妊娠中期の暑さで早産リスク、予防対策の重要性指摘

東京科学大学研究チームがは、妊娠中期の妊婦は高温にさらされると早産のリスクが高まるとの研究結果をまとめました。
夏の暑さが年々激しさを増す中、妊娠16~22週の女性は暑さの影響を受けやすく、早産予防が重要としています。早産は妊娠22~36州で生まれるケースをさし、5歳未満児の主な死亡の原因の一つとなっています。出産に備えて子宮が大きく変化する妊娠中期に、暑さなどの影響で出口が炎症を起こして緩み、早く生まれてしまう可能性が考えらっるということです。(2026年5月)
文責:高橋 昭浩(当法人職員、健康管理士上級指導員)
参考資料:「ほすぴ」及び「健康関連最新情報」(日本成人病予防協会発行)

 iPS細胞由来の再生医療2製品の製造販売が了承され、実用化へ(世界初)
 中山京都大学教授が2006年にiPS細胞作製に成功し、2012年にノーベル
 医学・生理学賞を受賞したが、作成成功から20年、ノーベル賞受賞から
 15年経過し、ようやくiPS細胞由来の再生医療製品が実用化されました。
 それは、虚血性心筋症の治療用薬品「リハート」、及びパーキンソン病の
 治療用薬品「アムシェブリ」です。いずれもiPS細胞から心細胞や神経細胞
を作り患者に移植します。
 この2製品は、わが国厚生労働省薬事審議会において2026年2月19日に
製造販売が承認され、3月中に厚労省相か正式に承認し、今夏にはこの薬
を使用し治療が開始される予定です。
今後、難病である「特発性肺線維症」の治療や「脊髄損傷」の治療にも採用
される可能性が報告されています。

2026年 健康に関する最新情報

1.2025年8月に、高血圧の診断基準(血圧を下げる目標)が変わりました。
以前の判断基準が、                                診察室血圧:140/90 mmHg以上                                                家庭血圧 :135/85 mmHg以上                         でありましたが、下記の通り変更になりました。                  診察室血圧:130/80 mmHg未                            家庭血圧 :125/75 mmHg 未満
今回の変更により、基準が以前より厳しくなりました。                これによって、日本は、下記の通り日本以外の先進国とほぼ同基準になりました。
アメリカ:診断基準は130/80 mmHg、治療基準は130/80 mmHg ヨーロッパ:上の血圧(収縮期血圧)を120~129 mmHgの範囲に抑え(注)                                     ・“収縮期血圧/拡張期血圧”とは、心臓が収縮して血液を動脈に送り出すときの血管内の最高血圧/心臓が拡張して次の収縮に備えている間の血管内の最低血圧   
・“mmHg”とは、「水銀柱ミリメートル。血圧の単位で、水銀(Hg)を1mm押し上げる圧力

2.本年、2026年、も下記の感染症に注意しなければならない。
はしか                                    感染力の強い麻疹(はしか)の患者数が急増しています。国立感染証研究所によると2025年はこれまでの年間感染数を上回るペースで流行し、同年第1~13週(4月2日現在)で58例であったが、第50週時点で261例と急増しました。               感染経路はベトナムなど海外流行地域からの入国者・帰国者より2次、3次感染するものです。感染者は、2回のワクチン接種をしていない20代前半や乳幼児に多いので注意を要します。
インフルエンザ                                2月6日(金)厚生労働省は2026年1月26日~2月1日のインフルエンザ発生状況を発表しました。このインフルエンザは約90%がB型ウイルス異変型です。これまで医療機関から報告された患者数は114,291人で、年初以降急増傾向が続いており、今週の学級閉鎖が前週の4倍以上になっている。東京都は、今シーズン2度目の警報基準越えとなり、これは統計史上初と発表している。                          手洗い、うがい、マスクなどの基本的な感染症対策が必要です。ワクチンも一定の効果があると報告されているので、適宜、接種をお勧めします。
百日せき                                    かっては、百日せきは子供の病気というイメージでしたが、近年、大人にも感染が広がっており、家庭内や周囲、特に抵抗力の弱い赤ちゃんに移してしまうケースが問題視されています。                                    百日咳は、「百日咳菌」という細菌に感染し、起こる急性の起動感染症で、         顕選した人の咳やくしゃみによる「飛沫感染」、菌が付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」で広がります。感染力が非常に強いと言われています。         感染してから、5~10日程度潜伏し、症状が現れます。約1~2週間後に鼻水、くしゃみ、微熱が等、普通の風と同じような症状が現れます。同時に、咳の症状が現在徐々に席に回数が増えてきます。約2~4週間後に激しい咳の発作が現れます。連続的に「コンコンコンコンッ」と続き、息を吸い込むとき「ヒューッ」という笛のような音が出ます(大人の場合は出ないこともあります)。                      上記に症状が現れた場合は、早急に病院で治療することが必要です。
ダニ仲介感染症                               厚生労働省は異常気象によるダニが発生しており、感染症に注意するように注意を喚起しております。特に、春から秋にかけてマダニの活動が盛んになっており、草むらややぶで刺され病原菌を持っているマダニに刺されることによって感染症にかかることがあります。感染症としては、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、ツツガムシ病、重症熱性血小板減少症候群などです。ネコ、犬などのペットが仲介する場合もあります。
感染すると、6~14日の潜伏期間を経て、発熱や倦怠感、頭痛が起き、続いて嘔吐や下痢が見られます。症状が現れたら、早急に病院で治療を受ける必要があります。
草むらややぶで遊ぶ場合は、長袖の衣類を着用するとか、芝生には敷物を敷いて座る、横になる等の対応を行うこと、また帰宅後にシャワーを浴びるかお風呂に入ると良いといわれています。
文 責:高橋 昭浩(当法人職員、健康管理士上級指導員)
参考資料:「ほすぴ」(日本成人病予防協会発行)、公開情報

