2025年の日本の出生数は70万5809人で10年連増で過去最少を更新
厚生労働省は2月26日、2025年の出生数は70万5809人(外国人を含む)で、昨年より1万5179人(2.1%)減少し、10年連続で過去最少を更新したと発表した。
国は、70万人台の出生数になるのは2042年と見込んでいたので、少子化は想定より大幅に早いベースで進んでおり、今後も人口減少は加速するものと推定されるとみられている。
このような情勢から、国は少子化が続いている様々な要因を分析し直し、総合的な見地から施策を見直してゆく必要があると識者から報告されている。

 

 iPS細胞由来の再生医療2製品の製造販売が了承され、実用化へ(世界初)
 中山京都大学教授が2006年にiPS細胞作製に成功し、2012年にノーベル
 医学・生理学賞を受賞したが、作成成功から20年、ノーベル賞受賞から
 15年経過し、ようやくiPS細胞由来の再生医療製品が実用化されました。
 それは、虚血性心筋症の治療用薬品「リハート」、及びパーキンソン病の
 治療用薬品「アムシェブリ」です。いずれもiPS細胞から心細胞や神経細胞
を作り患者に移植します。
 この2製品は、わが国厚生労働省薬事審議会において2026年2月19日に
製造販売が承認され、3月中に厚労省相か正式に承認し、今夏にはこの薬
を使用し治療が開始される予定です。
今後、難病である「特発性肺線維症」の治療や「脊髄損傷」の治療にも採用
される可能性が報告されています。

2026年 健康に関する最新情報

1.2025年8月に、高血圧の診断基準(血圧を下げる目標)が変わりました。
以前の判断基準が、                                診察室血圧:140/90 mmHg以上                                                家庭血圧 :135/85 mmHg以上                         でありましたが、下記の通り変更になりました。                  診察室血圧:130/80 mmHg未                            家庭血圧 :125/75 mmHg 未満
今回の変更により、基準が以前より厳しくなりました。                これによって、日本は、下記の通り日本以外の先進国とほぼ同基準になりました。
アメリカ:診断基準は130/80 mmHg、治療基準は130/80 mmHg ヨーロッパ:上の血圧(収縮期血圧)を120~129 mmHgの範囲に抑え(注)                                     ・“収縮期血圧/拡張期血圧”とは、心臓が収縮して血液を動脈に送り出すときの血管内の最高血圧/心臓が拡張して次の収縮に備えている間の血管内の最低血圧   
・“mmHg”とは、「水銀柱ミリメートル。血圧の単位で、水銀(Hg)を1mm押し上げる圧力

2.本年、2026年、も下記の感染症に注意しなければならない。
はしか                                    感染力の強い麻疹(はしか)の患者数が急増しています。国立感染証研究所によると2025年はこれまでの年間感染数を上回るペースで流行し、同年第1~13週(4月2日現在)で58例であったが、第50週時点で261例と急増しました。               感染経路はベトナムなど海外流行地域からの入国者・帰国者より2次、3次感染するものです。感染者は、2回のワクチン接種をしていない20代前半や乳幼児に多いので注意を要します。
インフルエンザ                                2月6日(金)厚生労働省は2026年1月26日~2月1日のインフルエンザ発生状況を発表しました。このインフルエンザは約90%がB型ウイルス異変型です。これまで医療機関から報告された患者数は114,291人で、年初以降急増傾向が続いており、今週の学級閉鎖が前週の4倍以上になっている。東京都は、今シーズン2度目の警報基準越えとなり、これは統計史上初と発表している。                          手洗い、うがい、マスクなどの基本的な感染症対策が必要です。ワクチンも一定の効果があると報告されているので、適宜、接種をお勧めします。
百日せき                                    かっては、百日せきは子供の病気というイメージでしたが、近年、大人にも感染が広がっており、家庭内や周囲、特に抵抗力の弱い赤ちゃんに移してしまうケースが問題視されています。                                    百日咳は、「百日咳菌」という細菌に感染し、起こる急性の起動感染症で、         顕選した人の咳やくしゃみによる「飛沫感染」、菌が付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」で広がります。感染力が非常に強いと言われています。         感染してから、5~10日程度潜伏し、症状が現れます。約1~2週間後に鼻水、くしゃみ、微熱が等、普通の風と同じような症状が現れます。同時に、咳の症状が現在徐々に席に回数が増えてきます。約2~4週間後に激しい咳の発作が現れます。連続的に「コンコンコンコンッ」と続き、息を吸い込むとき「ヒューッ」という笛のような音が出ます(大人の場合は出ないこともあります)。                      上記に症状が現れた場合は、早急に病院で治療することが必要です。
ダニ仲介感染症                               厚生労働省は異常気象によるダニが発生しており、感染症に注意するように注意を喚起しております。特に、春から秋にかけてマダニの活動が盛んになっており、草むらややぶで刺され病原菌を持っているマダニに刺されることによって感染症にかかることがあります。感染症としては、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、ツツガムシ病、重症熱性血小板減少症候群などです。ネコ、犬などのペットが仲介する場合もあります。
感染すると、6~14日の潜伏期間を経て、発熱や倦怠感、頭痛が起き、続いて嘔吐や下痢が見られます。症状が現れたら、早急に病院で治療を受ける必要があります。
草むらややぶで遊ぶ場合は、長袖の衣類を着用するとか、芝生には敷物を敷いて座る、横になる等の対応を行うこと、また帰宅後にシャワーを浴びるかお風呂に入ると良いといわれています。
文 責:高橋 昭浩(当法人職員、健康管理士上級指導員)
参考資料:「ほすぴ」(日本成人病予防協会発行)、公開情報

