イントロカフェ「あなたの力を学校で活かしてみませんか」開催レポート

イントロカフェ「あなたの力を学校で活かしてみませんか」を3月10日に行いました。

イントロカフェは、様々なテーマの話を聞き、社会課題や地域活動を知るきっかけの場です。

今回は、「学校」に興味があるけれど何から始めていいかわからない、そんな方に向けた地域活動のヒント(イントロ)をテーマに、杉並区地域学校協働活動推進員、井上尚子氏さんと、方南小学校支援本部の大嶋正人さんをお招きしてお話を伺いました。

初めに、井上さんからは杉並区の地域と学校の関わりの変遷・全体図
大嶋さんからは方南小学校の具体的事例をご紹介していただきました。

その後、参加者10名と井上さん、大嶋さん、すぎなみ協働プラザのスタッフで、
2グループに分かれて、自己紹介、活動したいエリア、参加した理由、最近関心があることなどなどを話すグループトークを行いました。

参加者の方からは、
「杉並区の子どもたちへの支援の仕組みが分かってよかった。」
「学校のコーディネーターという存在を知らかったのでとても興味がある。」
などのお声をいただきました。

すぎなみ協働プラザでは、今後も協働の第一歩となるきっかけや活動のサポートをしていきます。学校と地域の場だけに限らず、地域活動やNPO活動をしている方は、ぜひプラザにお声掛けください。

ステップアップ講座 NPO法人と地域活動団体の 「日々の会計処理お困り事を解決 」開催レポート

1月28日(土)にNPO法人と地域活動団体の「日々の会計処理お困り事を解決」をステップアップ講座として開催しました。

講師に認定NPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク理事の加藤俊也先生をお迎えし、日常の会計処理から決算、電子帳簿・インボイス制度について学びました。

資料として、東京商工会議所が発行している「今すぐ確認!中小企業・小規模事業者のためのインボイス制度対策[第2版]」を用いて、とても丁寧にわかりやすく教えていてだきました。

認定NPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク

東京商工会議所のホームページ

参加者からは、

・電子帳簿保存法改正点のポイントを知りたくて参加した。
 全体像がつかめてとても勉強になった。
・インボイス制度は知らない事だったので勉強になった。
・町内会なので直接はふれることないが、理解が進んだ。

というお声をいただきました。

講座終了後には個別相談会もあり、大変好評でした。

すぎなみ協働プラザでは、講座とは別でも会計にまつわるご相談についても受け付けております。
(専門家へお繋ぎのため、即時でのご回答は難しい場合があります。)

新年度から会計担当になる方のご相談などもお待ちしております。

すぎなみ協働プラザ

ステップアップ講座 非営利団体・地域団体向けはじめてのクラウドファンディング講座 開催レポート

11月1日(土)に【ステップアップ講座】非営利団体・地域団体向け はじめてのクラウドファンディング講座を開催しました。

こちらの講座は以下の視聴申込みリンクからYoutube上で見ることができます。
https://forms.gle/UsRNZ8nwvTnwTzFu6


東京おもちゃ美術館 NPO法人 芸術と遊び創造協会の 山田心さんを講師にお迎えし、クラウドファンディングの基本を教えていただきました。

講師の山田さんは、新宿の廃校を利用した「東京おもちゃ美術館」設立に向けて、寄付制度「一口館長」や疑似私募債などの資金調達を実施。他の団体のクラウドファンディングプロジェクトを立ちあげ、16のクラウドファンディングを成功させてきた方です。

前半は
・クラウドファンディングの仕組み
・クラウドファンディング運営会社のそれぞれの特徴(得意分野、手数料、フォロー)
・目標額達成には必要なこと、

後半は
・具体的に講師が経験した実際の失敗例、成功例
・杉並区内の団体のクラウドファンディングの事例
をご紹介いただきました。

その後、ワークとして「プロジェクト実現シート」を使って
参加者が今後の活動からクラウドファンディングを想定し記入し、発表しました。

参加者からは、
・資金調達の柱を増やすのにクラウドファンディングを以前から検討しており、基礎から学べたので良かった。
・具体的な事例の紹介もあり、実践的な内容でためになった。
という声をいただきました。

