【イントロカフェ】対話を通して考える アンコンシャス・バイアスってなんだろう?

開催日:2023年10月7日土曜日(16:00~18:00)

女だから、男だから、子どもだから、外国人だから、、、それが常識だから、みんなそうしてるから、、、

相手を、世界を、無意識の色眼鏡で、みていませんか?

アンコンシャス・バイアスは、教育、メディア、社会の価値観などの影響を受けて形成されます。この講座では、私たちがどのような価値観や言葉を受け取ってきたのか、また、そうして形成されるバイアスとどのように向き合っていけばよいのか、講師と参加者との対話を通して、考えあいます。

■講師:川上 和宏氏(コミュニティカフェ「大人の秘密基地アルコイリス」経営/東京学芸大学教育学博士・満退)

埼玉県和光市にある店を拠点に哲学カフェ、子ども哲学など、学びと対話の場づくりを実践、また市民講座や大学等での講師を務める。コミュニケーションに関わる授業では、学生たちとの対話の中でお互いのバイアスに気付く授業を展開。

日 時:10月7日(土)16:00~18:00
場 所:杉並区役所西棟6階第5・6会議室 (杉並区阿佐谷南1-15-1)
https://goo.gl/maps/ck5Fs99To4H1T2PTA
講 師:川上 和宏氏
参加費:無料
定 員:30名 (先着順)
対 象:区内在住・在勤・在学の方
申 込:【申込開始日:2023年9月15日(金)~】
▽申込フォームまたはEメールで▽
●申込フォームこちらをクリック.
●Eメール:sanka@nposupport.jpまで、
①氏名②団体名(所属があれば)③区内在住・在勤・在学のいずれか④電話番号を明記の上、お申し込みください。
主 催:すぎなみ協働プラザ、区民生活部管理課 男女共同・犯罪被害者支援係

団体訪問 NPO法人プロップK(NPO活動資金助成事業)

8月18日にNPO法人プロップKを訪問させていただきました。

プロップKは、様々な年齢層が集い、支えあう拠点として地域の活性化、繋がり、支え合えるまちづくりの一端を担える活動をしています。ゆうゆう久我山館、ゆうゆう上高井戸館、コミュニティふらっと成田の3館を運営し、住民の交流拠点として様々なイベントを開催しています。今回は、コミュニティふらっと成田にて、令和5年度杉並区NPO活動資金助成事業である「おとなもこどもも安全に楽しく遊ぶアプリゲーム体験」を見学させていただきました。

子どもの目にもとまりやすい低位置にチラシを配置
多くの人の目にとまるように工夫を凝らした看板

小学4年生から大人まで集まり、各自持参したスマホを手に、まずはゲームアプリのダウンロードからスタートです。その日は、「みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ・脳の若返りドリル〜」「どうぶつタワーバトル」「太鼓の達人」の3つのゲームを体験しました。

司会者はアプリをダウンロードする時の注意点や、広告表示の消し方などを丁寧に説明し、参加者は「なるほど」と頷きながら操作を進めていました。スマホでゲームをするのは初めて、という方もいらっしゃいましたが、参加者全員がスムーズにゲームを楽しむことができました。

手元の資料を見ながら、フロアスタッフ2名がサポートしスマホを操作

最後に行った「太鼓の達人」では、参加者同士が前に出て大スクリーンで対戦!会場には、ゲームコントローラのほかに太鼓の達人専用の太鼓も用意されていたので、普段からゲームに不慣れな人でも簡単に操作可能です。参加者は自然と声を上げてゲームに熱中し、応援する参加者にも笑顔が溢れ、とても盛り上がりました。

大人の参加者も白熱!
小学生と対決!

