キャリア教育

キャリア教育をしたいので講師を紹介してほしいと学校からそよかぜ本部に依頼があったことを以前、お知らせしました。それが今日、6年2組の児童対象に仕事人の職業について伺うという授業の形で行われました。今回、講師をお願いしたのは、日本経済新聞社記者の野々村さん、女子サッカーなでしこジャパンの元ゴールキーパーの秋山さんのお二人です。

日経新聞の野々村さんは、商売よりも外国を回りながら仕事をしたかったので、記者になろうと決意したそうです。海外勤務が多くて外国の文化に触れ、生きることは食べること、多くの人と分かり合って、言葉にしていけば、文章力はあとからついてくる。何事もあきらめなければできるということをご自分の経験から語ってくださいました。

そして、なでしこの秋山さんは今は女子大でサッカーのコーチをしているけれど、自分が選手だったときは、どうして私が頑張っているのに、みんなは認めてくれないのか、意地悪なことを言うのかと不満を持っていたそうです。「でも結果や報酬を求めてはいけない。自分の心がけでいくらでも強気で頑張れる。ゴールは守るものではない、キーパーはボールを奪いに行くのだ。」と熱く語ってくださいました。そのあと、残ってサッカーの上達法などを聞く子供たちもいました。

 お二人とも目標を高く持って、結果にすぐに結びつかなくても、自分が決めた目標に自分を近づける過程を大事に前向きに進んでくださいというメッセージを伝えてくださいました。

 6年生はこれから中学に進学して、高校受験をしたり、職業を選択したりと自分の将来やりたいこと、なりたいものに向かっていく準備をしています。今日の仕事の先輩がたのお話を聞いて、自分も頑張ろうと前向きな気持ちになってくれれば、嬉しいですね。