1.2025年8月に、高血圧の診断基準(血圧を下げる目標)が変わりました。
以前の判断基準が、 診察室血圧:140/90 mmHg以上 家庭血圧 :135/85 mmHg以上 でありましたが、下記の通り変更になりました。 診察室血圧:130/80 mmHg未 家庭血圧 :125/75 mmHg 未満
今回の変更により、基準が以前より厳しくなりました。 これによって、日本は、下記の通り日本以外の先進国とほぼ同基準になりました。
アメリカ:診断基準は130/80 mmHg、治療基準は130/80 mmHg ヨーロッパ:上の血圧(収縮期血圧)を120~129 mmHgの範囲に抑え(注) ・“収縮期血圧/拡張期血圧”とは、心臓が収縮して血液を動脈に送り出すときの血管内の最高血圧/心臓が拡張して次の収縮に備えている間の血管内の最低血圧
・“mmHg”とは、「水銀柱ミリメートル。血圧の単位で、水銀(Hg)を1mm押し上げる圧力
2.本年、2026年、も下記の感染症に注意しなければならない。
★はしか 感染力の強い麻疹(はしか)の患者数が急増しています。国立感染証研究所によると2025年はこれまでの年間感染数を上回るペースで流行し、同年第1~13週(4月2日現在)で58例であったが、第50週時点で261例と急増しました。 感染経路はベトナムなど海外流行地域からの入国者・帰国者より2次、3次感染するものです。感染者は、2回のワクチン接種をしていない20代前半や乳幼児に多いので注意を要します。
★インフルエンザ 2月6日(金)厚生労働省は2026年1月26日~2月1日のインフルエンザ発生状況を発表しました。このインフルエンザは約90%がB型ウイルス異変型です。これまで医療機関から報告された患者数は114,291人で、年初以降急増傾向が続いており、今週の学級閉鎖が前週の4倍以上になっている。東京都は、今シーズン2度目の警報基準越えとなり、これは統計史上初と発表している。 手洗い、うがい、マスクなどの基本的な感染症対策が必要です。ワクチンも一定の効果があると報告されているので、適宜、接種をお勧めします。
★百日せき かっては、百日せきは子供の病気というイメージでしたが、近年、大人にも感染が広がっており、家庭内や周囲、特に抵抗力の弱い赤ちゃんに移してしまうケースが問題視されています。 百日咳は、「百日咳菌」という細菌に感染し、起こる急性の起動感染症で、 顕選した人の咳やくしゃみによる「飛沫感染」、菌が付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」で広がります。感染力が非常に強いと言われています。 感染してから、5~10日程度潜伏し、症状が現れます。約1~2週間後に鼻水、くしゃみ、微熱が等、普通の風と同じような症状が現れます。同時に、咳の症状が現在徐々に席に回数が増えてきます。約2~4週間後に激しい咳の発作が現れます。連続的に「コンコンコンコンッ」と続き、息を吸い込むとき「ヒューッ」という笛のような音が出ます(大人の場合は出ないこともあります)。 上記に症状が現れた場合は、早急に病院で治療することが必要です。
★ダニ仲介感染症 厚生労働省は異常気象によるダニが発生しており、感染症に注意するように注意を喚起しております。特に、春から秋にかけてマダニの活動が盛んになっており、草むらややぶで刺され病原菌を持っているマダニに刺されることによって感染症にかかることがあります。感染症としては、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、ツツガムシ病、重症熱性血小板減少症候群などです。ネコ、犬などのペットが仲介する場合もあります。
感染すると、6~14日の潜伏期間を経て、発熱や倦怠感、頭痛が起き、続いて嘔吐や下痢が見られます。症状が現れたら、早急に病院で治療を受ける必要があります。
草むらややぶで遊ぶ場合は、長袖の衣類を着用するとか、芝生には敷物を敷いて座る、横になる等の対応を行うこと、また帰宅後にシャワーを浴びるかお風呂に入ると良いといわれています。
文 責:高橋 昭浩(当法人職員、健康管理士上級指導員)
参考資料:「ほすぴ」(日本成人病予防協会発行)、公開情報