【6月11日追記】
5月21日の講座で「減税しきれなかった金額は、来年、給付金を支給」と説明しましたが、減税しきれない見込みの金額を、今年の6-7月から市区町村が支給するようです。
この点を訂正した講座の資料は以下で確認いただけますのでご覧ください。
なお、杉並区の給付金については以下をご覧ください。
https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/r0604/1093904.html
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5月21日、会計講座を開催しました。
すぎなみ協働プラザでは毎年いろいろなテーマで会計講座を企画しています。
今年度のテーマは定額減税と会計ソフトについてでした。
公認会計士・税理士でNPO法人会計にお詳しい加藤俊也先生に講師をお願いしました。
まず前半は今年6月から導入される給与・賞与の支払額から徴収される所得税・住民税における定額減税についての実際の処理について、説明していただきました。それぞれの受給者により異なる事務処理になるので給与支払い担当者には気が重い作業かもしれません。今年の年末まで引き続き行っていく処理のため、年末調整までの流れを学びました。
まずは「住民税・所得税を納付している場合の給付金・定額減税一体措置の概要」を知り、次に今から行うべき準備作業、6月以降の実際の作業、年末調整での作業について具体的に説明いただきました。
後半は会計ソフトについて教えていただきました。まず日々の会計事務を決算期の申告・納税に繋げていくために必要な処理として会計ソフトを使う方法を説明し、ソフトの種類も紹介していただきました。NPO法人会計に適したソフトにはサーバにつないで作業をするクラウド型、パソコンにソフトを入れて作業をするスタンドアローン型があります。クラウド型はどこにいても作業が可能で、複数人で管理するのに適していますがサブスクリプション式で定期的に支払いが必要です。スタンドアローン型は使用できるパソコンが限られますがソフトの買い取り時の支払いのみで無期限に使用できます。それぞれの特徴を考え団体活動に適したものを選ぶことでスムーズな会計処理ができると思います。
参加者からは
「定額減税と会計ソフトについて、タイミング良く教えていただきありがとうございました。とても、参考になりました。」
「とてもわかり易く、現場をご理解されている内容で有難かったです。」など、ご好評いただきました。
定額減税については現時点でまだわかりにくいことも多く、給与支払い担当者の方はご苦労が多いと思いますが、今回の講座の内容が参考になりましたら幸いです。
(文責・写真 有馬)