健康気功の最後は、[横の腕振り]-1 です。-8

先生の体からは、腰の裏を手が叩く「ピシッ」という小気味いい音が響きます。私の体からは、「ビチャッ」という鈍い音しか聞こえません。
 腰骨や脊椎のゆがみが矯正されていくような気がします。

 8月から連日、寝苦しい熱帯夜がつづき、9月になっても暑かったのに、秋の虫の鳴き声が聞こえ始め、数日前から涼しい夜がやってきました。
 季節の変わり目は、疲れやすかったり、だるかったりしますね。こんなとき、健康気功で体を動かしてみてはいかがですか?

 さて、健康気功の1クールを紹介するのも、もうすぐ終わりです。
 「横の腕振り」になります。

膝を軽く曲げ、腕を左右に~
……
徐々に、軽く後ろの床を振り返ります。
振り返ったあと、正面を見てから反対を振り返ります。
正面を見ないと、目が回ります。

 初めのうちは、後ろの床を見ようとすると体がふらついてしまいます。なれれば、大丈夫です。
 「腕を左右に振る」ように見えますが、腕を振ってからだを回転させるのではなさそうです。また、からだを回しているのでも、なさそうです。
 いままでやってきた「縦のスワイショウ」で大地(床面)にどっしりくっついた足の裏からの力と膝の力が、回転の動力になっています。
 その動力が、腕を力強く左右に振らせています。右に回転するときは右手が背中にからみつき、左の腰の裏を勢いよく叩きます。
 そのとき、先生の体からは、腰の裏を手が叩く「ピシッ」という小気味いい音が響きます。私の体からは、「ビチャッ」という鈍い音しか聞こえません。
 腰骨や脊椎のゆがみが矯正されていくような気がします。

 続いて「超簡化8式太極拳」の初歩を練習しています。
 もし興味をもたれ見学を希望される方は、こちらから阿佐谷気功クラブ・齋藤までご連絡ください。

a.kikouclub@gmail.com

健康気功の最初は、[前後=縦の腕振り] からです。-7

右手で左の肩を、左手で右の肩を、交互にたたきます。
とっても、気もちがいいですよ。

「逆のスワイショウ」⇒「肩をポン」の次は、

肩を交互にたたく

です。右手で左の肩を、左手で右の肩を、交互にたたきます。
 とっても、気もちがいいですよ。

右手が、首の左側から左の肩にかけて、絡みつくかんじです。
でも、腕をただ振り上げるだけでは、肩が気もちよくなりません。
これが縦のスワイショウの一動作だということを、お忘れなく。
そして、呼吸も大事です。
息を吸いながら、というよりも、吸う息に引っ張られるように腕を上げます。
そうすると、内臓も引っ張りあげられる気がします。

次は、横のスワイショウです。

もし興味をもたれ見学を希望される方は、こちらから阿佐谷気功クラブ・齋藤までご連絡ください。

a.kikouclub@gmail.com

現在、スワイショウとともに、「超簡化8式太極拳」の練習をはじめたところです。
足の運び方、手の動きをひとつひとつ練習している初歩的段階です。
太極拳に関心のある方は、いまでしたら、稽古に追いついていけます。


健康気功の最初は、[前後=縦の腕振り] からです。-6

縦のスワイショウでは、後ろに「邪気」を投げ捨てるように両手を振りますが、その逆の動きをします。
両手を後ろから前に振るとき、手のひらを勢いよく前に、あっちに行けみたいにパッと払うと同時に、椅子に軽く腰掛けるように体を少し沈めます。

逆のスワイショウです。

順番が後先になってしまいましたが、「肩をトン」の第5番目の前に、この「逆のスワイショウ」がはいります。
長い期間、不真面目ながら気功のお稽古をやってきましたが、「逆のスワイショウ」って、初めて聞きました。初めて見ました。
何はともあれ、写真をご覧ください。

