西荻窪に子どもたちの新しい居場所が誕生しました!その名も「ネリオのこみち」。オープンに先駆けて開催されたオープニングイベントにお伺いしたので、その様子をお届けします!

西荻窪駅の高架下 西荻マイロード内にあります
「ネリオのこみち」ってどんな場所?
「ネリオのこみち」は、子どもたちが安心して過ごせる「第3の居場所」を目指して作られた、新しいコミュニティスペースです。調子の良い日も悪い日も、嬉しい時も悲しい時も、いつでもありのままの自分でいられる、そんな温かい場所になることを願って、準備が進められてきました。
立ち上げの経緯と熱い想い
この素敵な場所が生まれるまでには、さまざまな人の熱い想いと協力がありました。
プロジェクトが始まったきっかけは、「子どもも大人も、みんなが『居場所』を求めている」という事実を多くの人に知ってもらいたい、という強い思いから。そんな中で見つかったのが、JR西荻窪駅の高架下という、多くの人の目に触れる最適な場所でした。
一般社団法人ピエニ・オヴィ(小さな扉)の代表、能登山明美さんは、30年近く子どもたちと関わり、子ども食堂の立ち上げなど、多岐にわたる支援活動を行ってきました。「ありのままでいられる居場所が必要」という能登山さんの信念に、ジエイアール東日本都市開発様からご理解とご協力を得て、杉並区、そして地域の皆さんが賛同し、約3年の話し合いの末開設となりました。
場所づくりには、子どもたちの声も積極的に取り入れられています。「遊べる空間」「明るい場所」「子どもからお年寄りまで誰でも入れるところ」など、たくさんのアイデアが寄せられ、実際に壁の色塗りDIYイベントには子どもたちも参加し、まさにみんなで作り上げる居場所となっています。
能登山さんは、「私たち大人は、子どもの居場所とはどんなところか?その必要性についても一緒に考えていきたい。」と場所を作るだけではなく、居場所としてどうあるかも大切にしていきたいと述べてくださいました。

DIYイベントでカラフルに彩られたスペース
賑やかなオープニングイベントの様子🎉
7月8日(木)のオープンに先立ち、7月6日(日)と7日(月)に「ネリオのこみち オープニングイベント」が開催されました。
訪問した平日日中も、立ち上げに尽力された方々がお祝いに駆けつけたり、見学に来られたりと、たくさんの笑顔と温かい会話が飛び交っていました。
どんな空間になっているの?
室内の空間は、訪れる人がそれぞれの時間を快適に過ごせるように工夫されていました。
- 駄菓子が並ぶキッチンカウンター:子どもたちが大喜びしそうな懐かしい駄菓子が並んでいました。
- テーブルと椅子のフリースペース:気軽に立ち寄って談笑したり、休憩したりできる空間です。
- 赤ちゃんが過ごせるマット敷きのプレイルーム:小さな子ども連れの方も安心して利用できます。
- 奥まった落ち着いたテーブル席:集中して読書をしたり、静かに過ごしたい時にぴったりです。
- 壁一面の貸しボックス:ハンドメイド作家さんなどへ貸出をしているスペースです。ハンドメイド作品や地域ショップの商品なども置いてあります。ネリオのこみちに来た方はもちろん、外側の高架下通路側からも見える設計になっています。


高架下を行き交う人々も、カラフルに飾られた空間と楽しそうな声に誘われるように、足を止めて中を覗いていく方が多く、早くも地域に開かれた場所になっていることを実感しました。
みんなの「こみち」へ、ふらっと遊びに来ませんか?
「ネリオのこみち」は、杉並区、JR東日本都市開発、そして地域の皆さんの温かい協力と、何よりも「みんなの居場所を作りたい」という熱い想いが詰まった、本当に素敵な場所でした。
お子さんやお子様連れの方、大歓迎です!ふらっと立ち寄って、楽しいひとときを一緒に過ごしてみませんか?
※2026年9月までの社会実験として西荻窪駅の高架下で開設し、2026年10月からは北側で同じ事業を行う予定です。詳しくは一般社団法人ピエニ・オヴィにお問い合わせください。
一般社団法人ピエニ・オヴィ
ネリオのこみち
開催日時:月・火・水・金・土 10:00~20:00
定休日:木・日
子どもの居場所 ネリオのこみち Instagramはこちら
https://www.instagram.com/nerionokomichi/
写真・文責:山口



