学長のコラム column.3

夜に都心のビルに光のハートのマークが浮かび上がり、ホテルの従業員がステイホームする人たちにエールを送ったり、正午にプロ野球の選手たちがグラウンドで40秒間拍手をして医療従事者の皆さんに感謝を表したりしました。自分の気持ちを代弁してくれたことに共感した方も多かったことでしょう。新型コロナウイルス感染防止のために手を出したくてもできず、一方で家事や外出、学習などのサポートを必要とする人たちは本当に困っていました。しかし、一人ひとりの思いを乗せた光や音がソーシャルディスタンスの垣根を乗り越えて届いていくことに、励まされる人がいたと思います。いつものように手を差し伸べるときがかならずやって来ます。その日に備えましょう。

【感染症予防対策について】

・今後開講する講座につきましては、新型コロナウイルス等感染症拡大防止のため募集定員を減らして開講いたします。

・受付時は手指のアルコール消毒等にご協力ください。

・受講の際は必ずマスクを着用してください。フェイスシールド・マスシールドのみでのご参加はできませんのでご注意ください。

・咳、くしゃみの際には、袖等で口・鼻を覆う等咳エチケットの励行にご協力ください。

・講座当日は、ご自宅で必ず検温をしてください。37.5度以上の発熱・軽い風邪の症状等がみられるなど体調が優れない場合は、ご欠席をお願いします。

・講座会場入室時には検温を行いますので、時間に余裕をもってお越ください。

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に関する国等の動向や区の方針に 応じて、講座を延期または中止とする場合がございます。その際は、本サイト上等でお知らせいたします。ご理解とご協力をお願いいたします。

あなたに”ピッタリ”の講座に出会おう。【おすすめ講座フローチャート】 

たくさん講座があって自分に合う講座がわからないという方は、以下のチャートで”YES”or”NO”に答えて、A~Gのタイプを知って、自分に合った講座を確認してみよう。

学長のコラム column.2

針葉樹林では、枝落としや間伐で地面に光が当たるようになると、下草が生えて土砂の流失を防ぎ、しっかりと根が張ります。ボランティア活動も外から光が届くと元気に育つような気がします。去年「まちを知る!大人の自由研究」という講座を始めました。受講者が関心のあるテーマで調査研究するというものです。その中で「子ども食堂」を調べることになり、杉並区内のボランティアの人たちに話を聞きました。すると「子ども食堂」には、生活を助けるだけではなく、子どもの居場所を作る、勉強をみる、高齢者との世代間交流を図るなどさまざまな目的があることが分かりました。一方ボランティアの人たちも、取材を迷惑がらず、よく話を聞いてくれたと喜んでくれました。黙々と続けるボランティア活動ですが、もっと知りたいという外からの光が射し込み、自分たちの立ち位置を確かめる良い機会になったようです

卒業生の紹介 note.2

まちあわせカフェ修了生 山崎 武志 さん

会社員の私は、40代の頃は仕事が中心で、地域のことは気にかけていませんでした。50代になって、都議会議員選挙のお手伝いをしたことで、子どもの頃から慣れ親しんだ杉並区のことを、実はよく知らないことに気づかされました。「地域で活動している人の話を聴いて、いろいろな人とつながろう」という地域活動基礎講座「まちあわせカフェ」をきっかけに、さまざまな地域活動に参加することで、世代や属性の異なる人々との交流が生まれました。 活動に参加することで、会社とは異なる世界があることも学びました。地域活動は、会社のように上司や予算ありきの世界ではありません。「誰かが決めるのではなく、みんなで決めましょう」「予算はいいから、まずはやってみましょう」という世界です。新しい世界を知ることで、自分自身のコミュニケーション能力も高まったと思います。人生100年時代、元気に生きていくためには、家族だけでなく、居場所、仲間、活動を作っておくことも大事です。会社員の方々には、現役のうちからの地域参加をお勧めします。