小池百合子知事「都立公園でラグビーができる場を整備」

12月10日の都議会本会議で、小池百合子知事は「今後、都立公園の整備等の機会をとらえ、ラグビーができる場の整備について検討して参ります」と明快に答弁した。ラグビーW杯終了後のレガシー(遺産)についての質問に答えた。

 高倉良生都議(公明)と小宮あんり都議(自民、杉並区)が、ハード面とソフト面両方のレガシーについて相次いで質問した。

 ハード面では、小宮氏が具体的に「(仮称)都立高井戸公園」の名を挙げて、「積極的にラグビーができる施設の整備を進めるべき」と迫った。

❖来秋に新イベント

 ソフト面では、両氏が「ラグビー文化を東京に定着させるため、子どもたちがラグビーに関心を持ち、継続してプレーに取り組む機会を提供すべき」と求めた。これに対し、小池知事は「ラグビーワールドカップ2019の盛り上がりを一過性のものとせずに、ラグビーの楽しさやノーサイドの精神などを文化として定着・継承していくことが重要」と応じた。潮田勉オリンピック・パラリンピック準備局長も「これまでの事業で培ってきた競技団体等との協力関係を生かしつつ、子どもたちがラグビーに気軽に触れられる機会を創出する」と、イベント(大会)の新設を明言した。

これを受け、都は2020年秋に幼児・小学生向けのラグビーイベントを開催する方向で庁内調整に入った。

この日のラグビーに関する質疑全文

※写真は都議会のインターネット中継から