説明しないと分からないですよね。
要するに、縦のスワイショウでは、後ろに「邪気」を投げ捨てるように両手を振りますが、その逆の動きをします。

両手を後ろから前に振るとき、手のひら(というか、人差し指)を勢いよく前に、あっちに行けみたいにパッと払うと同時に、椅子に軽く腰掛けるように体を少し沈めます。
姿勢は、垂直に一直線のままです。深く腰掛けないよう、気を付けましょう。
このとき、おなかに圧がかかっていれば、うまくいっています。

これを50回繰り返すのですが、途中から、汗が出てきます。
スクワットを速いテンポでしているようです。
ふだん使うことにない腰や尻まわりの筋肉を鍛えるそうです。
深く沈まないので、膝への負担が少ないです。

なかなかコツをつかめません。毎日、つづけてみます。

健康気功の最初は、[前後=縦の腕振り] からです。-5

スワイショウを始めた最初のころは、体が揺れて真っすぐ立つことはできないし、単調な腕振りを何のために、何回もつづけるんだろう? と思いました。
腕振りをつづけたら、機械油をさしたように、肩の関節がスムーズに動くように感じました。このことだけでも、「健康気功」をしてよかったと思います。

手のひらを返して、肩をトンとたたきます。

低い位置のスワイショウをしばらくしたら、手のひらを返して、中指で肩をたたき、「縦の腕振り」で腕をうしろに振り、つづけて前に振りながら手のひらを返して肩をたたき……。繰り返します。

手のひらを返して指で肩をたたくとき、腕をねじって持ち上げる動作になりますが、体全体に負荷がかかったかんじです。口には出しませんが、心の中で「ヨイショ!」と言ってしまいます。

肩を、トン!

このとき大事なことは、姿勢です。真っすぐ立ち、視線は、前方の遠くをボワーっと見ています。

このあたりまでくると、肩がほぐれ、体の動き方がスムーズになってきた気がします。

スワイショウを始めた最初のころは、体が揺れて真っすぐ立つことはできないし、単調な腕振りを何のために、何回もつづけるんだろう? と思いました。
腕振りをつづけたら、機械油をさしたように、肩の関節がスムーズに動くように感じました。このことだけでも、「健康気功」をしてよかったと思います。

健康気功の最初は、[前後=縦の腕振り] からです。-4

再び低い位置のスワイショウに戻ったとき、驚きます。
何に驚くかって、立っている感覚にです。
足が地面(床)にぴったり張りついたような感覚です。
体の重心が、肩の幅で開いている両足の真ん中にかかっていると感じます。
バランスの腕振りを始める前の感覚とは、あきらかにちがいます。

バランスの腕振りです。

カカトー、ツマサキー。カカトー、ツマサキー。……

低い位置での腕振りをつづけながら、

腕を後ろに振るのに合わせてカカト立ちし、腕を前に振るとき足を戻し、
腕を後ろに振るのに合わせて爪先立ちし、腕を前に振るとき足を戻し、

を繰り返します。
初めはタイミングをとりずらいかもしれませんが、次第にリズムにのってきます。

カカトー。
ツマサキー。

大事なポイントは、低い位置でのスワイショウの姿勢を保つことです。
視線が、前方の同じところをボーっと見ていることに注目してください。

カカト立ちのとき、バランスが崩れそうになってしまいます。
カカト立ちのとき、視線を前方斜め下に向けると深く体を曲げられていいように思いがちですが、そうするとお尻を突き出しているだけで、バランスをとることにはなりません。

低い位置のスワイショウに戻ります。

再び低い位置のスワイショウに戻ったとき、驚きます。
何に驚くかって、立っている感覚にです。

足が地面(床)にぴったり張りついたような感覚です。
体の重心が、肩の幅で開いている両足の真ん中にかかっていると感じます。
バランスの腕振りを始める前の感覚とは、あきらかにちがいます。

以上は、わたし個人が感じた感覚です。
もし興味をもたれ見学を希望される方は、こちらから阿佐谷気功クラブ・齋藤までご連絡ください。

a.kikouclub@gmail.com

現在、スワイショウとともに、「超簡化8式太極拳」の練習をはじめたところです。
足の運び方、手の動きをひとつひとつ練習している初歩的段階です。
太極拳に関心のある方は、いまでしたら、稽古に追いついていけます。