労務コラム② 教えて!梶谷先生

~事業場における労働関連用語の一考察~
私たちが『働いている』うえで、よく見たり聞いたりする用語があります。当たり前のことと看過せず、ちょっぴりその中身を考えてみると意外な発見があるかもしれません。

第2回:安全・衛生・健康について

 労働安全衛生法は、事業者が職場における労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境を形成することを目的としています。また労働者自身も労働災害が発生しないように必要な事項を守り、事業者が実施する労災防止措置への協力に努めなければなりません。職場における労働環境を向上させていくうえで『安全衛生』はとても重要な管理事項なのです。
 ところで皆様は『労働衛生の三管理』という言葉をご存じでしょうか。これは労働者の安全を守り健康の保持増進を推進するための大切な概念で、作業環境管理・作業管理・健康管理のことを言います。作業環境管理とは労働者が労働災害を被らないように作業をする環境を整えることで、有害因子を作業の前に取り除いたり、作業場の照明照度や換気機能を調整したりして作業の環境を整えること。作業管理とは作業の方法や時間、姿勢などを適正に管理し人と作業を調和させること。健康管理とは職場における労働者の安全と健康を確保するために健康診断を企画したりメンタルヘルス対策を行ったりすること。いずれも労働者の安全や健康を守る上で重要なことなのです。どんな職場にも必ずハザード(人によくない影響を与える可能性がある性質)はあります。ハザードが労働者に影響を及ぼしたとき、労働者の安全が損なわれる可能性をリスクと言いますが、このリスクを低減させる措置は事業者も労働者も普段からしっかりと講じておく必要があるわけです。
 統計上、最も多い労働災害事故の原因は『転倒』ですが、私がコンサルタント契約をしている保育園や介護施設では『児童や介護者に接触中の腰痛』も頻発しています。職場の業務内容により発生しやすい労働災害が何かを認識しておくことも大切なことではないでしょうか。どうか皆様も、自分たちの身の回りに安全・衛生・健康を阻害する要因が存在していないかを改めてチェックしてみてください。

杉並区教育委員会からのお知らせ「学校運営協議会委員募集」

学校運営協議会委員を募集します
【締切:令和6年7月12日(金)必着】

学校運営協議会は、地域住民や保護者などが学校運営に参画し、地域と共にある学校づくりを推進する仕組みです。
杉並区では、すべての区立学校に学校運営協議会を設置しています。
あなたの経験やネットワークを、身近な地域の学校運営や子どもたちの学びの充実に活かしてみませんか。

●募集校

杉並第二小学校・桃井第五小学校・四宮小学校・井荻小学校・高井戸第三小学校・大宮小学校・東田中学校・東原中学校・中瀬中学校・神明中学校・宮前中学校・大宮中学校・泉南中学校

●資格:募集校の通学区域または隣接する通学区域に在住・在勤・在学の方

●報酬:4,000円(協議会への出席1日につき)

●任期:令和6年10月~令和8年9月の2年間

●内容:学校運営協議会に出席(月1回程度)ほか
 活動紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=-Rk0LlyDHTo

●申込み:
申込書に作文「学校運営協議会委員を志望する理由」(800字程度)を添えて、令和6年7月12日(金)(必着)までに、学校支援課学校支援係へ郵送、または直接お持ちください。
詳細は、広報すぎなみ(6月15日号)をご覧ください。

●その他
書類審査の合格者には、8月上旬に面接を実施予定。
応募書類は返却しません。

●申込み・問合せ:
〒166-8570 杉並区阿佐谷南1-15-1
杉並区教育委員会事務局学校支援課学校支援係
電話:03-5307-0756(直通)

杉並区からのお知らせ【リユース容器貸出事業】

イベントで利用できる食器を無償で貸し出します
区内のイベントで使われるワンウェイ(使い捨て)プラスチックの削減を目的に、繰り返し洗って使用できるリユース容器を無償で貸し出します。

