杉並区ラグビーフットボール協会所属の早稲田大学ラグビー蹴球部による11大会ぶりの優勝を記念して、地元・上井草商店街に「祝 全国大学選手権優勝」の横断幕が掲げられました。
優勝パレードの計画もあります。
→前回11年前の優勝パレードの模様
※写真はスポーツライターの斉藤健仁さん撮影。斉藤さんの許諾を得て、斉藤さんのTwitterから転載しました。
カテゴリー: 2020年
W杯効果で都内のラグビースクール生徒数が1・34倍に
(写真は昨年11月、W杯閉幕直後に杉並少年ラグビースクールが開いたラグビー教室。300人近い子どもが参加した)
東京都内でラグビーをプレーしている幼児と小学生の数が、2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会直前に比べて1・34倍に増加したことが分かった。特に幼児(3~5歳児)は1・69倍、小学1年は1・43倍も増えて、W杯閉幕後もラグビーブームが継続していることを表している。
都内の25スクールで構成する「東京都ラグビースクール校長会議(ミニ部門)」(議長・宮島郁夫杉並少年ラグビースクール校長)が、W杯開幕直前の昨年9月初旬と同12月末の生徒数を調査して比較した。
昨年9月に25スクールの生徒数(幼児と小学生)は計2922人だったが、12月末までに1000人近く増えて計3911人となった。すべてのスクール、すべての学年で増加し、最も伸び率が低い小学6年でも1・13倍になった。スクール別では、渋谷インターナショナルラグビークラブの伸び率が最も高く、1・89倍になった。都内最大の世田谷区ラグビースクールは392人から519人に増えた。23区内の12スクールでは平均1・35倍、多摩地区の13スクールでは同1・32倍の増加だった。
従来はラグビー経験者の父親が「自分の子どもにもラグビーをやらせたい」と連れて来るケースが目立ったが、W杯以降は「自分は未経験者だが、W杯を観客席やテレビで見た子どもが自分から『やりたい』と言い出したので」と話す親子が多いのが、最大の特徴だ。
W杯閉幕後に、東京都ラグビー協会は狛江市で新たにスクールの設立を承認した。目黒区内でも設立に向けた動きがある。既存の25スクールでも、年明け後も新規入校は続いており、都内のこの年代の競技人口は既に4000人を超えたとみられる。
一方、生徒数の急増に対して、練習や試合をする活動場所が手狭になったり、コーチをする人材の確保が進まないなどの課題も浮き彫りになった。大半のスクールは保護者らがボランティアでコーチをしている。25スクールのうち6団体は一部または全ての学年で、W杯後に新規入校の受け入れを制限した。
宮島議長は「増えた競技人口もW杯の大事なレガシー(遺産)の一つ。各スクールは一過性のブームに終わらせず、増えた生徒が成長してもラグビーを続けられるよう努力している。活動場所の確保には自治体や企業の理解と協力が不可欠で、引き続き協力を要請していきたい」と話している。
【学年別の生徒数増加率】
幼児(3~5歳児)=1・69倍▽小学1年=1・43倍▽小学2年=1・38倍▽小学3年=1・29倍▽小学4年=1・18倍▽小学5年=1・17倍▽小学6年=1・13倍
早稲田大が11大会ぶりの大学日本一
ラグビーの全国大学選手権は1月11日、東京・新国立競技場で決勝があり、杉並区ラグビーフットボール協会所属の早稲田大が明治大を45―35で降し、11大会ぶりに最多となる16回目の優勝を果たしました。
昨年12月にオープンしたばかりの新国立競技場で初めて行われたラグビーの試合。昨年12月1日の早明戦(秩父宮ラグビー場)で苦杯をなめた早稲田大が、5万7345人の大観衆の前で明治大に雪辱しました。
→公式記録
杉並少年ラグビースクールOB対決が実現/大学選手権準決勝
令和最初の大学選手権決勝は早明対決
ラグビーの大学選手権準決勝2試合が1月2日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、杉並区ラグビーフットボール協会所属の早稲田大が勝ち、11日の決勝(東京・国立競技場)に進出しました。
明治大も決勝にコマを進めました。大学選手権決勝の早明対決は1996年度(明大が32-22で優勝)以来、23季ぶり。早稲田大は、約1カ月前の関東大学対抗戦で敗れた雪辱に燃えています。
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ワセダクラブ同級生3人が花園で対戦
杉並区ラグビーフットボール協会所属「ワセダクラブ」OBの、松永拓実選手(埼玉県立浦和高校)と石塚勝己、渡部創太郎両選手(神奈川・桐蔭学園)の対戦が1月1日、第99回全国高校ラグビー大会の準々決勝で実現しました。
3人が中学3年だった2016年9月、ワセダクラブは「太陽生命カップ2016 第7回全国中学生ラグビーフットボール大会」に初出場しました。
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→公式記録