令和7年度 杉並区NPO活動資金助成事業報告会を開催しました
令和7年度に助成対象となった4団体から報告がありました。


今回の事業報告会は、当日出席したNPO等活動推進協議会委員の前で7年度に助成事業を実施した各団体が活動成果を発表しました。
報告を聞いた委員からは、団体に対して事業の感想や今後の活動の継続に関するアドバイスなど、沢山のコメントが寄せられました。
以下、各団体の実施事業・報告・委員からのコメントを簡単にご紹介します。
◆NPO法人 Forum2050
「すぎなみ発 みんなで考える「自分ごと」としての平和」
【事業概要】
混迷を深めつつある世界において、一人でも多くの区民が、平和を「自分ごと」として捉えるようになるために何が必要なのかについて、多世代の多様な人々が協働して考えるワークショップを実施します。
【事業報告】
令和7年8月24日、平和を「自分ごと」として捉えるためのワークショップを荻窪で開催しました。猛暑の中、小学生をはじめ、様々な年代の参加者約50名が集まり、進行は団体の若手メンバーが主体となって進めました。
前半はカンボジアやバングラデシュの様々な環境に暮らす子どもたちの動画を上映した後、ウクライナ出身のイゴール氏が平和の尊さを訴えました。後半のワークショップでは、多様な背景を持つ参加者が「平和を自分ごと化できない理由」や「行動へのヒント」を熱心に議論しました。
他者への想像力や「聴く」ことの大切さを再確認し、世代を超えて率直に意見を交わした経験は、参加者に深い印象を残しました。原水爆禁止運動の歴史を持つ杉並の地で、平和への思いを未来へ繋ぐ貴重な共創の一歩となりました。
8月に開催されたイベントの様子を掲載しています。こちらからご覧ください。
【委員からのコメント】
・作成した動画について、子どもたちの声をすくい取っていることは評価できるが、自分の進路についての希望を述べるものにとどまっていたのは少し残念だった。
・イベントの中で、ウクライナの方が実際に来て話してもらったことでリアルな世界の現状が伝わったと思う。
楽学倶楽部
「てらこや」
【事業概要】
昨年度に引き続き、「子どもの居場所づくり」と「学習支援」のための「てらこや」を実施し、就学後の子どもたちが安心して勉強したり、遊んだりする環境づくりを目指します。
【事業報告】
今年度で3年続く「てらこや」は、荻窪地域の小学1~4年生を対象に毎月2回実施、今年度は延べ170人が参加しました。ここでは算数を主とし、各自の宿題や教材で勉強します。場所は「中道寺」をお借りし、まさに「てらこや」です。勉強するだけではなく、あわただしい世の中となり家庭でも忘れがちな季節の行事の大切さを教えたいと考え、5月のカブト作り、7月の七夕飾り、9月の月見、11月のハロウィン等々を楽しみました。また、日本人が苦手な外国人とのコミュニケーションは児童の段階から英語に親しむことが重要と考え、8月から‘英語に親しむ’時間を設けました。様々な活動を通して子どもたち同士の交流と高齢の人との触れ合いが出来ました。子どもたちに難しいことは求めず、ゆるやかに成長を見守っていきます。
7月に開催されたイベントの様子を掲載しています。こちらからご覧ください。
【委員からのコメント】
・授業が終わった後も、学校という空気の中で長時間過ごすのは子どもたちにとって負担となるため、この取組のように地域の人たちに見守られながら過ごす時間があることはとても意味がある。
・少人数でこそホッとできるような子どもたちはこのような取組に救われているのではないか。
NPO法人 防災コミュニティネットワーク
レッツボウサイ!どうする?災害時のトイレ問題!