概要

●対象
・区内で実施されるイベントを主催する団体(商店会等)
・区内で実施されるイベントで飲食物を提供する参加者

●貸出期間
イベント開催日の前後各3日以内
(例)開催日が8月10日の場合、8月7日から8月13日まで

●対象イベント
令和7年3月20日までに開催され、多くの区民が参加できる飲食を伴う行事で、営利を目的としないもの。
(注)政治活動や勧誘等は除く

●貸し出す食器の種類種類

種類大きさ素材
カップ容量300ミリリットルポリプロピレン製
直径14.5センチメートル 深さ6.5センチメートルポリプロピレン製
平皿直径22センチメートルポリプロピレン製
22.5センチメートルPBT樹脂
スプーン17.5センチメートルステンレス製

●申込みの流れ
(1)事前相談 
貸出希望日の2カ月前までに事前相談票をご提出下さい。電子申請も可能です。後日、貸出可否の連絡をします。
(2)申請
利用日の2週間前までに申請書を提出して下さい。電子申請も可能です。
(3)お届け
貸出希望日に食器を指定の場所にお届けします。
(4)イベントで利用
回収ステーションを設置し、利用後の食器を回収してください。
(5)返却
利用後は、お届け時に同梱されている伝票を使用して宅配業者に集荷を依頼して下さい。

●電子申請 以下のリンク先から電子申請ができます。
ますはこちらから事前相談を行ってください。
事前相談フォーム(外部リンク)

区から利用決定の連絡を受けた方は、こちらから利用の申請をしてください。
利用申請フォーム(外部リンク)

●事前相談票・申請書
郵送での提出を希望の方は、以下のリンク先から事前相談票・申請書をダウンロードしてください。
リユース容器貸出事業(申請書サービス)

●申請・問合せ
〒166-8570 杉並区阿佐谷南1-15-1
杉並区役所西棟7階 環境部環境課温暖化対策係
電話:03-5307-0672

詳細についてはこちらをご覧ください。
杉並区ホームページ https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/gomi/mybag/1094239.html
事前相談フォーム https://logoform.jp/form/Y4gR/571999

リユース容器貸出事業チラシ (PDF 1.5MB)

リユース容器貸出事業 利用の手引き (PDF 1.2MB)

団体訪問 NPO法人すぎなみ子育てひろばchouchou「赤ちゃんカフェ」

2024年5月22日、荻窪・西荻窪エリアで地域に根差した子育て支援をしているNPO法人すぎなみ子育てひろばchouchou(以下、シュシュ)の事業の1つである「赤ちゃんカフェ」にお邪魔してきました。

子育てひろばchouchou外観

「赤ちゃんカフェ」は毎週水曜日9:00‐11:00に開催。子育て経験豊富なシュシュのスタッフが見守る中、ゆったりと過ごしていただきながら、同じ0歳児を持つ家族同士、子育てについて語り合ったり、情報交換したりする場となっています。

見学した日は10:00からゲスト講師を招いて講座も開催されました。今回は靴職人の内山知子さんによる「足と靴の話」で、ファーストシューズは生後何か月頃に履かせたらよいか、良い靴の選び方とは、赤ちゃんの足の成長のためにすると良いことは、などを教えてくれました。

靴職人の内山知子さん

講座はお母さんと赤ちゃんが場所に慣れた頃にゆるりとスタートし、赤ちゃんがグズリ始める前の30分くらいでお話が終わるように工夫されていました。

講師が持参した沢山の種類の靴を実際に触って、靴の素材や質感を確認

次回以降の赤ちゃんカフェでは「お口のお話」「リトミック講座」「栄養相談」「マネーセミナー」などの講座を予定しているそうです。またゲスト講師をお呼びせず、パパママの育児相談の日やスタッフによる手遊びという日もあるそうです。予約は不要で、当日ふらりと行ける気軽さも魅力のひとつです。定員は10名ほどで3名のスタッフで対応しています。コロナ時はドリンクの提供を中止していましたが、5類に移行した昨年5月以降はドリンク提供を再開しています。

