令和8年7月11日(土)13:00~16:00、地域活動のための「“心をつかむ”チラシタイトル講座」を開催しました。
すぎなみ協働プラザでは毎年、団体活動に役立つ広報講座を開催しています。今年も、杉並区広報専門監の谷浩明さんをお迎えし、チラシタイトルについて学びました。

初めにグループ内で1人1分ずつの自己紹介を行い、和やかな雰囲気でスタート。谷先生からは「一方的な講義ではなく、皆さんにも積極的に参加してほしい」とお話があり、参加者への質問や問いかけを取り入れながら講座が進行していきました。
【前半】講義:「伝える」から「伝わる」へ
前半は、届けたい人に「伝わる」ためのポイントと、チラシタイトルの考え方(3ステップ)を学びました。
- 「伝える」と「伝わる」の違い 情報を一方的に流す(伝える)のではなく、受け手が理解し、行動や気持ちの変化を起こすこと(伝わる)が重要。
- 広報(Public Relations)の本質 組織と人々(団体・個人)との間に、誠実なコミュニケーションを通じて「よりよい信頼関係を構築する」こと。
- チラシタイトルの考え方(3ステップ)
1. だれに言うか?: 年齢や属性だけでなく、受け手の内面的要素(悩み・願望・価値観)まで踏み込んでターゲットを絞り込む。
2. なにを言うか?: 発信側の伝えたいことと、区民のニーズ(関心ごと)の「共通項」を見つけ、共感を呼ぶ。
3. どう言うか?: メリット・ベネフィットの提示や、未来のワクワクした姿を想像させる工夫をする。ニュース性や手軽さ、「初」「ついに」といった言葉、具体的な数字を活用する。

【後半】ワークショップ&生成AI活用術
後半は、参加者が過去に作成したチラシのタイトルを修正する実践ワークを行いました。 参加者の皆さんは自身の活動を振り返りながら、「とにかくたくさんタイトル案を書く」「受け手の立場で選ぶ」「声に出して読む(リズムを意識)」の3つを大切にし、熱心に取り組んでいました。さらに講師から一人ひとり直接講評をいただき、実践的なブラッシュアップが行われました。






講義の締めくくりには、生成AIの活用術についてでした。
「AIは確率的予測やパターン学習に基づくものであり完璧ではないため、最終的な確認・判断は人が行うこと」といった前提のほか、効果的なプロンプト(指示文)の大原則として以下のポイントが挙げられました。
- 明確な指示を出す
- タスクを分解して渡す
- 参照データ(正確な資料)を渡す
- 「考える時間」を与える(深掘りさせる)
【まとめ】
少人数制ということもあり、講師と参加者の距離が近く、誰もが発言しやすい雰囲気でした。参加者同士の交流や意見の出し合い・聴き合いが随所に見られ、終始活気に満ちていました。
最後に谷先生は、チラシタイトルを考えるうえで一番大切なことは「相手のことを考えること」と仰っていました。
講座に参加された団体の皆さんが、今後どのような素晴らしいチラシを生み出されるのか、今から目にするのがとても楽しみです。
【参加者からの声】
・とても有益な講座でした。他の団体との交流もあり、初めての地域イベントの参加でしたがまた参加させていただきたいと思いました。ありがとうございました。
・言葉とイラストの関係性を重視した発信、という発想はこれまであまりありませんでした。またAIに対する指示の仕方についても基本的なところを確認できました。ありがとうございました。
・相手目線の大切さを再認識しました。ご講義ありがとうございました。
写真・文責:椎野





