第2回 「ゆるプラ」開催レポート

2024年5月23日(木)にサロン「ゆるプラ」第2回を開催しました。

「ゆるプラ」はゆるっとお話ができる場をすぎなみ協働プラザに作りたいと始めましたが、ゴールが明確ではない事業です。

それぞれの気になることをネタに闇鍋的なおしゃべりの時間。 闇鍋なので、何が入ってくるのか、それぞれの具を誰がどう取り上げるのか、取り上げないのか・・・    主催側としても、促すのではなく、落としどころを見つけるのでもなく、一緒に「気になる」を掘り下げて、一緒に楽しんでいます。

今回も自己紹介から。前回と違うのはその場で質問がいろいろ出ること。「気になる」という好奇心や関心の種が確実にまかれているようです。

進め方も机の配置も迷いながらです。

今回は「公園」がキーワードの一つでした。豊島区の小学校跡地に生まれた雑司ヶ谷公園(https://zoshigaya.org/zoshigaya-park.html)のお話から、杉並区の柏の宮公園や下井草どかん公園の話に広がっていきました。

また地域デビューの難しさの話もチラリ・・ 日本のハーブや日仏の言葉の話、NPOなどの小さな事業所のバックヤード支援のことなど、話題も豊富でした。

まだまだ試運転中でどこに行きつくのかわかりませんが、楽しい会になっています。次回はどういう方がどんな話題を持ってきてくれるのでしょうか?いろいろな方のご参加をお待ちしています。

文責・写真 朝枝

「会計講座~定額減税って?会計ソフトなに使えばいい?~」開催レポート

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5月21日、会計講座を開催しました。
すぎなみ協働プラザでは毎年いろいろなテーマで会計講座を企画しています。
今年度のテーマは定額減税と会計ソフトについてでした。
公認会計士・税理士でNPO法人会計にお詳しい加藤俊也先生に講師をお願いしました。


まず前半は今年6月から導入される給与・賞与の支払額から徴収される所得税・住民税における定額減税についての実際の処理について、説明していただきました。それぞれの受給者により異なる事務処理になるので給与支払い担当者には気が重い作業かもしれません。今年の年末まで引き続き行っていく処理のため、年末調整までの流れを学びました。
まずは「住民税・所得税を納付している場合の給付金・定額減税一体措置の概要」を知り、次に今から行うべき準備作業、6月以降の実際の作業、年末調整での作業について具体的に説明いただきました。

後半は会計ソフトについて教えていただきました。まず日々の会計事務を決算期の申告・納税に繋げていくために必要な処理として会計ソフトを使う方法を説明し、ソフトの種類も紹介していただきました。NPO法人会計に適したソフトにはサーバにつないで作業をするクラウド型、パソコンにソフトを入れて作業をするスタンドアローン型があります。クラウド型はどこにいても作業が可能で、複数人で管理するのに適していますがサブスクリプション式で定期的に支払いが必要です。スタンドアローン型は使用できるパソコンが限られますがソフトの買い取り時の支払いのみで無期限に使用できます。それぞれの特徴を考え団体活動に適したものを選ぶことでスムーズな会計処理ができると思います。

参加者からは

「定額減税と会計ソフトについて、タイミング良く教えていただきありがとうございました。とても、参考になりました。」

「とてもわかり易く、現場をご理解されている内容で有難かったです。」など、ご好評いただきました。

定額減税については現時点でまだわかりにくいことも多く、給与支払い担当者の方はご苦労が多いと思いますが、今回の講座の内容が参考になりましたら幸いです。

(文責・写真 有馬)

「ゆるプラ」開催レポート

2024年4月23日(火)にサロン「ゆるプラ」を開催しました。

「ゆるプラ」はすぎなみ協働プラザの新しい取り組みとして、事務所が閉館したあと、放課後のおしゃべりのような空間が持てたら良いなと思って始めました。

地域自慢をしたり、自分の活動報告をしたり、地域活動のお困り事を話したり…
ちょっと気になる事を闇鍋的にお話する、その中から「あっ、それいいね」「やってみようかな」が生まれたらいいなと思っています。