木のおもちゃや、職員手作りのおもちゃが大人気

利用者に話を聞くと
・近所に住んでいて、居場所検索をしたら見つかった
・児童館と併用していて、シュシュに来ない日は児童館に行っている
・子育て応援券がなかなか減らないので、応援券が使えるのが嬉しい
との声があり、シュシュさんは地域の子育て場、親子の居場所となっているようです。

シュシュさんより
『シュシュでは、ほっとリラックスできる時間と空間の提供を目指しています。シュシュに関わるみなさんが笑顔になることが私たちの目指すものでもあり、やりがいでもあります。赤ちゃんカフェではパパとママと両方で連れ添ってくることもあります。気軽に育児相談、栄養相談にきてください。ぜひ出産前の妊婦さんにこそ来ていただきたいです。いろんな月齢の赤ちゃんがきているので、リアルな子育ての様子を肌で感じてもらいたい』とのことです。

シュシュでは赤ちゃんカフェのほか、一時預かりの「ひととき保育上荻」、乳幼児を持つ方や妊娠中の方々がいつでもふらっと立ち寄りができる「つどいの広場上荻」、シュシュが出張してくれる「プチシュシュ(出張ひろば)」、などの子育て支援をしています。「プチシュシュ(出張ひろば)」は、シュシュから少し離れた杉並区の地域の方々にも、シュシュのあたたかい「ひろば」の空間を楽しんでいただきたくて、出張しています。

また、地域のお餅つき大会や区民センターまつり、すぎなみフェスタなどで役割を担い、地域との関わりを大切にしている団体です。

2022年には樹保育園(上荻3-22-13)も開園し、成長を続けています。今後の展開も楽しみなシュシュさんでした。

2022年に開園した樹保育園

※開催日時や場所は、2024年6月時点での情報です。詳しくは団体ホームページ等でご確認ください。

■NPO法人すぎなみ子育てひろば chouchou(シュシュ)ホームページはこちらhttps://chouchou-suginami.com/

■赤ちゃんカフェ
https://chouchou-suginami.com/oyakono-hiroba/babies-cafe/

■NPO法人すぎなみ子育てひろば chouchou(シュシュ)
〒167-0043 東京都杉並区上荻3-26-14 ドミトリー上荻Ⅱ 201
 電話 : 03-3395-0135    FAX : 03-6913-5271

【アクセス】
JR/東京メトロ荻窪駅北口より関東バスか西武バスで「八丁」バス停下車徒歩1分
JR西荻窪駅北口より関東バスで「八丁」バス停下車徒歩2分

文責・写真 大久保

第2回 「ゆるプラ」開催レポート

2024年5月23日(木)にサロン「ゆるプラ」第2回を開催しました。

「ゆるプラ」はゆるっとお話ができる場をすぎなみ協働プラザに作りたいと始めましたが、ゴールが明確ではない事業です。

それぞれの気になることをネタに闇鍋的なおしゃべりの時間。 闇鍋なので、何が入ってくるのか、それぞれの具を誰がどう取り上げるのか、取り上げないのか・・・    主催側としても、促すのではなく、落としどころを見つけるのでもなく、一緒に「気になる」を掘り下げて、一緒に楽しんでいます。

今回も自己紹介から。前回と違うのはその場で質問がいろいろ出ること。「気になる」という好奇心や関心の種が確実にまかれているようです。

進め方も机の配置も迷いながらです。

今回は「公園」がキーワードの一つでした。豊島区の小学校跡地に生まれた雑司ヶ谷公園(https://zoshigaya.org/zoshigaya-park.html)のお話から、杉並区の柏の宮公園や下井草どかん公園の話に広がっていきました。

また地域デビューの難しさの話もチラリ・・ 日本のハーブや日仏の言葉の話、NPOなどの小さな事業所のバックヤード支援のことなど、話題も豊富でした。

まだまだ試運転中でどこに行きつくのかわかりませんが、楽しい会になっています。次回はどういう方がどんな話題を持ってきてくれるのでしょうか?いろいろな方のご参加をお待ちしています。

文責・写真 朝枝