杉並区ラグビーフットボール協会所属の早稲田大学ラグビー蹴球部、相良南海夫監督のインタビュー記事が5月5日、Yahoo!ニュースに掲載されました。
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早稲田大学の歴史的勝利(2006年)を放送
大学チームが18大会ぶりに社会人チームを破った歴史的大金星、2006年2月12日の「第43回ラグビー日本選手権2回戦 トヨタ自動車ヴェルブリッツ対早稲田大学」戦を、J SPORTS 1が5月2日(土)午後2時から放送する。
→ラグビージャーナリスト、村上晃一さんの解説
同内容を以下の枠でも放送する。
5月16日(土)
午後9:00~午後11:00
5月24日(日)
午後9:00~午後11:00
5月30日(土)
午後8:30~午後10:30
6月14日(日)
午後8:00~午後10:00
6月21日(日)
午前11:25~午後1:25
※早稲田大学ラグビー蹴球部は、杉並区ラグビーフットボール協会所属です。
早稲田大【2020年度新入部員】
杉並区ラグビーフットボール協会所属の早稲田大学ラグビー蹴球部が、2020年度新入部員を発表しました。
→ラグビー専門サイト「ラグビーリパブリック記事「2連覇目指す早大のいま。新型コロナで活動自粛も丸尾崇真主将は『不安』と決別」
新小1男子「なりたい職業」ラグビー選手が急浮上
今春小学校に入学した新1年生に将来なりたい職業を尋ねたアンケートで、男子の1位は「スポーツ選手」(18・8%)で、内訳では「サッカー」(56・9%)、「野球」(19・1%)に続き、「ラグビー」(4・0%)が急浮上しました。
ランドセル原材料メーカーのクラレが1992年から毎年、調査しています。同社は「(W杯日本大会による)昨年来の盛り上がりを受け、子ども向けのラグビースクールも活況のようで、なりたいスポーツ選手として注目が集まっているようです」とコメントしています。
杉並少年ラグビースクールでも、新1年生(当時は幼児年長)は昨年8月末の時点で9人でしたが、W杯後22人に増えました。幼児から小6までの9学年を通じて、最も伸び率が高かった年代です。
都内の25スクールで構成する「東京都ラグビースクール校長会議(ミニ部門)」の調査でも、現在の新1年生を含む幼児(3~5歳児)は506人から1・69倍の854人に増えています。
新型コロナに負けず、ブームを一過性に終わらせず、ラグビー好きをもっと増やしたいです。日本協会は「20年以内のW杯再招致と、その大会での世界制覇」を新たな目標に掲げています。新1年生は2039年W杯で25~26歳を迎え、日本代表の中核となる世代です。
杉並区スポーツ栄誉章
杉並区ラグビーフットボール協会に所属する早稲田大学ラグビー蹴球部▽ワセダクラブ・ラグビースクールの2団体と、杉並少年ラグビースクールOBの斉藤大朗選手(21)=明治大3年=に、2019年度の杉並区スポーツ栄誉章が授与されました。
早稲田大学ラグビー蹴球部は、第56回全国大学ラグビー選手権大会で11大会ぶりの優勝を飾ったことが評価されました。ワセダクラブ・ラグビースクールは、太陽生命カップ第10回全国中学生ラグビー大会で初優勝したことを讃えての受章です。
斉藤大朗選手は、第30回ユニバーシアード夏季競技大会の7人制ラグビーで初優勝した男子日本代表の一員でした。
授与式は当初、3月13日に予定されていましたが、新型コロナウイルス対策のため中止に。受章者が区役所で個別に受け取るか、区職員が学校などを訪ねて授与する形式に変更されました。23日に杉並区スポーツ栄誉章を授与された斉藤大朗選手は、この日から月末まで短いオフで、明治大ラグビー部の練習は休み。4月に始まる来季に向けて「明治大は1月に早稲田に敗れて準優勝だったので、最終学年は優勝に貢献できるよう頑張りたい」と意気込みを語りました。
都立高井戸公園「ラグビーができる場として具体的に設計」
