【団体交流会】「こんな杉並区にしたい!」を語り合おう! 開催レポート

8月17日(土)に団体交流会を開催しました。
当日は、台風一過で気温が上がり、猛暑のなか多くの地域活動団体の皆様にご参加いただきました。

今回の交流会は、【昔の杉並→現在の杉並→未来・9年後の杉並区区政施行100周年にむけて】というテーマで企画しました。
グループワークでは未来の理想的な杉並区についてそれぞれの想いをグループ内で発表・共有し、最後にはグループごとに、「〇〇な杉並区にしたい!」というスローガンを模造紙に書いて発表していただきました。

第一部でははじめに、NPO法人すぎなみムーサの山崎さんが作成した「善福寺川のカワウソ」を上映し、江戸時代の杉並区を見てもらいました。(※文末に動画リンクあり)

NPO法人すぎなみムーサ 山崎さん
画:すぎなみ紙芝居一座「すかい」那須克彦

続いて、杉並区企画課公民連携担当の金子さんより「人口動態、課題など、データからみる杉並」をスライドで紹介。現在から未来に向かって杉並区がどう変化していくかを学び、第一部を終了しました。

第二部では、「〇〇な杉並区にしたい!」をグループ毎に考えてもらうワークショップをしました。今回は参加者のなかで7月にファシリテーション講座を受講した方にファシリテーター役をお願いし、ファシリテーション講座で講師を務めていただいた杉村郁雄さん(プロセスクリエイト代表)には今回コーディネーターとして、交流会全体を見守っていただきました。

各グループのファシリテーターさんのおかげで、和気あいあいとした雰囲気のなかで自由闊達に意見交換が進み、最後にはグループそれぞれの「〇〇な杉並にしたい!」の発表がありました。

Aグループ 「知恵と愛の杉並区キャンパス計画」な杉並区にしたい!


Bグループ 「あいさつでつながるすてき」な杉並区にしたい!

Cグループ 「年代国籍問わず、だれもが集まる安心安全で緑豊か」な杉並区にしたい!

Dグループ 「みんなが知り合う事ができて、子育てがやり易い」な杉並区にしたい!

Eグループ 「多様なつながりある寛容で良い環境の良いだれからも愛される様」な杉並区にしたい!

たくさんの意見をグループでひとつにまとめあげ、その発表はたくさんの想いと「杉並区が大好き」が詰まった魅力的なものでした。

第三部では自由に交流する時間をとりました。

団体同士が積極的に交流する様子がうかがえました。横のつながりをつくってもらえるようにプラザスタッフからもお声かけし、新しい出会いも生まれました。

杉並区企画課の方々、コーディネーターの杉村さんにも交流に加わっていただき、普段関わることのない人とも知り合うことができ、幅広い自由交流時間となりました。

参加者からは

・本日は大変貴重な学びの場をありがとうございました。交流の場を通じ、横のつながりを形にできるような場があると良いなと思いました。
・区の企画課からの説明も興味深い内容でした。ファシリテーターの進め方は的確で楽しい雰囲気も出てとてもよかったです。
・参加団体の方と交流を持てて楽しい会でした。ワークショップも盛り上がりましたが、なかなか形にならないのが残念なところです。区のマッチングも期待します。

など感想をいただきました。

今回、ワークショップを通し、団体同士がつながり、新しい交流が生まれたことが、プラザにとっても大きな収穫となりました。

交流会のなかで同業種同士の交流もしてみたいとの声も伺いました。すぎなみ協働プラザでは、団体の声を聞きながら、団体がつながり、それをカタチにできるように地域活動の懸け橋としてお手伝いしていきたいと思っています。

◆善福寺川のカワウソはこちらからご覧いただけます!
江戸時代の杉並区をご紹介しています。小さなお子さんも楽しめる内容です。ぜひご家族やお友達皆さんでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ZylvdAUYrw4