健康の話

 2026年の年初に当たって、留意すべき健康に関する動向をまとめてみました。異常気候に伴い、下記の通り、感染症が発生し易いと予想されますので、留意する必要があります。

 ①「新型コロナ」ウイルスの異変株(ニンバス株)の流行             2023年末頃に発生し、2025年に入って世界中に蔓延、日本では2025年月以降全国で発生しています。わが国では、新型コロナウイルス感染症を5類感染症(季節性インフルエンザに近い扱い)と社会的な制限は緩和されておりますが、今後、変異株の感染動向によっては類型の変更が必要と言われています。                   感染した場合で軽い時の症状は、                            発熱(高熱ではない)                             咳(乾いた席が一般的)                             のどの痛み」                                  鼻水や鼻づまり                                 筋肉痛                                    味覚や収穫の喪失                                       上記のような軽い症状は、休養と対処療法(うがいや薬を飲む等)で治療が可能とされていますが、症状が悪化すると、下記の兆候が表れます。              息苦しさが続き、呼吸困難                            持続的な胸の痛みや圧迫感                           意識がはっきりしない                             唇や顔色が青白い                                 高熱が続く                                  このような症状の時は、早速、病院で治療を受ける必要があります。           尚、高齢者、基礎疾患を待つ方は重症化し易く、肺炎や多臓器不全などを発症し命にかかわることもありますので注意を要します。

 ②「インフルエンザ」が多様化し、流行                     インフルエンザが従来のA型に加えB型、C型と多様化し流行っており、それら症状の特徴、流行時期等は下記の通りです。

症状A型B型C型
発熱39~40℃の高熱が突然発症38~39℃の発熱(A型より低め)37~38℃の微熱
全身症状強い倦怠感、筋肉痛、 関節痛全身倦怠(A型ほど強くない)軽度の倦怠感
呼吸器症状乾いた席、喉の痛み咳や鼻水軽い咳、鼻水
その他頭痛、悪寒、食欲不振嘔吐、下痢喉の痛み、軽い頭痛

 ③「感染症胃腸炎」の流行                          ウイルス(ノロ、ロタ等)、細菌がげんいんで下痢、嘔吐、腹痛、発熱を引き起こす病気ですが、冬はウイルス性、夏は細菌性が多く、人から人へ広がります。基本的には数日で自然治癒しますが、脱水対策が必須です。特に乳幼児、高齢者は重症化することがあるので注意を要します。                            病原体、代表的な現認食品、潜伏期間が下記の通りです。

病原体代表的な原因食品潜伏期間
腸炎ビブリオ業界類の刺身、すし類10~24時間
サルモネラ卵及び卵製品、洋菓子類、食肉平均12時間(5~72時間)
病原大腸菌弁当、給食12~72時間
カンビロバクタ―鶏肉、牛生レバー、井戸水2~5時間
ロタウイルス飲料水、植物1~3日
ノロウイルスカキなどの貝類1~2日
文 責 : 高橋 昭浩(当法人職員、健康管理士上級指導員)                      参考資料:「ほすぴ」(日本成人病予防協会発行)、公開情報

健康の話 2021年2月         「細胞力」

前回は、健康を保つためには、体の最小単位である約60兆個の❝細胞❞が喜ぶ日常生活を行うことであり、6つの生活条件について、説明しました。 今回は、人の「生命力」の基本となる「細胞力」の育て方について、説明します。

