杉並少年ラグビースクールOBの小池隆成選手(20)=東海大2年=が、ジュニア・ジャパンに選ばれました。ジュニア・ジャパンは2月28日からフィジーに遠征中で、3月6日に開幕するワールドラグビー パシフィック・チャレンジ2020に出場します。第1戦は日本時間6日午前11時半キックオフのトンガA戦。小池選手は背番号5、右のロックで先発出場します。応援よろしくお願いします。
→日本協会HPに掲載された遠征レポート
杉並区ラグビーフットボール協会のホームページです。日本協会、関東協会、東京都協会の傘下にある団体です。2021年度の会員団体は以下の通り。▼特定非営利活動法人不惑倶楽部▼杉並区役所ラグビー部▼早稲田大学ラグビー蹴球部▼國學院大學久我山中学高等学校ラグビー部▼専修大学附属高等学校ラグビー部▼都立豊多摩高等学校ラグビー部▼日本大学第二中学校・高等学校ラグビー部▼杉並少年ラグビースクール▼特定非営利活動法人ワセダクラブ▼杉並和泉学園 学校支援本部(和泉タグラグビースクール)=順不同
ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の閉幕から8日目、杉並少年ラグビースクールが2019年11月10日に東京都杉並区の井草森公園運動場で初心者向けのラグビー教室(杉並区後援)を開いた。半年前の参加者は66人だったが、この日は4・4倍の292人に膨れ上がった。
この教室は未就学児、小学生、中学生を対象に、日本協会が開催を呼びかけた全国一斉ラグビー体験会の一環。毎週の練習でも体験希望者は5~10人ずつ来ていて、W杯開幕後は20人を超える週もあり、手応えは感じていた。しかし区の広報紙にお知らせが載る教室は、事前申し込みだけで261人。当日飛び込み参加も加えれば300人に迫る可能性があった。
こどもが300人来るということは600人近い両親が付いて来る。スクール生とコーチ、保護者を合わせれば、グラウンドは1000人以上の親子でいっぱいになる。小学校1校分だ。今まで経験したことがない状況に、練習グリッド数を半年前の12から20に増やした。20グリッドに張り付けられるコーチ数が足りないので、中学部の生徒・コーチにもコーチ役を依頼し、自分の子が既に卒業して何年もたっているOBコーチも招集した。受付で長蛇の列ができないよう、受付スペースも拡張してより多くのお母さん方に立ってもらった。
練習メニューのネーミングも「にわかファン」層の興味を引くよう、日本代表の大躍進に敬意を表して「田村キック」「One Teamボールリレー」「フェラーリ松島」「ジャッカル姫野」などと工夫。入念な準備のおかげで、当日は滞りなく幼児137人、低学年103人、中学年44人、高学年8人に楕円球の魅力を伝えることができたと思う。
上記のことは杉並少年RSに限った話ではなく、都内に25あるスクールは全て、数字の大小はあれども同じ状況だったと聞いている。11月3、4日に開催された「2019年度東京都秋季ミニラグビー交流大会」にはNHKとTBSが「ラグビーブーム」を取材に来た。こんなことは4年前に日本代表が南アフリカに勝った時ですら、なかったことだ。W杯後、狛江、目黒両ラグビースクール設立が東京都協会で承認された。
杉並少年RSの生徒数は8月末の時点で、幼児から中学生まで127人だった。今年1月19日現在で過去最多の173人まで増えた。実に36%増だ。特に幼児は20人増えた。
よいことばかりではない。競技人口の急増に見合う①練習場所の確保②コーチングレベルの向上--が今後、全スクール共通の課題となってくる。NHKがW杯後、都内の各スクールを対象に行ったアンケート調査でも、9割のスクールが「グラウンドを確保するのが難しいと感じたことがある」と回答した。
今回増えた幼児・小学生は、日本ラグビー界の次世代を担うW杯のレガシー(遺産)であり、大切に育てていきたいと考えている。
(東京都ラグビースクール校長会議事務局)
杉並区ラグビーフットボール協会は、杉並区立郷土博物館分館の展示「杉並のスポーツ2020」に協力しています。5月10日まで開催しています。無料。
※新型コロナウイルス対策のため、3月31日まで臨時休館しています。
【参考】杉並区のラグビーの歴史
東京都は今年6月開園予定の高井戸(杉並区)など都立3公園にラグビー場を整備する。新年度当初予算案に計約3億円を計上し、2022~23年度の完成を目指す。日本代表が躍進した昨年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会のレガシー(遺産) 事業と位置づけ、競技人口の拡大を支援する考えだ。公式試合の開催も可能となる見通しだ。