文責・写真 大久保

【ステップアップ講座】ファシリテーション講座「ファシリでエンカツ会議」開催レポート

7/21、7/27の2日間で、ファシリテーションの基本から実践までを学ぶための、ファシリテーション講座「ファシリでエンカツ会議」を開催しました。

講師にはすぎなみ協働プラザの研修に続いて杉村郁雄さん(プロセスクリエイト代表)にお越しいただきました。

参加された方々も日ごろから、会議、イベントや講座の司会や進行役を務めるうえで「もっと円滑に会議を進めたい」「話し始めたら止まらない人がいて、他に話を伺えない人がでてしまったな」などお困りごとを持っているようです。そういう悩みを解消したいと参加されたこともあって、具体的な実体験と照らし合わすように学んでいる姿が見られました。

ファシリテ-ションとはどういうものか、ファシリテ-ターの役割とは、ファシリテーターに求められることは・・・など、基本的なことから細部にわたるまでを伝える講義でしたが、ワークも多く、学習したものを実践しながら振り返る時間もあり、参加者の集中度も質も高く保たれた濃い講座となりました。

異なる意見の合意形成をまとめあげるワークなど、レベルの高い内容もありましたが、グループで考え、答えを導き出そうとする姿をファシリテーター役が見守るなかで、闊達な意見が飛び合うワークとなっていました。
また、講座中に自分の進行の癖や特徴を肌感で知り、「今まではこうだったからこうすればいいのか」などの気づきに繋がった参加者もいました。

はじめこそ、緊張の中での対話でしたが、参加者が担うファシリテーターのサポートで、次第に円滑で闊達なワークとなっていきました。
参加者からは
「はじめて学ぶことも多く、ワーク含め有意義でした。」
「これまでは知り得たことだけに頼っていたが、理論を意識することで、準備方法も変わることに気づきました。」
「まだ消化しきれていない部分もあるので、もっと学びたい気持ちがあります。」
などの声もあり、ファシリテーションの奥深さと楽しみを味わえた講座となりました。

文責・写真 有川

【内部研修レポート】ファシリテーション研修

6/1、6/15の2日間をかけて、すぎなみ協働プラザの内部研修として、ファシリテーションの基本から実践までを学ぶ研修を行いました。

講師には杉村郁雄さん(プロセスクリエイト代表)にお越しいただきました。

すぎなみ協働プラザでは、日ごろから、会議、イベントや講座の司会を務めることがあります。それらを円滑に進めていくために、内部研修を行いました。

ファシリテーターは、しっかりと事前準備をしておくこと、じっくり話を聞くこと、会を円滑に進めるために充分な広さや空間を作ること、活発な意見交換を促すために、参加者同士の距離感を縮める工夫をすること、合意形成するためには、など・・・多岐にわたるマネジメントを行わなければいけないことを、講義と実践を通して学びました。

すぎなみ協働プラザでは、会議・総会の進行や、アクシデント(話が長い、同じ人ばかりが話をしてしまう、等)への対処法について、悩みを抱えている団体の方々からご質問を受けることもあります。地域活動団体からも興味関心の高いファシリテ-ションですが、実践してみると、なるほど、皆様の関心が高いことに納得させられました。普段、何気なく参加していた会議でしたが、色々と情報収集のアンテナを立てながらしっかりと話を聞いて会議を進めてみると、参加者がフランクに話し出し、発せられた言葉が繋がり、話し合いが驚くほどの盛り上がりをみせました!・・・と、毎回こううまく進行するには実践を積まないといけませんが、一歩近づけたと思える手応えでした。

そして、今回、すぎなみ協働プラザでは7/21、7/27の2日間にわたり、ファシリテ-ション講座を開催いたします。皆さんもぜひ体験してみてください。現在、絶賛募集中です!

