6年生の伝統文化授業(茶道)

 校長先生や6年生の先生方の依頼を受けて、コーディネーターとそよかぜ本部では茶道の先生4人をお呼びしての体験授業をアレンジしました。6年生では伝統文化を知ろうという授業カリキュラムがあり、今回はスポーツチャンバラに続き第二弾です。

 畳の間と床の間(かけじくと花瓶つき)を視聴覚室に作り、茶道家の先生の講義のあと、茶会のお点前を再現した、お茶のデモンストレーションをしていただきました。10分以上の正座はちょっとつらい子もいたようです。

 そよかぜ本部では卒業記念にもなると考え、子ども達にお茶菓子は乾菓子ではなく、くろもじで頂く秋のイチョウ柄の栗羊羹という本格的なものを用意しました。デモンストレーションの後の体験では、実際にみんなお茶をたてて、友人に振る舞いました。上からとって下に手を添えるお箸の使い方で、お菓子を右から左へ渡していき、おうすのお茶と頂きました。そういう箸の使い方にはなれていない子が多かったですが、みんな一生懸命、作法を習いました。


 茶道の先生がおもち下さった花器の生け花は、花びらが細い嵯峨菊と種子がささげの鞘に似ているキササゲという秋の植物です。校長先生から「みなさんは海外に行ったら、外国人に礼儀・謙虚な気持ち・思いやり・おもてなしなどの日本の心を伝えることができますか?」とお話があり、みんな静かに聞いていました。

 日本人が昔から大切にしてきた日本の心を感じてもらえたと思います。