【事業概要】
講習会を実施し、災害時のトイレ問題についての理解を深め、年齢や性別、障害の有無などの違いがある中、一般化された非常用トイレで対応が可能かどうか実際に体験してもらい、水・食料の備蓄と同様に参加者に合った非常用トイレの備蓄についても考え、自助力の向上につなげます。
【事業報告】
「どうする?災害時のトイレ問題」と題し、災害時の生活において“食べる”とおなじく切実な問題となり得る“出す”に焦点を当て、過去の災害の事例から、トイレ問題を深掘りした講座を開催しました。講座内での質問コーナーでは、住環境から見えてきた不安や、子育て世代・介護世代など家族構成によって変わってくる課題について共有することができました。
また、普段触れることのない様々な非常用トイレを試すことで、自分や家族に合った非常用トイレの備蓄推進にも寄与できました。備蓄として持ってはいるが、もったいなくて一度も使ったことがないという方が多かった凝固剤の体験コーナーでは、「参考になりイメージが掴めた」という声をいただきました。この取組が地域住民同士で共有され、共助に繋がる姿を想像できる事業になったと感じています。
10月に開催されたイベントの様子を掲載しています。こちらからご覧ください。
【委員からのコメント】
・(事業を見学して) 分かりやすく説明しており、様々な種類のトイレの備蓄についての重要性を理解できるものであった。
・(すべての回が午前に実施していたため)実施する時間帯をずらす等の工夫を行うことで違う層も参加しやすくなるのではないか。
NPO法人 みんなの進路委員会
次世代グローカルリーダー育成プログラム
【事業概要】
中高生世代が「気候変動」「異文化理解」「障がい」「子どもの権利」の知識とワークショップデザインを学び、小学生向けに各テーマを楽しく学べるワークショップを企画・実践するプログラムを実施します。地域にまつわる諸課題について学び、実際にアクションを起こすことができる杉並区の未来の担い手の育成を目指します。
【事業報告】
夏期休暇中の3日間で開催し、杉並区内の中高生約30名が参加しました。1日目は、SDGsに関わる諸課題のうち、杉並に関わりの深いテーマ「気候変動」(天候にまつわる気象神社が高円寺にある)、「子どもの権利」(昨年杉並区子どもの権利に関する条例が施行)、「ろう(聴覚障害)」(杉並区手話言語条例制定、東京国際ろう芸術祭が座・高円寺で開催)、「アイヌ文化」(アイヌ語研究の第一人者である金田一京助氏が阿佐谷に居住していた)について、それぞれの若手実践者からテーマ内容について学び、またワークショップデザインの技術についても学びました。2日目は、小学生向けにそれぞれのテーマについて楽しく学べるワークショップを企画し、3日目は実際に児童館を訪問して、中高生たちが企画したワークショップを実践しました。これらの経験を通して、グローバルな視点(SDGs)とローカルな視点(杉並の地域課題)を持ち合わせた杉並の将来の担い手を育成することを目指しました。
8月に開催されたイベントの様子を掲載しています。こちらからご覧ください。
【委員からのコメント】
・区内の学校への地道な訪問による先生方との信頼関係の積み重ねが助成事業の周知につながったというお話が非常に参考となった。
・学び方や使用する教材を参加者たち自身に決定してもらい、先生と子どもが一緒に考えていくような学び方を、学んでいきながら伝えるというやり方はとても示唆に富んだ実践である。
7年度の助成事業は、防災や平和、子どもと様々な分野の事業が実施され、幅広い領域でNPO団体が活動し、区内の地域課題の解決に寄与していることがうかがえました。報告後、委員からは課題として、今後の事業継続や後進へとつながる人材確保、区民への周知方法についてなど、様々な議論が交わされました。
【寄附のお願い】
NPO団体の事業を支援する助成金は、杉並区NPO支援基金へ皆様から寄せられた寄附金が原資となっています。だれかのためにがんばるNPOへ、ご寄附での応援をお願いいたします。
当基金へインターネットからご寄附いただく場合は下記リンクへお進みください。
令和7年度NPO活動資金助成報告書が完成
令和7年度の杉並区NPO活動資金助成報告書が完成しました。
どうぞご覧ください。
令和7年度NPO活動資金助成事業が決定!