こちらの講座は以下の視聴申込みリンクからYoutube上で見ることができます。
https://forms.gle/UsRNZ8nwvTnwTzFu6

すぎなみ協働プラザは
杉並区内の非営利活動・地域活動の相談窓口です。

お困りことがありましたら、下記のお問い合わせからご連絡ください。

ステップアップ講座 “伝える”→“伝わる”相手の反応が変わる チラシ講座 開催レポート

10月1日(土)に【ステップアップ講座】“伝える”→“伝わる” 相手の反応が変わるチラシ講座を開催しました。

講師に杉並区広報専門監の谷浩明さんをお招きし、チラシづくりを通して広報の基本を教えていただきました。

広報についての考え方やチラシに関する基礎知識の講義とチラシ作成のグループワーク、作成したチラシの発表と講評、と盛りだくさんの内容でしたが、4時間があっという間に感じられる楽しい講座となりました。

①人に「伝わる」ポイント
・「伝える」と「伝わる」は違う。広報とは広く聴き、広く知らせること。広報の先には必ず受け取る『人』がいる。思いを一方的に伝えるのではなく、受け取る人とのコミュニケーションを意識することで、伝えたいことが「伝わる」ようになる。

②チラシデザインの基礎知識
・デザインは上手でなくても、伝わればOK!人に見てもらうことが重要で人に見てもらえなければ伝わらない。
・「伝えたい人は誰か」「なぜ作るか」「何を伝えるか」「どうして欲しいか」できるだけ具体的に整理すること。
・書体、色、目線、余白、などは統一感を意識するとデザインが見えてくる。
5W1H(5W→いつ・どこで・誰に向けて・何をやるのか・なぜやるのか。1H→どんな内容か・いくらか・持ち物・連絡手段などチラシの内容による)がないと伝わらない。
・他の団体のチラシや他の広告物を常に気にして参考にすると、チラシの見方が変わりレイアウトの参考になる。

参加者からは、
・「受け手を意識したメッセージに注力すべき点に「目から鱗」でした。参加して正解でした。
・チラシのみならず、これからは伝えたい方の気持ちになって作成物を考えていきたいと思います。(一部抜粋)」など好評の声をいただきました。

すぎなみ協働プラザでは、チラシ作りの相談も大歓迎です。

「デザインについて相談したい」「作ったチラシが伝わっているか客観的に見てほしい」などの相談をお待ちしています!

ステップアップ講座 NPOのための助成金申請のコツ&杉並区の助成事業ご紹介 開催レポート

9月28日(水)に【ステップアップ講座】NPOのための助成金申請のコツ&杉並区の助成事業ご紹介講座を開催しました。

前半は、昨年度もお越しいただいた未来バンク理事・公益財団法人ひょうごコミュニティ財団研究員の奥田裕之氏に助成金についてわかりやすくお話ししていただきました。


①NPOと資金との関係
 ★NPOにとっての資金は、大きく分けて自己財源(会費・寄付金・事業収入)と他者   財源(助成金・補助金・委託金・借入金)がある。

②団体にあった助成金を選ぶ
 ★地域別(海外対象・全国対象・地域限定)
 ★分野別(福祉分野なと・環境分野・市民活動・その他、芸術、スポーツ、アドボカシー、子ども、動物愛護など)
 ★内容別(団体設立・組織基盤強化・福祉車両など)

団体のどのタイミングに必要なのか?何に対して必要な資金なのか?
その時に必要な資金を、適切な対象から、適切な金額で調達することが重要!

 ★設立期、継続期、発展期
  ⇒それぞれの時期で必要な資金は違う

業種固有の必要資金や、収入源の違いも大きいので、まず最初に自団体の活動分野をご確認ください。

③助成金の探し方
 ★インターネットで探す
  *ボラ市民ウェブ「助成金情報」
https://www.tvac.or.jp/sagasu/?cat=joseikin
   「東京ボランティア・市民活動センター」が整理し、まとめた情報
  *CANPANデータベース
https://fields.canpan.info/grant/
 ★資料で探す
  *NPO・市民活動のための 助成金応募ガイド
   「公益財団法人助成財団センター」が整理し、まとめた情報 
https://www.jfc.or.jp/     
  *ボランティア・市民活動助成ガイドブック
   「東京ボランティア・市民活動センター」が整理し、まとめた情報    https://www.tvac.or.jp/manten/list.cgi?i=1&co=1001046

 ★中間支援組織から情報を探す
  *最寄りの中間支援組織など
   「すぎなみ協働プラザ」「東京ボランティア・市民活動センター」
  *分野別の中間支援組織

秋に、次年度の活動を対象にした助成金を公募することが多いです!

