取り組んでいるテーマ等)、行政、地域団体、学校等のリーダーの話は、視点の違いを教えられることが多く、勉強になりました。
・税務、財務個別相談
・適切な方法で、運営委員を増やしていくやり方をご指導いただきたい。
・要望はありません。引き続きご支援や情報提供をよろしくお願いいたします
・ボランティアをしてくれる少し若い人を紹介してほしい。
・ AIの活用について
・講座を企画したいです。
・委員不足の解決策があれば教えてください。
・自団体をSNSだけでなく、音声でも宣伝したいと考えているところがあれば紹介してほしい。
・人、団体を紹介してほしい。

■杉並区NPO支援基金の助成申請に関して

助成金や資金調達に関心のある団体が多い中で、NPO活動資金助成を「知っているが、申請したことはない」という回答が、62.2%を占めていた。

申請しない理由としては、「特に助成を受ける必要がない」という回答が一番多かったが、助成を受けることにより、活動が豊かになること、発展していけることを、団体にもっと知ってもらう必要があると感じた。

NPO支援基金とその基金をもとに助成を受けた事業の紹介等、分かり易く魅力的に伝えていき、来年度は申請団体を増やしていけたらと思う。

杉並区NPO支援基金の助成(杉並区NPO活動資金助成)を知っていますか?

助成金の申請をしない理由は何ですか】※複数回答あり

■すぎなみ地域コムに関して

地域コムを利用している団体の多くが、団体活動の周知等、広報ツールとして利用していることが分かった。

しかし、アンケートにはないが、頻繁に情報を更新する団体と、まったく更新をしない団体がいるので、広報ツールとして使用できることをもっと広く周知していきたい。

すぎなみ地域コムに登録していますか】

上記設問にて、「①すぎなみ地域コムの団体登録をしている」を選択した方にお聞きします。利用の仕方について該当するものはどれですか。※複数回答あり

上記設問にて「②すぎなみ地域コムの団体登録をしていないが、閲覧したことがある」を選択した方にお聞きします。理由は何ですか。※複数回答あり

上記設問にて「③すぎなみ地域コムを知っているが、団体登録・閲覧したことはない」を選択した方にお聞きします。すぎなみ地域コムを利用しない理由は何ですか。※複数回答あり

今後の展開について

現在進行している、または、来年度から検討している新しい試みや事業、取組などはありますか?よろしければお聞かせください。
※個人や団体の特定されるものや、機密事項等は非公開とさせていただいております。

・他団体との更なる連携強化や連携拡大に取り組む予定。

・グループ活動用のクラウドアプリの利用。

・団体、団体間のDX推進。

・演奏会、医師による講演・相談、など。

・交流イベントの開催を中心に活動を進めたいと計画しています。

・多世代居場所事業。

・ボランティアスタッフの若返りと活動場所の増設。

・常設の子どもの居場所をつくりたい。

・公式LINEの設定、防災訓練の充実化。

・防災に関する講座の開催

・同様の活動をしている地元の団体との協力。

・イベントのバージョンアップ、ホームページの充実。

・会員の能力を活用してNPO活動に寄与する仕組みを作る。

・バザー 講演会

ご回答にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

労務コラム⑦ 教えて梶谷先生

事業場における労働関連用語の一考察

私たちが『働いている』上で、よく見たり聞いたりする用語があります。当たり前のことと看過せず、ちょっぴりその中身を考えてみると意外な発見があるかもしれません。

第7回:高齢者社会と社会保障の一考察

 今年になって、自身が配信している雑文にこの高齢化社会のことを書いたところ、いつも以上に反響がありましたので、本コラムでも採り上げたいと思います。

 WHO(世界保健機関)の定義によりますと、65歳以上人口が国全体の総人口の21%以上になると高齢化社会を超えた『超高齢化社会』になるようです。んっ?日本の人口は2025年3月現在で約1億2300万人ですが、65歳以上人口は約3600万人いますよ。その比率は30%弱であり、既にWHOの規定する超高齢化社会のはるか上を行っているのです。こんな国、世界中で日本くらいでしょう。現在15歳から64歳までの生産年齢人口が約7300万人ですから、その比率は約1対2。戦後1948年の人口統計を見ると同比率は1対12ですから、日本社会の高齢化はジェットコースターだったのですね。さらに内閣府の予想データによれば2070年にはこの比率が1対1.3になるようです。その時代に私はこの世にはいないですが、想像しただけでも恐ろしいですね。

 ところで皆さん、私の言いたいことお分かりですか?65歳以上というのは年金の受給資格者ですよ。こんな歪な人口構成で健全な社会保障が成り立っていけるのでしょうか?年金や介護サービスを受ける側と支える側の人口がほぼ同数になっていくのですよ。どう考えても無理があります。年金受給年齢を70歳に引き上げ、受給率を低下させ、企業の社会保険料支払い負担を大幅に増やしても負のスパイラルが繰り返されていくだけでしょう。ここからは私の推測です。政府はおそらく入管法の規制を緩め、外国人労働者の流入を簡単にし、希望者には帰化を促進していくのではないでしょうか。日本もアメリカやヨーロッパのような多民族国家になってゆくのです。この方法以外に国を支える若い力の確保は難しいように思うのです。もちろん同じ国の中で民族紛争などが勃発しないよう、歴史が鳴らしてきた警鐘をしっかりと見据える必要はあります。今回は労働関連用語とはややニュアンスの異なる内容になってしまいましたが、日本社会に生きる者として回避できない問題であることを忘れずにいたいものです。

