令和最初の大学選手権決勝は早明対決

ラグビーの大学選手権準決勝2試合が1月2日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、杉並区ラグビーフットボール協会所属の早稲田大が勝ち、11日の決勝(東京・国立競技場)に進出しました。

 明治大も決勝にコマを進めました。大学選手権決勝の早明対決は1996年度(明大が32-22で優勝)以来、23季ぶり。早稲田大は、約1カ月前の関東大学対抗戦で敗れた雪辱に燃えています。

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ワセダクラブ同級生3人が花園で対戦

杉並区ラグビーフットボール協会所属「ワセダクラブ」OBの、松永拓実選手(埼玉県立浦和高校)と石塚勝己、渡部創太郎両選手(神奈川・桐蔭学園)の対戦が1月1日、第99回全国高校ラグビー大会の準々決勝で実現しました。

 3人が中学3年だった2016年9月、ワセダクラブは「太陽生命カップ2016 第7回全国中学生ラグビーフットボール大会」に初出場しました。

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公式記録

ワセダクラブOB松永拓実選手が決勝トライ

杉並区ラグビーフットボール協会所属のワセダクラブOB、松永拓実選手が埼玉県立浦和高校ラグビー部の主将として、第99回全国高校ラグビー大会に出場。12月27日の1回戦で決勝トライを挙げ、3回目出場の同校に初勝利をもたらしました。

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國學院久我山高CTB永山淳選手がU20日本代表候補に。高校生唯一

杉並区ラグビーフットボール協会所属の國學院久我山高ラグビー部から、CTB永山淳選手(3年)が20歳以下の日本代表候補合宿に招集されました。

 今回の候補31人のうち、日本の高校生では唯一人、最年少で選ばれました(他にもう1人、ニュージーランドの高校出身者で同い年が1人)。

→日本ラグビーフットボール協会の発表資料

國學院久我山中、1点差で準優勝/第39回東日本中学校ラグビーフットボール大会

杉並区ラグビーフットボール協会所属の國學院久我山中は12月22日、第39回東日本中学校ラグビーフットボール大会の決勝で茗溪学園中に21-22と惜敗。準優勝となりました。

 杉並少年ラグビースクールOBの袖山遼平選手(3年)が主将を務めていました。この悔しさをバネに、高校でのいっそうの活躍を期待しています。

平野優芽選手が東京五輪の第2次候補選手に

杉並少年ラグビースクールOGの平野優芽選手(19)=日体大2年=が、東京五輪の第2次候補選手に選ばれました。日本ラグビーフットボール協会がきょう12月20日、発表しました。今後、13回にわたる合宿を経て五輪選手12人が絞られます。

→今月行われたワールドラグビーセブンズのドバイ大会で、ラグビーの母国イングランドから奪った45m独走トライの動画

→一昨日は府中市の小学校を訪問

→広報すぎなみが3ページにわたり、特集記事を組む

ワセダクラブOB松永拓実選手、花園出場へ

杉並区ラグビーフットボール協会所属のワセダクラブOB、松永拓実選手が埼玉県立浦和高校ラグビー部の主将として、第99回全国高校ラグビー大会に出場します。12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕します。

 産経新聞の埼玉県版に、記事が掲載されました。

清水塁さんトップレフリーを引退

写真提供=ブログ「ラグカフェ編集部の取材メモ」

 杉並少年ラグビースクールOBの清水塁さんが、トップレフリーを引退しました。今後は後身の育成に尽力します。

 塁さんは杉並少年ラグビースクールから桐蔭学園高校へと進み、2年時に激戦区の神奈川県予選を勝ち抜いて1998年度の第78回全国高校ラグビー大会へ。今では「東の横綱」と呼ばれる桐蔭も、当時は2年ぶり2回目の「花園」出場というフレッシュな存在でした。1年先輩に山下大悟さん(早稲田大前監督)がいて、初の4強入りを果たしました。