東京都庁の三浦隆建設局長は3月12日、整備中の都立高井戸公園(杉並区)を「ラグビーができる場として具体的な設計を進める」と答弁した。都議会の予算特別委員会で、公明党の斉藤泰宏都議の質問に答えた。
高井戸公園は旧財務省、旧王子製紙、旧NHKの3グラウンドを都庁が買収。段階的に工事を進めていて、今年6月に芝生広場など第1期のオープンを迎える予定だ。ラグビーができるグラウンドは2021年度に実施設計を行い、2022年度に工事を終えて2023年春にオープンする計画だ。
→都庁建設局が作成した高井戸公園の工事説明会資料(PDFが開きます)
また、三浦局長は代々木公園、府中の森公園のサッカー・ホッケー場についても、天候に左右されにくい人工芝への改修に合わせ、「ラグビーの試合ができる広さを確保するための設計や土壌調査に着手する」と述べた。これらはいずれも、ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会のハード面のレガシー(遺産)として位置づけられる。
❖今秋に都内で「TOKYO RUGBY MONTH(仮称)」
一方、潮田勉オリンピック・パラリンピック準備局長は、今秋に都内各地で行うラグビーイベント「TOKYO RUGBY MONTH(仮称)」について答弁。①広いグラウンドを活用した体験会②子どもたちが互いに技術を高め合えるよう、都内のラグビースクールによる交流試合③指導者向けクリニック--などの開催を説明した。これらの開催には東京都ラグビーフットボール協会と、都内全26スクールで構成する東京都ラグビースクール校長会議(ミニ部門)=議長:宮島郁夫・杉並少年ラグビースクール校長=などが協力し、ソフト面のW杯レガシーに位置づけられる。
W杯レガシー(遺産)に関する都議会予算委員会質疑 全文
2020年3月12日
令和2年第1回定例会 予算特別委員会(総括質疑2日目)
都議会インターネット中継→1時間55分40秒ごろから
公明党・斉藤泰宏都議
「ラグビーワールドカップ(W杯)2019大会後のラグビーの普及啓発について質問したいと思います。都は現在のラグビー人気を一過性のものとせず、大会後も東京のラグビー文化の定着を図るということを長期戦略ビジョンに明記されております。都内のラグビースクールではW杯後、子どもたちの入会希望が増えておりますが、練習会場の確保に苦労されていると聞いております。また、交流試合や大会の開催などラグビーのできる競技場を増やしてほしいという声が多数寄せられております。この点について、昨年の我が党の第4回定例会代表質問に対しまして、小池百合子知事からは『今後都立公園の整備等の機会をとらえ、ラグビーができる場の整備について検討していく』という答弁をいただいております。今後の都立公園における取り組みについて、都の見解をうかがいます」
三浦隆建設局長
「都立公園にはサッカー場や陸上競技場などさまざまなスポーツ施設があり、都民が身近な場所で気軽にラグビーに親しむ環境を整備することは重要でございます。具体的には来年度、代々木公園、府中の森公園のサッカー・ホッケー場を天候による影響を受けにくい人工芝に改修していく機会をとらえ、ラグビーの試合ができる広さを確保するための設計や土壌調査に着手いたします。また、整備中の高井戸公園におきましても地元自治体やラグビー・サッカーなどの関係団体と連携をし、ラグビーができる場として具体的な設計を進めて参ります。今後さまざまなスポーツが楽しめる場として、都立公園のいっそうの整備に取り組んで参ります」
公明党・斉藤泰宏都議
「この設計においてはぜひ、東京都ラグビーフットボール協会など競技団体とよく連携をしてですね、整備を進めていただきたいと思います。また、昨年の我が党の同じ第4回定例会の代表質問に対しまして、都からは『今後はこれまでの事業で培ってきた競技団体等との協力関係を生かしつつ、子どもたちがラグビーを楽しみながら技術力の向上にもつながる取り組みを検討する』と答弁がありました。令和2年度に実施する、ラグビー普及の取り組みについて都の検討状況をうかがいたいと思います」