最後に司会者からスマホ依存症の説明がありました。所有者の多くが依存しつつあるスマホですが、今回のイベントのようにゲームで世代間交流をしたり、情報収集や天気予報など、スマホは便利で手放せない存在です。注意しながらうまく活用していきたいですね。

最後にプロップK代表の石山恵子さんからのご挨拶で終了しました。

精力的に地域のために活動を行うNPO法人プロップK代表の石山恵子さん

今回訪問したコミュニティふらっと成田は、イベント開催のみならず、地域住民のための居場所として場所を提供しています。人気の場所は、建物の入り口を入ったところにあるラウンジです。午後には近所の小学生が集まってゲームをしたり、他にも勉強する学生や打合せをする地域活動団体の方など、多くの人がこのラウンジを利用しています。施設内はスタッフが季節ごとの飾りつけをしたり、快適な居場所を演出しています。

広々したラウンジは夏には涼みどころとして機能している
職員による施設内デコレーション

壁には数々の感謝状が飾られていて、すぐそばの杉並第二小学校の子どもたちからは、手作りの感謝状が届いたそうです。「いつもありがとうございます」と大きく書かれた感謝状には折り紙の飾りがついていて、とても心のこもった感謝状でした。

地域のための活動は住民からも支持されている
杉二小の子どもたちから 心温まる手作りの感謝状

是非これからも地域の居場所としてのご活躍を期待しています。
皆様もぜひ一度、コミュニティふらっと成田を訪れてみてはいかがでしょうか?

写真・文責 大久保・大庭

【コミュニティふらっと成田】公式HP
杉並区成田西1−28−18

すぎ丸バス(阿佐ケ谷駅・浜田山駅間)
「成田西子供園前」下車徒歩2分

関東バス(中野駅・五日市街道営業所間、中35・中36・高43系統)
「杉並第二小学校」下車徒歩2分

【NPO法人プロップK】公式HP

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団体訪問 NPO法人みんなの進路委員会(NPO活動資金助成事業)

NPO法人みんなの進路委員会は令和5年度杉並区NPO活動資金の助成金を受託し、8月5、6日に「SDGsフェスタin 高円寺」と題して、9回のイベントを開催しました。

各イベントは下記の通り開催されました。

・高円寺でごみ拾い対決!(2回)
・地球から空を見てみよう!〜気候変動を身近に感じるような実験をしよう〜(3回)
・身近なものでアップサイクル!〜シーグラスと生活ごみでインテリアをつくろう〜(2回)
・廃油からキャンドルを作ろう!(2回)

これらは、中高生が小学生のためのイベントを企画し、運営するというものです。

主催者が考えるこのイベント一番の意義は、「これからの地域社会を担う中高生の育成」です。大学生を含む大人のスタッフも数名サポートに入りましたが、運営者として中高生はこの日のために何度も打合せを重ね準備してきました。

この日はその実施日でした。今回はその中の一つ「身近なものでアップサイクル!」に参加しました。当日、小学生の参加者18名に対し、中高生スタッフ5名がSDGsに関連したイベントを運営・進行しました。

まず最初に、中高生スタッフがゴミについてのプレゼンテーションをしました。小学生に問うと、小学生は元気に手を挙げて答えます。そのあと、いよいよスノードームと風鈴をつくるワークショップです。

スノードームはそれぞれ自分の好きな色の砂、シーグラスなど選んで作ります。中高生スタッフが丁寧に作り方を教えていました。


風鈴は用意されたジュースやビールなどの空き缶に紐が通してあり、そこに鈴をつけ、その後、短冊に自分の好きな願い事を書いて鈴に吊るして完成です。ここでも中高生スタッフが小学生の目線に合わせて優しく指導し、大活躍です。

最後に中高生スタッフのから「アップサイクルってなんだろう」のプレゼンテーションを聞いて終わりました。参加者は皆、アップサイクルで作った作品を手に、笑顔で帰って行きました。



この日の夕方には、「廃油からキャンドルを作ろう!」という別のワークショップも開催され、約20名の参加者が集まりました。その様子も見てきました。



参加した小学生の保護者からは、また来年も参加したいという声をたくさん聞くことができ、プラザスタッフも楽しい時間を一緒にすごすことができました。

参加した子どもたちからは、

「大人の説明でなく、中高生のサポートが新鮮で良かった、また是非参加したい」

「学校でSDGsのことは勉強したが、アップサイクルのことを分かりやすく説明されたので理解できた。おにいさん、おねえさんと話もできて楽しかった」

「捨てる予定だったものがまた素敵なものに変えられてよかった」

「食品ロスや賞味・消費期限についてのクイズなどがあり、とても勉強になった」

「おねえさんみたいにボランティアしてみたい!」

という声を聞くことができました。

みんなの進路委員会の今後の更なる活躍が期待できるイベントでした。

写真・文責 小林・大庭

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NPO法人みんなの進路委員会HP
https://minnanoshinro2021.wixsite.com/minnanoshinro