 拓殖大学在学中のけがを機にレフリーに転身し、2011年9月に日本協会公認 A1級レフリーに昇格。以来、9シーズンにわたり、トップリーグ、大学選手権、日本選手権などで笛を吹いてきました。TBSドラマ「ノーサイドゲーム」でもレフリー役を務め、話題を呼びました。

 塁さんが38歳で第一線を退くことはラグビー界でも話題になり、11月24日のラストゲームはいくつかのブログで取り上げられました。なお、写真はブログ「ラグカフェ編集部の取材メモ」とFMラジオ番組「ラグビーカフェオンレディオ」の許諾をいただいて、転載しています。

→ブログ「ラグカフェ編集部の取材メモ」の塁さん記事を読む

→ブログ「未来_夢之助の昔話」の塁さん記事を読む

→高校時代の塁さん  

小池百合子知事「都立公園でラグビーができる場を整備」

12月10日の都議会本会議で、小池百合子知事は「今後、都立公園の整備等の機会をとらえ、ラグビーができる場の整備について検討して参ります」と明快に答弁した。ラグビーW杯終了後のレガシー(遺産)についての質問に答えた。

 高倉良生都議(公明)と小宮あんり都議(自民、杉並区)が、ハード面とソフト面両方のレガシーについて相次いで質問した。

 ハード面では、小宮氏が具体的に「(仮称)都立高井戸公園」の名を挙げて、「積極的にラグビーができる施設の整備を進めるべき」と迫った。

❖来秋に新イベント

 ソフト面では、両氏が「ラグビー文化を東京に定着させるため、子どもたちがラグビーに関心を持ち、継続してプレーに取り組む機会を提供すべき」と求めた。これに対し、小池知事は「ラグビーワールドカップ2019の盛り上がりを一過性のものとせずに、ラグビーの楽しさやノーサイドの精神などを文化として定着・継承していくことが重要」と応じた。潮田勉オリンピック・パラリンピック準備局長も「これまでの事業で培ってきた競技団体等との協力関係を生かしつつ、子どもたちがラグビーに気軽に触れられる機会を創出する」と、イベント(大会)の新設を明言した。

これを受け、都は2020年秋に幼児・小学生向けのラグビーイベントを開催する方向で庁内調整に入った。

この日のラグビーに関する質疑全文

※写真は都議会のインターネット中継から

W杯レガシー(遺産)に関する都議会質疑 全文

令和元年東京都議会 第4回定例会本会議代表質問
(2019年12月10日)

高倉良生都議(公明)「ラグビーワールドカップのレガシー(遺産)について質問します。アジア初のラグビーワールドカップ日本大会において都は、子どもたちに世界最高レベルの本場の試合を体験してもらうため、1000人を超えるジュニアラガー(中学生)を東京スタジアムに観戦招待しました。また、わが党の提案により、被災地の宮城・福島から小中学生ラガーを観戦に招待するとともに、都内のラグビースクールの協力のもと、都内の小中学生ラガーとの合同練習などを行い、交流を深めました。一方、都内のラグビースクールでは子どもたちの入会希望が増加していますが、開催する場の確保に苦労しています。そこで都は、このようなラグビー人気を一過性のものとせず、今回のラグビーワールドカップのレガシーとして、ラグビー文化を定着させるため、積極的に場の確保に取り組むべきと考えます。知事の見解を求めます。また、都はラグビー文化を東京に定着させるため、子どもたちがラグビーに関心を持ち、継続してプレーに取り組む機会を提供すべきと考えます。都の見解を求めます」