最初は自己紹介から。

初めての取り組みでしたし、テーマを決めなかったので、どんな話が飛び出すのか、ドキドキのスタートでしたが、時間とともに会場も温まってきて「あの地域ではそんなことやってるの?!」「その取り組み知ってる!」「アレおいしいよね」と、賑やかに情報交換ができ、早速名刺交換が始まり、新しい繋がりが生まれ、有意義な時間となりました。


参加者からは
・テーマトーク、グループトークもしてみたい
・テーマがないから色んな話が聞けて良かった
・話の中で「ピン!ピン!」と頭にヒットするものがあり、自分の活動のヒントがもらえた
・〇〇さんと繋がりました

などのお声をいただきました。

すぎなみ協働プラザでは、これからも「ゆるプラ」活動をゆるやかに継続していきます。
プラザの放課後時間「ゆるプラ」に来てみませんか?

文責・写真 朝枝

労務コラム① 教えて!梶谷先生

~事業場における労働関連用語の一考察~
私たちが『働いている』上で、よく見たり聞いたりする用語があります。
当たり前のことと看過せず、ちょっぴりその中身を考えてみると意外な発見があるかもしれません。

第1回:有期労働契約について

 日本の労働社会は、正規労働者と有期労働契約者の協働によって支えられてきました。有期労働契約者とは期限を定めて労働契約を交わす方のことをいい、常勤的な役割をこなす方もいれば短い労働時間で働く方もいます。もちろん有期労働契約者の中には、配偶者の扶養に入っていたいので、自分の意思でパート労働をされている方もいますが、正社員になりたい、あるいは正社員と同じ待遇を得たいという方も多くいます。平成時代の後半は、この有期労働契約者の処遇について多くの労働争議が展開されました。代表的なものとしては、ハマキョウレックス事件(2019.6.1判決)、大阪医科大学事件(2020.10.13判決)、メトロコマース事件(2020.10.13判決)、日本郵便事件(2020.10.15)などがあり、有期労働契約者の権利を担保するような判例がいくつも提示されました。特に『福利厚生に関わる事項』については、有期労働契約者であることを理由に差別をしてはならないという見解がはっきり印象付けられたのではないかと思います。このコラムの中では詳細を紹介できるスペースがないので、ご興味ある方はぜひネットで検索をしてみてください。
改正パートタイム労働法(中小企業では2021年4月から施行)では、有期労働契約者であることを理由として、基本給、賞与その他の待遇のそれぞれにについて、差別的取り扱いをしてはならないと規定されており、有期労働契約者から求めがあったときは、正規労働者との間の待遇の相違について事業者はきちんと説明をしなければならないとされています。有期労働契約者の働きにより事業運営が回っている事業所も多いはず。それぞれの立場や役割を尊重し合いながら事業所全体の労働環境を向上させていきたいものです。

「教えて!梶谷先生」コラム一覧ページへ

令和6年度 協働提案事業募集

協働提案制度とは

協働提案制度は、区と地域活動団体(NPO法人や地域団体、事業者など)が、お互いの立場を尊重し、役割を分担しながら、地域の課題解決に取り組む制度です。
協働の担い手となる地域活動団体と区が話し合いや意見交換の場を持ち、課題の認識や目的・解決の方向性を共有して、提案された協働事業に取り組みます。
各団体の得意分野を活かした事業提案をお待ちしています。

(注1)事業提案はアイデアだけでなく、提案団体が主体となって実施することが前提となります。

対象となる事業

次の全ての要件を満たすことが必要です。 

  • 地域の課題の解決につながるもの(課題の提起のみでないもの)
  • 区と地域活動団体が協働することで相乗効果が期待できるもの
  • 地域活動団体が主体となって実施することが可能であるもの(アイデアのみの提案ではないもの)
  • 特定の個人や団体のみが利益を受けるものではないもの
  • 区への一方的な要望ではなく、区と地域活動団体との協議の結果、明確に協働の役割分担ができるもの
  • 宗教活動または政治活動を目的としていないもの