●開催日:2024年7月21日(日曜日) 、7月27日(土曜日)★2回連続講座です。
●開催時間: 13:00~16:00
●対象:杉並区内で活動する非営利活動団体の方で、2回とも参加できる方
●開催場所:セシオン杉並 講座室(杉並区梅里1丁目22番32号)
●内容:対面形式での講座。4~5人に分かれてファシリテーションのグループワークを行います。
●講師 :杉村郁雄氏(プロセスクリエイト代表)
●定員 :20名(申込順)
●費用 :無料
●申込み:
Eメールに「イベント名(ファシリテーション講座)、氏名、団体名、メールアドレス、電話番号」を記入して、すぎなみ協働プラザ(Eメール:info@nposupport.jp)へお申し込みください。または下記の申込フォームからお申し込みください。

Eメール:info@nposupport.jp
申込みフォーム:https://forms.gle/ac4LkkFxXySBr2nD9

第2回 「ゆるプラ」開催レポート

2024年5月23日(木)にサロン「ゆるプラ」第2回を開催しました。

「ゆるプラ」はゆるっとお話ができる場をすぎなみ協働プラザに作りたいと始めましたが、ゴールが明確ではない事業です。

それぞれの気になることをネタに闇鍋的なおしゃべりの時間。 闇鍋なので、何が入ってくるのか、それぞれの具を誰がどう取り上げるのか、取り上げないのか・・・    主催側としても、促すのではなく、落としどころを見つけるのでもなく、一緒に「気になる」を掘り下げて、一緒に楽しんでいます。

今回も自己紹介から。前回と違うのはその場で質問がいろいろ出ること。「気になる」という好奇心や関心の種が確実にまかれているようです。

進め方も机の配置も迷いながらです。

今回は「公園」がキーワードの一つでした。豊島区の小学校跡地に生まれた雑司ヶ谷公園(https://zoshigaya.org/zoshigaya-park.html)のお話から、杉並区の柏の宮公園や下井草どかん公園の話に広がっていきました。

また地域デビューの難しさの話もチラリ・・ 日本のハーブや日仏の言葉の話、NPOなどの小さな事業所のバックヤード支援のことなど、話題も豊富でした。

まだまだ試運転中でどこに行きつくのかわかりませんが、楽しい会になっています。次回はどういう方がどんな話題を持ってきてくれるのでしょうか?いろいろな方のご参加をお待ちしています。

文責・写真 朝枝

「会計講座~定額減税って?会計ソフトなに使えばいい?~」開催レポート

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5月21日、会計講座を開催しました。
すぎなみ協働プラザでは毎年いろいろなテーマで会計講座を企画しています。
今年度のテーマは定額減税と会計ソフトについてでした。
公認会計士・税理士でNPO法人会計にお詳しい加藤俊也先生に講師をお願いしました。


まず前半は今年6月から導入される給与・賞与の支払額から徴収される所得税・住民税における定額減税についての実際の処理について、説明していただきました。それぞれの受給者により異なる事務処理になるので給与支払い担当者には気が重い作業かもしれません。今年の年末まで引き続き行っていく処理のため、年末調整までの流れを学びました。
まずは「住民税・所得税を納付している場合の給付金・定額減税一体措置の概要」を知り、次に今から行うべき準備作業、6月以降の実際の作業、年末調整での作業について具体的に説明いただきました。

後半は会計ソフトについて教えていただきました。まず日々の会計事務を決算期の申告・納税に繋げていくために必要な処理として会計ソフトを使う方法を説明し、ソフトの種類も紹介していただきました。NPO法人会計に適したソフトにはサーバにつないで作業をするクラウド型、パソコンにソフトを入れて作業をするスタンドアローン型があります。クラウド型はどこにいても作業が可能で、複数人で管理するのに適していますがサブスクリプション式で定期的に支払いが必要です。スタンドアローン型は使用できるパソコンが限られますがソフトの買い取り時の支払いのみで無期限に使用できます。それぞれの特徴を考え団体活動に適したものを選ぶことでスムーズな会計処理ができると思います。

参加者からは

「定額減税と会計ソフトについて、タイミング良く教えていただきありがとうございました。とても、参考になりました。」

「とてもわかり易く、現場をご理解されている内容で有難かったです。」など、ご好評いただきました。

定額減税については現時点でまだわかりにくいことも多く、給与支払い担当者の方はご苦労が多いと思いますが、今回の講座の内容が参考になりましたら幸いです。

(文責・写真 有馬)