④選考者側の視点
 ★お金を提供することで、助成団体の目的が達成されるか?
  ⇒助成団体側のミッションに沿っていることが前提
 ★お金を提供することで、助成団体の事業は発展するか?
  ⇒「活動を行うこと」への支援ではなく、その「波及効果」を見る。
   団体への効果、社会への効果、事業への効果
 ★助成団体のしりたいことが申請書に書かれているか?
  ⇒なせその事業が必要なのか、なぜその団体が行うのか、事業で団体や社会はどうなるのか、具体的に何をおこなうのか、事業を遂行する能力はあるのか(資金面、事業組立など)

ストーリーとして見えること、整合性が取れていることが重要!

⑤助成金を申請する際のポイント
 ♦助成金を獲得する時に最初に確認すること
  ・助成プログラムは、何を対象としているか、募集要綱を確認
  ・自団体に適しているか判断(金額、体制など)
 ♦下記に注意して申請用紙に記入する
  ・助成元は、何に資金を出したいと思っているか、申請する内容はそれに沿ってい るか
  ・申請用紙に書いた内容は、相手側の質問に対して十分に答えているか。

後半は、杉並区でNPO向けの助成金事業を行っている4つの部署の方にお越しいただき説明をしていただきました。

【NPO活動資金助成】
(担当部署:区民生活部地域課協働推進係 東條係長)
杉並区で様々な地域貢献活動に取り組むNPOなどを支援するために活用される。              スタートアップ事業:設立5年未満の団体が、活動の基盤強化のために行う事業
ステップアップ事業:団体活動の発展のために行い、将来的に区や他団体との連携・協働が期待できる事業

【次世代育成基金活用事業助成】
(担当部署:子ども家庭部児童青少年課青少年係 豊田係長)
次代を担う子どもたちが、自然・文化・スポーツなどさまざまな分野における体験・交流事業への参加を通して視野を広げ、将来の夢に向かって健やかに成長できるように支援するための杉並独自の仕組み。

【地域福祉活動助成】
(担当部署:杉並区社会福祉協議会 地域支援課杉並ボランティアセンター 江口係長)
『地域福祉の推進と団体の自立性を促進すること』を目的に、杉並区内で福祉活動を行っている団体、もしくは活動開始予定団体の支援のため助成事業を実施している。

【まちづくり助成】
(担当部署:都市整備部管理課庶務係 中野主査)
住みよい都市環境づくりに貢献する区民活動に対して、活動の経費の一部を区が助成するもので、まちづくりの気運を醸成し、地域の活性化と住環境の向上を図ることを目的としている。

参加者の皆さまからは、

・助成金申請の初歩として非営利団体でも収益を出すことやスタッフの経費も申請できることなど知っておくことがわかりやすく説明され、参加して良かったと思いました。

・勉強になった。NPO等立ち上げ、ステップアップ補助が中心と感じた。

・今後、助成金を申請する上で参考になりました。

・わからなかったことをタイミングよく伺えました。

・いろいろな助成金の受け口があると感じた。講座は細かく教えてもらったので、わかりやすかった。

とのお声をいただきました。

奥田先生からは、今回、初心者の方向けにお話しをしましたが、参加者の皆さまに実際に書いていただく時間を取った方がもう少し分かりやすかったかもしれませんとコメントをいただきました。

次回は、ぜひワークの時間を取り入れて講座を考えたいです!

すぎなみ協働プラザでは、 「NPO・市民活動のための助成金応募ガイド」 など助成金に関しての本や資料をご用意しております。ご覧になりたい方は、ぜひプラザまでお越しください。

助成金申請のご質問やご相談も受け付けております!

ご相談はこちらから!