学長のコラム  Vol.1

地域活動を進めようとしてもスペースがないと嘆く声を聞くことがあります。区内には区の施設として地域区民センターやゆうゆう館などがありますが、どうもそれだけでは済まないようです。グループの事務局として好きな時に使いたい、サークル活動で使う道具を置きたい、活動の成果を発表する企画展を開きたいなど、その要望は現在ある区の施設の使い勝手にはなじまないようです。例えば、今3万5千戸余りあるといわれる空き家や空き室。杉並区では空家等対策計画が策定され、家主と地域での利活用を進めたい方々とのマッチングをサポートする方向で検討が始まっています。今後はそうした制度も、すぎなみ地域大学を修了して自分たちで地域活動を進めるときの参考にしてほしいと思います。