令和7年度に「杉並区NPO支援基金」の助成を受ける事業が決定しました。
NPO等活動推進協議会にて、事業の有効性や発展性などの観点から審議を行い、計4件の事業(スタートアップ事業2件、ステップアップ事業2件)が助成対象に選定されました。
※各事業の詳細は、下部の資料リンク先をご覧ください。
◇スタートアップ事業◇
1.NPO法人 Forum2050
すぎなみ発 みんなで考える「自分ごと」としての平和
助成額:200,000円
2.楽学倶楽部
「てらこや」
助成額:186,000円
◆ステップアップ事業◆
1.NPO法人 防災コミュニティネットワーク
レッツボウサイ!どうする?災害時のトイレ問題!
助成額:160,000円
2.NPO法人 みんなの進路委員会
次世代グローカルリーダー育成プログラム
助成額:300,000円
令和7年度のNPO活動資金助成事業を募集します
【対象事業】以下の区民を対象とした特定非営利活動に係る事業です。
スタートアップ事業:令和7年4月1日現在、設立5年未満の団体が、活動の基盤強化のために行う事業
ステップアップ事業:団体活動の発展のために行い、将来的に区や他団体との連携・協働が期待できる事業
【事業の対象期間】交付決定日(令和7年6月上旬予定)~令和8年2月28日
【助成金額】1団体につき、上限30万円
【対象団体】区内で活動するNPO法人、すぎなみ地域大学修了生団体
【事前相談期間】令和7年2月14日(金曜日)~3月8日(土曜日)
※申請書類の提出に当たっては、事前相談が必須となります。事前に電話またはEメールで予約の上、記入済みの申請書類を持参してお越しください。
【申請受付期間】令和7年2月14日(金曜日)~3月14日(金曜日)
【審査方法】1次:書類審査(4月下旬予定)
2次:プレゼンテーション (5月上旬予定)
【募集案内・申請書類】すぎなみ協働プラザで配布しています。杉並区公式ホームページ「NPO活動資金助成」からダウンロードすることもできます。
募集案内・申請書類はこちら
【申請方法】
必ず事前に電話かEメールで予約の上、すぎなみ協働プラザ(杉並区阿佐谷南3丁目2番19号 産業商工会館内、電話:03-5335-9540、Eメール:info@nposupport.jp)に申請書類を持参してください(郵送不可)。
※提出書類に不備等がありますと、再提出をお願いする場合があります。余裕を持ってご提出ください。
【提出に関する問合せ】
すぎなみ協働プラザ
杉並区阿佐谷南3丁目2番19号 産業商工会館内
電話:03-5335-9540 ファクス:03-5335-9541
Eメール:info@nposupport.jp
窓口受付時間:午前10時~午後6時
休業日:第1・3・5土曜日、日曜日、祝日、振替休日、年末年始(12月28日~1月4日)
募集説明会を開催します
【日時】令和7年2月13日(木曜日)午後6時~7時
【場所】杉並区役所分庁舎3階(杉並区成田東4丁目36番13号)
【定員】20名、1団体2名まで(申込順)
【申し込み】電話またはEメールで、2月8日(土曜日)までにすぎなみ協働プラザ(電話:03-5335-9540、Eメール:sanka@nposupport.jp)へお申し込みください。
Eメールの場合は「団体名」「参加者名」「連絡先」「質問事項(希望者のみ)」を明記の上、ご連絡ください。
当日に質問したい内容を、事前に受け付けます(希望者のみ)。お申し込み時にお知らせください。なお、事前に受付する質問は、参加者全体に関わるものに限ります。
個別具体的な相談は、別途すぎなみ協働プラザへお問い合わせください。
【その他】募集説明会に出席しなくても申請できます。
