マダニ媒介の感染症、過去最多に近いペース

国立健康危機管理研究機構(JIHS)が21日に行った発表によれば、マダニを介在して感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の今年の累計患者数は104人(速報値)になり、過去最多を記録した昨年の同時期の110人に近いペースで増えている。SFTSは、マダニが活発になる春から秋に集中して患者が発生する。症状は、6~14日の潜伏期間の後、発熱や嘔吐、下痢などを引き起こし、高齢者は重症化しやすく、致死率は3割近くに達するとされる。感染予防については、「ダニのいる草むらや茂みには入らないこと、やむを得ず入る場合は長そで、長ズボンを着用し、ダニの嫌がる虫よけを使うこと」と注意喚起している。
猛暑が続く異常気象下でマダニの異常発生も予想され、通常以上の注意が必要である。

飲酒は少量でも「がん発症リスク」上昇

国立がん研究センターは6月3日、がんの予防法をまとめた最新冊子を発表した。
それによると、近年の研究で、アルコールの摂取は少量でもがん発症のリスクを高めることが分かってきたため、安全な飲酒量は存在しないと判断され、以前「節酒」を推奨していたが、今後「飲酒を控える」ようと見直すこととなった。

「成年後見制度」が改定された

認知症等で判断能力が不十分な人を支援する「成年後見制度」の改定が、2000年の施行から26年ぶりの6月17日に、国会を通過した。今後、2年6か月以内に施行となる。
最も大きな改定ポイントは、認知症などで判断能力が不十分な人を支援する成年後見制度の「終身制」(後見人が一度選任されると終生継続されること)が見直され、必要に応じて終了できる仕組みが導入されたことである。

妊娠中期の暑さで早産リスク、予防対策の重要性指摘

東京科学大学研究チームがは、妊娠中期の妊婦は高温にさらされると早産のリスクが高まるとの研究結果をまとめました。
夏の暑さが年々激しさを増す中、妊娠16~22週の女性は暑さの影響を受けやすく、早産予防が重要としています。早産は妊娠22~36州で生まれるケースをさし、5歳未満児の主な死亡の原因の一つとなっています。出産に備えて子宮が大きく変化する妊娠中期に、暑さなどの影響で出口が炎症を起こして緩み、早く生まれてしまう可能性が考えらっるということです。(2026年5月)
文責:高橋 昭浩(当法人職員、健康管理士上級指導員)
参考資料:「ほすぴ」及び「健康関連最新情報」(日本成人病予防協会発行)

心身不調の女性に医療機関紹介する仕組み作りへ

厚生労働省は、更年期障害などの心身に不調がある女性を支援する体制作りを2026年度に始めます。早期に相談を受け付け、医療機関を紹介できる仕組みを各地域で作る為、
モデル事業を実施して全国への拡大を目指します。これまで、症状を自覚する50代の女性のうち、受診しているのは5人に1人にとどまるとの報告があります。
そこで、厚労省は都道府県や市町村からモデル地域4か所を公募で選定し、各地域で自治体を中心に医療機関、薬局、企業などが連携し、不調に悩む女性から相談を受け、必要に応じて適切な医療機関を本人に紹介する仕組みを作ります。(2026年5月)