小池百合子知事「ラグビー文化を定着させるための場の確保についてのご質問でございます。ラグビーワールドカップ2019の盛り上がりを一過性のものとせずに、ラグビーの楽しさやノーサイドの精神などを文化として定着・継承していくことが重要でございます。そのためには、ジュニア世代を含めてラグビーに関心を持つ人々が身近な地域で気軽に体験をし、継続的に活動できる場を確保していく必要がございます。現在、ラグビーができる都立施設は11カ所。今後、都立公園の整備等の機会をとらえ、ラグビーができる場の整備について検討して参ります。併せて、都内の公立スポーツ施設のうち、ラグビーで活用可能な施設につきましては、情報を集約して都民に提供いたします。さらに、民間企業や大学、都立高校をはじめとする教育機関が所有している施設を、都民が気軽にラグビーに取り組める場所として活用できるように、区市町村とも連携し、取り組んで参ります。ラグビーワールドカップを開催した都市として東京にラグビー文化が定着しまように、継続的に取り組んでいける場の確保に努めて、スポーツ都市・東京を実現して参ります。

潮田勉オリンピック・パラリンピック準備局長「ラグビーワールドカップのソフト面でのレガシーについてであります。大会をきっかけとして、子供たちがラグビーに取り組める環境を整えていくことは重要であります。都はさまざまなイベントの機会をとらえたラグビー体験のほか、大会期間中には観戦招待事業や交流事業を東京都ラグビーフットボール協会や各地のラグビースクールと協力して実施して参りました。今後はこれまでの事業で培ってきた競技団体等との協力関係を生かしつつ、子どもたちがラグビーを楽しみながら技術力の向上にもつながる取り組みを検討して参ります。こうした取り組みを通じて、都としてもラグビーに関心を持った子どもたちが競技に取り組める機会を提供し、大会のレガシーにつなげて参ります」

小宮あんり都議(自民、杉並区)「今年アジアで初めての開催となったラグビーW杯は、日本チームをはじめ各国選手団の活躍により大いに盛り上がる大会となりました。6週間にわたる大会が最後まで息を切らすことなく、多くの人に感動と喜びを与えました。結果として、子どもたちの『やりたいスポーツ』にはラグビーが加わり、各地のラグビースクールも大盛況です。この勢いを絶やすことなく、ラグビーW杯のレガシーを今後、都はハード、ソフト両面で支援するべきです。私は今年(3月)の予算特別委員会において、都立公園の整備に当たっては、ラグビーができる場所を設けることを検討するよう要望したところです。都立公園には野球場やテニスコート、サッカー場はありますが、ラグビーができる場所は少ないなかで、高井戸公園のように新たに整備する都立公園において、積極的にラグビーができる施設の整備を進めるべきと考えます。都の見解をうかがいます。また、場の確保だけでなく、将来のラグビー界を担う子どもたちに向けたすそ野の拡大も重要です。今後、子どもたちにどのような機会を提供していくのかうかがいます」

三浦隆建設局長「都立公園におけるラグビーができる施設の整備についてでございますが、都立公園の整備に当たりましては、公園の個性や特性等を踏まえ、自然環境の保全や防災、レクリエーション等の機能を最大限発揮させることが重要でございます。都立公園に設ける運動施設につきましては、都民の多様なレクリエーション活動や健康増進を支える場となるよう、子どもから大人まで多くの都民が気軽にスポーツに親しめる身近な施設であることを基本としてきました。今後、都立公園の地域特性を考慮しつつ、地元自治体等の意見も聞きながら、都民がラグビーをできる場について検討して参ります。

潮田勉オリンピック・パラリンピック準備局長「W杯を契機としたラグビーのすそ野拡大についてでありますが、大会で高まったジュニア世代のラグビーへの興味・関心を将来に引き継いでいくためには、実際に体験し、魅力を感じる場を増やすことが重要であります。そのため都は大会期間中、ファンゾーンにおいてラグビー相談や各地のスクールの情報を紹介するブースを設置するとともに、パス回しやタックル体験などラグビーに直接触れられる機会を提供いたしました。今後も競技団体と連携して、子どもたちがラグビーに気軽に触れられる機会を創出するなど、すそ野拡大につながる取り組みを検討して参ります。こうした取り組みにより、大会を契機に高まったラグビーへの関心をレガシーとして継承させて参ります。

※写真は都議会のインターネット中継から