「成年後見制度」が大幅に改正されます。

2000年に、高齢化が進む中で認知症などによって判断能力が低下した方々を法律的に支援する為に策定された当該制度は、25年を得て、全国で約600万人を超えると言われる認知症又は認知機能に障害のある高齢者の約24万人程度、即ち4%程度の人によってしか使されず、思った程普及されなかったことを踏まえ、扱い易くまた現代社会に合った形に改正されることになり、改訂版として2025年6月10日に「民法(成年後見等関係)等の改正に関する中間試案」が法制審議会から発表されました。目下、当該試案に対するパブリックコメントの受付けが2026年8月25日まで行われています。2026年度中に改正が成立する予定です。                               改正のポイントは下記の通りです。                        ★現行制度の利用が進まない理由                       (1)後見人が選任されて、サービスを始めると、やめられない。(終身制である)               (2)家庭裁判所の監視・監督が厳しく、使い勝手が悪い。              (3)後見人は「後見、保佐、補助」という立場で支援し、本人の意思が十分に尊重
   されない場合がある。
★見直しのポイント                             (1)必要がなくなれば「辞められる」制度にする。(利用期限の見直し)
(2)後見人の活動は「補助」とし、必要な補助だけを選べるようにする。(柔軟な設  
   計)
(3)家庭裁判所の関与は変わらないが、本人、親族の意見を、後見人の活動に反映す
   るようにする。               
(4)家族信託や任意後見との併用が可能にする。(支援の組み合わせ)

健康の話

 2026年の年初に当たって、留意すべき健康に関する動向をまとめてみました。異常気候に伴い、下記の通り、感染症が発生し易いと予想されますので、留意する必要があります。

 ①「新型コロナ」ウイルスの異変株(ニンバス株)の流行             2023年末頃に発生し、2025年に入って世界中に蔓延、日本では2025年月以降全国で発生しています。わが国では、新型コロナウイルス感染症を5類感染症(季節性インフルエンザに近い扱い)と社会的な制限は緩和されておりますが、今後、変異株の感染動向によっては類型の変更が必要と言われています。                   感染した場合で軽い時の症状は、                            発熱(高熱ではない)                             咳(乾いた席が一般的)                             のどの痛み」                                  鼻水や鼻づまり                                 筋肉痛                                    味覚や収穫の喪失                                       上記のような軽い症状は、休養と対処療法(うがいや薬を飲む等)で治療が可能とされていますが、症状が悪化すると、下記の兆候が表れます。              息苦しさが続き、呼吸困難                            持続的な胸の痛みや圧迫感                           意識がはっきりしない                             唇や顔色が青白い                                 高熱が続く                                  このような症状の時は、早速、病院で治療を受ける必要があります。           尚、高齢者、基礎疾患を待つ方は重症化し易く、肺炎や多臓器不全などを発症し命にかかわることもありますので注意を要します。

 ②「インフルエンザ」が多様化し、流行                     インフルエンザが従来のA型に加えB型、C型と多様化し流行っており、それら症状の特徴、流行時期等は下記の通りです。

症状A型B型C型
発熱39~40℃の高熱が突然発症38~39℃の発熱(A型より低め)37~38℃の微熱
全身症状強い倦怠感、筋肉痛、 関節痛全身倦怠(A型ほど強くない)軽度の倦怠感
呼吸器症状乾いた席、喉の痛み咳や鼻水軽い咳、鼻水
その他頭痛、悪寒、食欲不振嘔吐、下痢喉の痛み、軽い頭痛

 ③「感染症胃腸炎」の流行                          ウイルス(ノロ、ロタ等)、細菌がげんいんで下痢、嘔吐、腹痛、発熱を引き起こす病気ですが、冬はウイルス性、夏は細菌性が多く、人から人へ広がります。基本的には数日で自然治癒しますが、脱水対策が必須です。特に乳幼児、高齢者は重症化することがあるので注意を要します。                            病原体、代表的な現認食品、潜伏期間が下記の通りです。

病原体代表的な原因食品潜伏期間
腸炎ビブリオ業界類の刺身、すし類10~24時間
サルモネラ卵及び卵製品、洋菓子類、食肉平均12時間(5~72時間)
病原大腸菌弁当、給食12~72時間
カンビロバクタ―鶏肉、牛生レバー、井戸水2~5時間
ロタウイルス飲料水、植物1~3日
ノロウイルスカキなどの貝類1~2日
文 責 : 高橋 昭浩(当法人職員、健康管理士上級指導員)                      参考資料:「ほすぴ」(日本成人病予防協会発行)、公開情報