すぎプラ通信vol.10発行

2023年8月すぎなみ協働プラザの広報紙「すぎプラ通信Vol.10」を発行しました。

・あなたの「気になる」をちょっと身近にするイントロカフェ

・ステップアップ講座 おさえておきたいNPO会計の基本講座

・登録団体インタビュー

・交流会の報告

・これからの講座・イベントスケジュール

を掲載しています。ぜひご覧ください。

すぎプラ通信はホームページからもご覧いただけます。

https://member.sugi-chiiki.com/nposupport/wp-content/uploads/2023/08/e639d26a4efa5277eebf2aeecbb1e447-6.pdf


団体訪問 認定NPO法人スマイリングホスピタルジャパン

2023年8月3日、認定NPO法人スマイリングホスピタルジャパンを訪問させていただきました。

代表理事 松本惠里さん
自著作『夢中になれる小児病棟―子どもとアーティストが出会ったら 』を手に

スマイリングホスピタルジャパン(以下SHJ)は、2012年に任意団体からスタートし、2017年には認定NPO法人となり、活躍の場を広げています。小児病棟や障害者支援施設など、外との触れ合いが限られている入所児・者のために音楽・美術系の様々な登録アーティストが病院や施設に訪問し、殺風景な景色に彩を加え、子どもたちに生活を楽しむ機会を創出する活動をしています。その活動の場は北海道から沖縄まで全国に渡ります。

事務所を杉並区の永福町駅前に構え、この事務所は、運営拠点としての役割のみならず、 コロナ禍により訪問による活動が大幅に制限されたため、 SHJスタジオとして、ZOOMでのアート配信事業もここから行い、子どもたちのために開かれた世界への足掛かりを手助けしています。

手作りの看板 ここからZOOM配信している  室内の内装もほぼ手作りとのこと

また、2018年には、「学びサポート」として、重症心身障がい児の在宅での学習サポート事業も開始しました。東京都⽴永福学園肢体不⾃由教育部⾨⾼等部卒業⽣2名、学習⽀援ボランティア1名からスタートした事業でしたが、現在では、医療的ケアを受けながら自宅で過ごす子ども、重い障がいにより体調が不安定なため、特別支援学校に通学籍があっても週に2~3日しか通えない子どもなど、活動が十分でない多くの子どもたちに、自宅訪問をして学習のサポートをしています。見えにくさや聞こえにくさという問題を抱えている子どもの学びの機会が奪われていることを危惧していた学習支援員が様々な「バリアフリー教材」を発案し、子どもたちの小さな成功体験獲得の手助けをしています。

教材説明してくれる松本さん
ショーウィンドウに並べられたオリジナル教材

しかも、この教材ひとつひとつはすべて学習支援員の手作りというこだわりよう!

手にしたときの重みや滑らかさなど、微妙な感触は当事者にとって一番重要で、細部まで配慮が感じられる教材でした。プラザスタッフも教材の実物を触らせていただきました。実際に手にしたときの木の温かいぬくもりと心地よい重量感から、とてもこだわりぬいた、当事者に寄り添った教材だと感じることができました。


2020年には、「杉並区NPO支援基金」をステップアップ事業として活用し、東京都立永福学園在籍または卒業した重症心身障がい児50名に対し学習サポートを行いました。また、オリジナル教材を紹介する冊子「バリアフリーみんなの教材図鑑」も作成し保護者、教員、放課後デイサービス、訪問看護ステーション、大学などに計500部無料配布し、今では全国からオリジナル教材の発注を受けているそうです。

冊子「バリアフリーみんなの教材図鑑」

まだまだ今の社会で障がいのある方々が生きていくには不便や理解不足が見られ、課題は多そうですが、松本さんをはじめ活動にかかわる人と、そのサービスを受ける方、そしてそのご家族の笑顔の数を増やす取り組みはとても魅力的でした。

数々の書籍にSHJによる執筆記事が掲載されている

写真・文責 有川・大庭

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認定NPO法人スマイリングホスピタルジャパンHP
https://smilinghpj.org/
学びサポートHP
https://shjmanabisupport.org/wp-manabi/