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みんなの成田フェスタ2025春@コミュニティふらっと成田

2025年4月20日、NPO法人プロップKが受託しているコミュニティふらっと成田で開催した多世代交流イベントに参加してきました。

当日は600名を超える方々の参加があったようです。
多世代交流イベントということでまずは杉二小ウインドバンドの演奏から始まり、キッズダンス、フラダンス体験、チェロとピアノの演奏会、最後は菊水連の阿波踊りなどのプログラムがありました。
ほかにもロビーや集会室では、たくさんのワークショップや物品の販売がされていました。
私自身も以前の職場の人たちや地域の方たちに会って「久しぶり」のお話がたくさん聞けて楽しい一日になりました。

最初にたくさんの「てぶちゃん」が入り口でお出迎えしてくれました。

てぶちゃんとは、柳瀬忠彦さんという現在大島にお住いの作家さんが考案された手袋人形です。

ハート・トゥ・アートを主宰している渡辺さんがコラボして2003年に白い軍手で2千体以上制作し「高円寺の街をてぶちゃんで飾る」という企画をしたのが、てぶちゃんの杉並デビューのようです。杉並ボランティアセンターが発行している情報紙『ボラン・て』のイメージキャラクターにも採用されています。
今回てぶちゃんは、お迎えしてくれただけでなく、てぶちゃんを作るワークショップもありました。

他にも初めてでもできる編み物ワークショップやタイルモザイクのワークショップも人気でした。子育て応援券が使えるワークショップもありました。駄菓子などもあり老若男女みんなが楽しめたイベントでした。

写真・文責:朝枝

「サイン デザイン ライフライン」 ~障害のある方にとってのサイン、デザインはライフライン(安全に移動するための生命線)~

2025年4月19日、令和6、7年度の協働提案事業となったNPO法人グローイングピープルズウィル(以下GPW)の2年目の事業に参加してきました。
GPWは、主に視覚障害者の地域生活を支える活動を行っているNPO法人です。
今回提案した事業名は「住民(移動制約者)参加によるユニバーサルデザインのまちづくり 実りある対話を行う」というものです。
「対話とまちづくり?」と思われる方も多いかもしれません。まちづくりでは、色々な方の意見を聞いて行われていますが、まだまだ「移動制約者」と言われる方たちの意見が十分反映されているとはいいがたく、建物や道路ができた後に修正されることも多いようです。考えてみれば、つくる前に話し合ったり、実験したりすれば、つくり直したり、修正したりするより、時間もお金も使わずに済むというわけです。

さて、今回は、中央大学研究開発機構教授 秋山哲男さんの『杉並区におけるユニバーサルデザイン』というテーマのお話を伺ってきました。

都市計画そのものが「平均値の都市」から「多様性のある都市」を目指すようになってきた現在、そこに住み暮らす人々の移動の多様性についても考えられるようになってきています。
協働提案のなかに「移動制約者」という言葉があります。 聞いたことがあるでしょうか。 この「移動制約者(移動困難者)」とは、心身の機能の障害や低下などで一般の人より移動に困難を抱える人のことを指します。障害がある方だけでなく、妊産婦、高齢者、あるいは大きな荷物を抱えている人たちもそう考えられます。そして、それぞれの方たちの移動の困難の理由は違います。例えば、視覚に障害のある方の移動には、通称点字ブロックは欠かせませんが、車いすの方たちにとっては点字ブロックの凸凹が邪魔になるということも考えられます。一口に移動に制約がある方といっても様々な方たちがいるわけです。その解決には対話が欠かせません。
当然移動だけでなく建物内にもいろいろな困難があり、ガイドラインや計画なども整備されてきています。
今回の講座では、トイレ、階段、エスカレーター、道路などそれぞれの事例を学ぶことができました。
例えば道路の幅員の確保のこと、車いす使用者用駐車施設のこと、階段の踊り場のこと、エレベーターのかごの大きさのこと、いろいろな事例を伺う中で、気づかずに過ごしていることがいかに多いかに気づきました。
「そういえば、エスカレーターの水平部が3枚であることが増えてきて乗り降りが楽になっている」と思い当たりました。これもバリアフリーの一環です。

また、街中にたくさんあるサインについてのお話もありました。最初につけたサインが分かりづらかったり、見えづらかったりで、次々に付け加えられるサインを「野良サイン」というそうですが、たくさんあることで気づきやすくなることもあれば、逆にわかりづらくなったり、本当に必要な人に届かなくなったりする場合があるようです。必要で見やすいサインとは何か、最初に考えていかないといけないし、その場合、必要としている人たちの意見を聞いていかなければいけないと思いました。

講座を聞いた帰り道、「知ることは、障がいを無くす」というポスターを見かけました。
視覚障害のある方の移動に関する課題を整理すると、建物や施設、機器だけでは不十分で人的な支援が必要だというお話もありました。他者にやさしいまちは、よいまちになる。杉並区は協働提案事業を通して、一歩近づいているのではないでしょうか。

触図(触って確かめる地図)
わかりづらいかもしれませんが、黒い壁の部分が盛り上がっています。
視覚に障害がある場合、空間認知の手助けの一つになります。
高井戸駅前の工事中の歩道橋でみかけたポスター
高井戸駅前の工事中の歩道橋で見かけたポスター

写真・文責:朝枝