提案できる団体

NPO法人、ボランティア団体、地域団体、事業者などの団体で、杉並区内・区外、法人格の有無、また、営利・非営利を問いません。
次の全ての要件を満たすことが必要です。

  • 組織の運営に関する規則(規約、会則等)があり、構成員の名簿を備えていること。
  • 提案団体の責任者及び事業の連絡責任者が特定できること。
  • 宗教活動または政治活動を目的とした団体でないこと。
  • 特定の公職(公職選挙法(昭和25年法律第100号)第3条に規定する公職をいう。)にある者もしくは候補者(当該候補者になろうとする者を含む。)または政党を推薦し、支持し、またはこれらに反対することを目的とした団体でないこと。
  • 暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号に規定する暴力団をいう。)または暴力団もしくはその構成員(暴力団の構成団体の構成員又は、その構成員でなくなった日から5年を経過しない者を含む。)の統制の下にある団体でないこと。
  • 無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律(平成11年法律第147号)第5条及び第8条に規定する処分を受けている団体またはその構成員の統制の下にある団体でないこと。

(注1)個人は対象としません。
(注2)複数の団体で提案することも可能です。

提案の受付・事前相談

令和6年4月1日(月曜)~5月31日(金曜)

提案の受付・事前相談は、すぎなみ協働プラザが行います。
事前相談では、団体の活動内容や提案内容について、提案団体との話し合いを通じて、協働提案制度の対象となる事業かどうかについて検討します。
区担当課と提案団体との間で課題認識や課題解決の方法、役割分担等の確認ができ、区との協働の実現の可能性のある場合、事前協議に進みます。

提案の受付・事前相談の申込(予約が必要です)

すぎなみ協働プラザにEメールまたは電話で、事前相談を希望する日時を予約してください。
相談日は、提案の受付・事前相談の期間内(令和6年4月1日から5月31日まで、すぎなみ協働プラザ休館日を除く)の午前10時から午後5時までです。相談時間の目安は、30分から1時間程度です。

事前相談に必要な書類

  1. 事前相談票
  2. 提案団体の概要
  3. 提案団体の活動内容がわかるチラシやパンフレット

事前相談後、区担当課との事前協議に必要な書類

  1. 協働提案事前協議書
  2. 協働提案書
  3. 協働提案経費概算書

詳細は「令和6年度 杉並区協働提案募集案内」をご覧ください。
すぎなみ協働プラザ、杉並区役所本庁舎(西棟1階まちの情報コーナー)、地域課協働推進係、各地域区民センターほかで配布しています。
また、協働提案募集案内のほか、申請書類はページ下部の添付ファイル欄に掲載しています。

令和6年度協働提案 募集説明会

【日時】令和6年4月17日(水曜)午後6時30分~7時30分
【会場】杉並区役所分庁舎3階(杉並区成田東4丁目36番13号)
【内容】協働提案制度の概要、募集・実施スケジュール、すぎなみ協働プラザの役割、質疑応答 他
【申込】Eメールまたは電話で、Eメールの場合は「協働提案 募集説明会」、〒・住所、団体名、参加者氏名、連絡先を記入の上、すぎなみ協働プラザ(電話:03-5335-9540、Eメール:sanka@nposupport.jp)までお申し込みください。
募集説明会に参加しなくても、協働提案の応募はできます。

すぎなみ協働プラザ

【開館日】月曜日~土曜日 午前10時~午後6時
【休館日】第1・3・5土曜日、日曜日、祝日、振替休日、12月28日~1月4日
【所在地】杉並区阿佐谷南3丁目2番19号 産業商工会館内
【電話】03-5335-9540
【ファクス】03-5335-9541
【Eメール】info@nposupport.jp

過去の採択事業

これまでの採択事業については、以下の「協働提案事業採択」をご覧ください。

添付ファイル