③若者の”やってみたい”を応援する ~狭山市×高校生 yumeプロジェクトの事例等から~
イントロカフェは様々なテーマの話を聞き、社会課題や地域活動を知るキッカケの場。スピーカーを招いて、話を聞いたり参加者も含めて話ができる企画です。
11月に3回開催のイントロカフェオンライン、
第3回目は「若者の“やってみたい”を応援する~狭山市×高校生yumeプロジェクトの事例等から~ をテーマにアクトインディ株式会社 新規事業開発部の石川大晃さん、yumeプロジェクトに参加している高校生の代表で池上彩音さん、インターン生の居橋勇祐さんとリレー形式で3人からお話を伺いました。
まず石川さんからは「yumeプロジェクト」の活動について。狭山市の今後の地域人材の育成を目標に、狭山市社会福祉協議会と共に立ち上げたプロジェクトで、高校生の「やってみたい!」と考えたことを、地域の人と共に、実践しています。
現在動いているプロジェクトは4つ。
ひとつ目はこのプロジェクトの立ち上げのきっかけとなった「椅子づくりプロジェクト」。狭山在住の高校生が公園のベンチが腐っていることに気づき、何とかしたいという思いから始まりました。地域の方にお手伝いいただきながら、高校生が新しいベンチの作成をしています。
そのほか、狭山市を舞台にショートフィルムをつくる「映画づくり」、狭山市内の自然を高校生同士で楽しむ「アウトドア部」、狭山市内の高校生同士で様々なゲームを楽しむ「ゲーム部」の活動をされています。
続いてゲーム部の池上彩音さんからは、他校との交流を目的にしたゲームイベントの企画の様子などを伝えてくれました。池上さんの他にゲーム部からは3つの高校から17名が参加してくれ、ブレイクアウトセッション(小人数グループトーク)時にはゲーム部に入ったきっかけや活動の様子をいきいきとお話をしてくれました。
次にお話をしていただいたのは、杉並区でも地域活動をしている大学生インターンの居橋勇裕さん。小学3年生から杉並区に住み、虫や科学への好奇心から、子ども向けの科学実験などをしている、任意団体サイエンスホッパーズに参加。自分の興味関心のあるものから地域にいる大人たちと繋がって育ってきたとのこと。今後は杉並区でも子どもたち向けに活動をしていきたいと語ってくださりました。
再び石川さんからyumeプロジェクトに参加している学生からのアンケートを共有してくださりました。
自分たちの「やってみたい!」という気持ちが地域活動を始めるキッカケになったと、多くの学生が答えており、その結果から、プロジェクトを大人が準備するのではなく、学生の関心事を聞いて何をやるのか決めていくことが、若い世代の地域活動への参加へ繋がっていくのではないかとお話しされていました。
スピーカーからのお話を聞いた後は、石川さんや学生の皆さんを交えて質問や、感想などを話し合い、シェアをしてイントロカフェは終了しました。
【参加者からの声】
・実際活動している高校生の声を聴くことができ、とても参考になりました。また杉並区在住の居橋さんの話しは共感するものばかりで、ぜひコラボして杉並区内の子どもたちの経験・体験づくりの機会を創出したいと思います!
・高校生の地域活動への参加導入部で、まずは高校生の興味関心を聞くことというお話しは参考になりました。地域活動をしつつ、ボランティア参加の若い世代のやりたい事を応援できると考えると、活動が二度おいしい感じですね。良い気づきをありがとうございます。
・学生の力をたくさんいただきました。
などの感想をいただきました。
地域活動がより身近になって、若者の居場所も大人の居場所もより広がっていくように、みなさんの「やってみたい!」アイデアや気持ちがあればぜひすぎなみ協働プラザへお越しください!