【ステップアップ講座】フリーランス新法を機に再確認!制作発注の基本とコツ 開催レポート

2025年02月12日に、産業商工会館展示場にて、【ステップアップ講座】フリーランス新法を機に再確認!制作発注の基本とコツを開催しました。

フリーランス新法(正式名称はフリーランス・事業者間取引適正化等法)は、昨年11月に施行されました。フリーランスが不当な扱いを受けずに安心して活動できるような環境の実現を目的として、新たに制定された法律です。

今回の講座は二部構成となっていて、第一部で、公認会計士・税理士である加藤俊也先生より、税務上の注意点をお話しいただき、第二部では、NPO法人チューニング・フォー・ザ・フューチャー代表の手塚さんより、効率的な発注方法の具体例等を、発注者側・受注者側両方の視点でお話しいただきました。

第一部:フリーランス新法に関するお金と税金について

「フリーランス新法に関係するお金と税金について」加藤俊也先生

第一部の加藤先生からはフリーランス新法に関するお金と税金について、そもそも対象となるフリーランスの範囲はどこまでを指すのか、そして確定申告の方法や、報酬・料金の源泉税や消費税など、フリーランスとして働く上で重要で、タイムリーなお話をして頂きました。

第二部:効率的な発注方法の具体例等

NPO法人チューニング・フォー・ザ・フューチャー代表の手塚さん

第二部の手塚さんからは、フリーランスで働く人またはフリーランスに発注する人・業者の視点から、より具体的にフリーランス新法の確認するべきポイントや、受発注両サイドの意識のズレから生じる問題点、見積書・発注書の記載例など、知っておくことでトラブルが回避できるよう、現場感覚で事例を挙げていただきました。受発注両面での経歴のある手塚さんの実体験を通した言葉には、フリーランスに関わりを持つ参加者、これから関わりを持つ参加者にとって、とても濃密な内容でした。

今回は受注側の参加者も多く、この時にはどうしたらいいのかなど、講座終了後に個別で講師に質問をする参加者が多く見られました。それほどフリーランスの仕事はオリジナリティで多岐にわたるもので、ひとりひとり抱える悩みが違うということが分かりました。自分では及ばない知識を持っている方や、先駆者からお話を聞くことができたことでフリーランスの方々の安心にも繋がった講座だったと思います。

文責・写真:有川・大久保

特定非営利活動法人チューニング・フォー・ザ・フューチャー
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