「新型ウイルス」について

  「ウイルス」に対しては、予防注射により免疫をつくることが、最大の防御策であることは論を待ちません。「新型コロナ」の予防注射もようやく開始され、一安心というところです。ただ、国内外の専門家から、感染し回復した後、味覚、だるさ、筋肉痛、頭痛、微熱等の後遺症が残ると言われていますので、回復途上にある方は、慌てず、時間をかけて回復に努めていただきたいと思います。 傷ついた体内免疫細胞を正常に戻すためには、細胞の新陳代謝、増殖を活発化させる発酵食品(納豆甘酒、味噌、チーズ、ヨ-グルト等)を取ることが有効と言われています。

  さて、「新型コロナ」は、インフルエンザ、ノロウイルスと同様に、「ウィルス」によって感染します。風邪、食中毒、百日咳、結核、肺炎などは、「細菌」によって感染・発病します。 「ウイルス」は、自己増殖できないので細胞の中に入り込んで増殖しますが、「細菌」は、自己増殖できるという違いがあります。また、「細菌」は抗生物質の投与で除菌できますが、抗生物質は「ウイルス」には効きません。従って、「ウイルス」については、培養したウイルスを薄めて作成したワクチンや不活性化したウイルスを含むワクチンを注射して、免疫細胞に攻撃の訓練をして備える方法と、特殊な遺伝子を含むワクチンを注射することによって、「ウイルス」が細胞内に入り込ませないようにする方法があります。日本が予防注射として今回輸入したワクチンは、後者のワクチンです。このワクチンは新しく開発されたワクチンであり、副反応を全て解明されていませんが、これまでの検証から、「新型コロナ」を発症するよりずっと人体に有益であることが確認されておりますので、予防注射を積極的に受けるのが自身にとって有益であるということが出来ます。  

  ちなみに、細胞、細菌、ウイルスの大きさを比較しますので、その違いを認識して下さい。

人の細胞: ほぼ円形で、細胞膜、核を有し、自己増殖する。
直径 約0.01mm
細菌: ほぼ楕円形で、細胞膜、核酸を有し、自己増殖する。
大きな方の径 約.001mm(大きさは細胞の約10分の1)
ウイルス : ほぼ円形で、タンパク質と核酸から構成され、自己増殖することなく、他の細胞内に侵入し増殖する。 直径 約.0001mm(大きさは細胞の約00分の1)
(出典:農水消費・安全局薬剤耐性対策班)