1個の細胞は、卵子と精子の出会いにより生成され、それが増殖・代謝を続けて、無数の種類の生成物(血液、筋肉、骨、脳、免疫細胞体、ホルモン等の人体の全ての部位)になり人体を形作っています。言い換えれば、細胞は人の生命の営みの最小の場であるからには、その場によい環境を与えることによって、細胞がその機能を高めたり、調整する力を発揮できるようになります。 では、「細胞力」が育つ環境・条件を創り出すにはどうすればよいか、説明します。     ① バランスのよい食事をとること                        細胞が、常に生き生きと働くためには、そのエネルギーとなる炭水化物・脂質・タンパク質、そして代謝を促すビタミン・ミネラルを、まんべんなく食事によって摂取することです。                                      役立つ情報:                                        ・食の食事をきちっと取ること ・ごはん、みそ汁、卵、牛乳(牛乳が不得意な方は、カスピ海ヨーグルト)、野菜を、三食の中で必ず取ること。また、時々、肉を食すこと。                 ② ナトリュウムとカリュウムのバランスを整えること                細胞が、正常に機能するためには、細胞内外でナトリュウムとカリュウムのイオンバランスが保たれていることが必要です。 日本人は、ナトリュウムを多く含む塩分の過剰摂取によって、イオンバランスが崩れやすい傾向にありますので、減塩の工夫をする必要があります。また、日本人はカリュウムの摂取量が少ない傾向にありますので、積極的に摂取するように努めることです。      役立つ情報:                                         ・みそ汁、おかずは、出しや薬味、香辛料を適切に使い、塩分の使用を控えること ・カリュウムを含む果物や生野菜等の摂取に努めること。生野菜はそのままなかなか食べにくいと感ずる場合は、オリーブ油を使用しフライパンで軽く炒めたり、蒸し器で蒸す等料理を工夫することによってボリュウムを小さくして食べることです。野菜ジュースでも構いませんが、せっかくの植物繊維が細かく切断されてしまうところがあります。野菜の植物繊維は、ナトリュウムを付着し便として排出し、塩分の調整に役立つ面もあります 。                                        ③ 不飽和脂肪酸を摂取すること 細胞が分裂増殖するときに活性酸素が発生します、また、過度な運動、ストレス等によっても発生しますが、過剰になると細胞膜を酸化し細胞の活性力を減少させます。この酸化の進行を抑えるのが不飽和脂肪酸です。 役立つ情報:                                       ・DHA、EPA を含む鯖、イワシ等の青魚を食べること。 ・豚肉、オリーブ油、ゴマ(セサミン)、赤ワイン(ポリフェノール)などを計画的に工夫し、摂取すること。 ④ 活性酸素を除去すること 細胞が発生する活性酸素から細胞を守る抗酸化作用のあるビタミンA・C.・Eの摂取、あるいは活性酸素を無害化する酵素を活性化する有酸素運動を行うことです。尚、過激・過度な運動は、有酸素運動にならないので注意すること。 役立つ情報 : ・イモ類、カボチャ等の野菜、レバー、ウナギ、鮭、アボガドロ等を適切に摂取すること。 ・ウォーキング(毎日又は一日おきに5,000歩~7,000歩)を行うこと、尚、身体状態によっては、散歩から開始し、楽しみながら徐々に歩数を上げてゆくこと。無理はしないこと。また、TV、ラジオで包装している15分の体操を毎日続けるのも有効です。 ⑥ NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させること NK細胞(免疫細胞の一種)は、人の体に備わっており、細胞のガン化、細胞のウイルス感染等により異常な細胞が発生した時それらを攻撃する初期防衛機構として働きますので、それを活性化することです. 役立つ情報: ・笑いの溢れた生活、良質な睡眠、規則正しい生活が有効ですので、生活方法・環境を工夫すること。 ・タバコなどの嗜好品や発がん物質として疑われている化学物質を、できるだけ取り入れないよう注意すること ・栄養バランスのとれた食事や抗酸化効果の高い発酵食品、良質の乳酸菌をとること ・恒常的に身体を冷やす環境、食べ物、飲み物を避けること。また、適温のお風呂に10分~15分ゆったり入ることも有効です。 以上、いろいろ説明致しましたが、絶えず留意して努力することが、健康につながることを認識してください。                              文 責:高橋 昭浩(当法人職員、健康管理士上級指導員/日本老人病予防協会)               参考情報:「ほすぴ」(日本老人病予防協会発行)、公開情報