「簡化24式太極拳」終了

太極拳の練習を始めましょう、と先生がおっしゃったのは、2019年の暮れだったか、2020年の初めだったのか。いずれにしても、もう3年近く前のことです。
いままで健康気功と養生気功しか行ったことがなく、太極拳なんて、この年齢で今更できるようになるんだろうか? と自分を疑いながら、正直言って、あまり乗り気ではありませんでした。

練習開始から苦節3年。長い道のりでした。

2020年、太極拳の練習開始⇒緊急事態宣言

太極拳の練習を始めましょう、と先生がおっしゃったのは、2019年の暮れだったか、2020年の初めだったのか。いずれにしても、もう3年近く前のことです。
いままで健康気功と養生気功しか行ったことがなく、太極拳なんて、この年齢で今更できるようになるんだろうか? と自分を疑いながら、正直言って、あまり乗り気ではありませんでした。

先生は、「太極拳と言っても、動作を整理した簡化24式太極拳を基本にして、さらにそこから簡略化した”超簡化8式太極拳”です」と説明され、2020年から、健康気功と並行して練習が始まりました。
立ち方、姿勢の練習から始まり、足の運びの練習で前に行ったり戻ったりの繰り返し。

リセット⇒ “超簡化8式太極拳”をなんとか終える

ところが、すぐに新型コロナウイルスが大流行し始め、会場が閉鎖となって練習は数か月の中断になりました。

最初の緊急事態宣言が明け、一からの再スタート。練習したことは、完全に忘れていました。
手の動きも加わってくると、先生の所作を見て真似しようとしても、右と左が混乱して、自分が情けなくなります。

“超簡化8式太極拳” の最後の型の練習が終わったのは、2021年になってからだと思います。練習が一通り終わったということであって、先生のお手本を見ながら、なんとか、手足が動いているという状態で、修得したとは縁遠い状態です。

亀の歩みで、”簡化24式太極拳”をとりあえず最後まで練習

そんな状態ですが、先生からは、今年(2021年)中に”簡化24式太極拳”を終わらせましょうという提案。

それからも、亀の歩み。
2021年が終わっても、24番目の最後の型ははるか先。
2022年になり、新しい入会者を迎え、お稽古はにぎやかになってきました。
はじめはとまどっておられた新入会の方も、一緒に練習しているうちに慣れてきたようです。
気功も太極拳も、練習すればするなりに、同じ動作であるのに新しい発見があることを実感しています。練習を始めたばかりでも、自分なりの納得感を持つことができ、また練習が進むと、新しい納得感を持つことができるという繰り返しだと思います。

2022年9月の第3週のお稽古で、先生は、「きょうで、”簡化24式太極拳”を終わらせます」と宣言し、最後の型まで、遂に到達しました。
まだ24の型を一通り練習しただけで、これからもお稽古はつづきます。

ダブルで、うれしいこと

この日は、もうひとつうれしいことがありました。
先生が昔、別の場所で気功を教えられていたときからの生徒さんが、阿佐谷からは少し距離のあるところにお住まいですが、阿佐谷気功教室に顔を出されました。
そして、先生と2人で”簡化24式太極拳”を演じてくださいました。
その方は、90歳です。毎日、気功をつづけておられます。