潮田勉オリンピック・パラリンピック準備局長
「ラグビーの普及を図っていくためには、都民がラグビーに親しめる機会を増やしていくことが重要でございます。このため都は来年度、子どもたちをはじめとした都民が気軽にラグビーに触れ、競技の楽しさを感じてもらえますよう、広いグラウンドを活用した体験会を実施いたします。また、子どもたちが互いに技術を高め合えるよう、都内のラグビースクールによる交流試合を行うほか、指導者向けクリニック等も開催いたします。こうした取り組みを行うに当たりましては、東京都ラグビーフットボール協会をはじめとする関係団体と連携を強化するなど、ラグビーW杯開催を契機に高まったラグビー熱を都内に広く継続させ、ラグビー文化の定着を図って参ります」
小池隆成選手がトンガA戦に先発出場へ/ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ2020
一斉ラグビー体験会の参加者4・4倍に (日本協会機関誌より)
ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の閉幕から8日目、杉並少年ラグビースクールが2019年11月10日に東京都杉並区の井草森公園運動場で初心者向けのラグビー教室(杉並区後援)を開いた。半年前の参加者は66人だったが、この日は4・4倍の292人に膨れ上がった。
この教室は未就学児、小学生、中学生を対象に、日本協会が開催を呼びかけた全国一斉ラグビー体験会の一環。毎週の練習でも体験希望者は5~10人ずつ来ていて、W杯開幕後は20人を超える週もあり、手応えは感じていた。しかし区の広報紙にお知らせが載る教室は、事前申し込みだけで261人。当日飛び込み参加も加えれば300人に迫る可能性があった。
こどもが300人来るということは600人近い両親が付いて来る。スクール生とコーチ、保護者を合わせれば、グラウンドは1000人以上の親子でいっぱいになる。小学校1校分だ。今まで経験したことがない状況に、練習グリッド数を半年前の12から20に増やした。20グリッドに張り付けられるコーチ数が足りないので、中学部の生徒・コーチにもコーチ役を依頼し、自分の子が既に卒業して何年もたっているOBコーチも招集した。受付で長蛇の列ができないよう、受付スペースも拡張してより多くのお母さん方に立ってもらった。
練習メニューのネーミングも「にわかファン」層の興味を引くよう、日本代表の大躍進に敬意を表して「田村キック」「One Teamボールリレー」「フェラーリ松島」「ジャッカル姫野」などと工夫。入念な準備のおかげで、当日は滞りなく幼児137人、低学年103人、中学年44人、高学年8人に楕円球の魅力を伝えることができたと思う。
上記のことは杉並少年RSに限った話ではなく、都内に25あるスクールは全て、数字の大小はあれども同じ状況だったと聞いている。11月3、4日に開催された「2019年度東京都秋季ミニラグビー交流大会」にはNHKとTBSが「ラグビーブーム」を取材に来た。こんなことは4年前に日本代表が南アフリカに勝った時ですら、なかったことだ。W杯後、狛江、目黒両ラグビースクール設立が東京都協会で承認された。
杉並少年RSの生徒数は8月末の時点で、幼児から中学生まで127人だった。今年1月19日現在で過去最多の173人まで増えた。実に36%増だ。特に幼児は20人増えた。
よいことばかりではない。競技人口の急増に見合う①練習場所の確保②コーチングレベルの向上--が今後、全スクール共通の課題となってくる。NHKがW杯後、都内の各スクールを対象に行ったアンケート調査でも、9割のスクールが「グラウンドを確保するのが難しいと感じたことがある」と回答した。
今回増えた幼児・小学生は、日本ラグビー界の次世代を担うW杯のレガシー(遺産)であり、大切に育てていきたいと考えている。
(東京都ラグビースクール校長会議事務局)