読売新聞が今朝、1月23日の朝刊都内版で報じました。都庁の新年度当初予算案は明日1月24日に発表予定です。
→スポーツ報知記事を読む
杉並区ラグビーフットボール協会所属の早稲田大学ラグビー蹴球部による11大会ぶりの大学選手権優勝を記念して、1月25日(土)午前11時から地元・上井草商店街で、優勝パレードを行います。
11時20分から35分まで、早稲田大上井草グラウンド優勝報告会があり、報告会終了後は、部員交流会。サイン会や写真撮影などの時間を設けています。
→詳細は
→前回11年前の優勝パレードの模様
※写真はスポーツライターの斉藤健仁さん撮影。斉藤さんの許諾を得て、斉藤さんのTwitterから転載しました。
杉並区ラグビーフットボール協会所属の早稲田大学ラグビー蹴球部による11大会ぶりの優勝を記念して、地元・上井草商店街に「祝 全国大学選手権優勝」の横断幕が掲げられました。
優勝パレードの計画もあります。
→前回11年前の優勝パレードの模様
※写真はスポーツライターの斉藤健仁さん撮影。斉藤さんの許諾を得て、斉藤さんのTwitterから転載しました。
(写真は昨年11月、W杯閉幕直後に杉並少年ラグビースクールが開いたラグビー教室。300人近い子どもが参加した)
東京都内でラグビーをプレーしている幼児と小学生の数が、2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会直前に比べて1・34倍に増加したことが分かった。特に幼児(3~5歳児)は1・69倍、小学1年は1・43倍も増えて、W杯閉幕後もラグビーブームが継続していることを表している。
都内の25スクールで構成する「東京都ラグビースクール校長会議(ミニ部門)」(議長・宮島郁夫杉並少年ラグビースクール校長)が、W杯開幕直前の昨年9月初旬と同12月末の生徒数を調査して比較した。
昨年9月に25スクールの生徒数(幼児と小学生)は計2922人だったが、12月末までに1000人近く増えて計3911人となった。すべてのスクール、すべての学年で増加し、最も伸び率が低い小学6年でも1・13倍になった。スクール別では、渋谷インターナショナルラグビークラブの伸び率が最も高く、1・89倍になった。都内最大の世田谷区ラグビースクールは392人から519人に増えた。23区内の12スクールでは平均1・35倍、多摩地区の13スクールでは同1・32倍の増加だった。
従来はラグビー経験者の父親が「自分の子どもにもラグビーをやらせたい」と連れて来るケースが目立ったが、W杯以降は「自分は未経験者だが、W杯を観客席やテレビで見た子どもが自分から『やりたい』と言い出したので」と話す親子が多いのが、最大の特徴だ。
W杯閉幕後に、東京都ラグビー協会は狛江市で新たにスクールの設立を承認した。目黒区内でも設立に向けた動きがある。既存の25スクールでも、年明け後も新規入校は続いており、都内のこの年代の競技人口は既に4000人を超えたとみられる。
一方、生徒数の急増に対して、練習や試合をする活動場所が手狭になったり、コーチをする人材の確保が進まないなどの課題も浮き彫りになった。大半のスクールは保護者らがボランティアでコーチをしている。25スクールのうち6団体は一部または全ての学年で、W杯後に新規入校の受け入れを制限した。
宮島議長は「増えた競技人口もW杯の大事なレガシー(遺産)の一つ。各スクールは一過性のブームに終わらせず、増えた生徒が成長してもラグビーを続けられるよう努力している。活動場所の確保には自治体や企業の理解と協力が不可欠で、引き続き協力を要請していきたい」と話している。
【学年別の生徒数増加率】
幼児(3~5歳児)=1・69倍▽小学1年=1・43倍▽小学2年=1・38倍▽小学3年=1・29倍▽小学4年=1・18倍▽小学5年=1・17倍▽小学6年=1・13倍
ラグビーの全国大学選手権は1月11日、東京・新国立競技場で決勝があり、杉並区ラグビーフットボール協会所属の早稲田大が明治大を45―35で降し、11大会ぶりに最多となる16回目の優勝を果たしました。
昨年12月にオープンしたばかりの新国立競技場で初めて行われたラグビーの試合。昨年12月1日の早明戦(秩父宮ラグビー場)で苦杯をなめた早稲田大が、5万7345人の大観衆の前で明治大に雪辱しました。
→公式記録