荻窪まちづくり会議第15回総会議事録

開催日時:令和6(2024)年9月28日(土)14時~16時場       所:荻窪地域区民センター2階 第1・第2集会室

1.   開会

定時総会は、長田副代表の司会で矢澤代表の挨拶の後、出席者15名、委任状5名の合計20 名、会員総数37名の過半数を確認し、本総会は有効に成立した。

本会副代表(事務局)であった松葉襄氏が本年7月12日に逝去したのでご冥福をお祈りした。また、新規入会(渡辺亜紀さん)及び再入会会員(岡安孝晋さん)を紹介した。

2.総会議事

総会は恒例により矢澤代表が議長を務め、下記のとおり議案を審議した。

第1号議案は、江波戸副代表が令和5年度活動報告を行った。南北地下通路の陳情 17 号に当たって各議員にも事前説明に鋭意努力し主旨採択となったが、小断面では補助事業の予算がつかないことなどから止む無く、当局の説明を受け入れたが、代替通路の検討をすることとなった。

併せて、水島会計が関連する第2号議案である令和5年度会計報告、引き続き小喜多会計監査から監査結果の報告がなされ、第1号議案及び第2号議案とも全員賛成で可決成立した。

第3号議案は松葉副代表の逝去に伴い、第3号議案及び補足資料のうち松葉副代表自らが実施予定であった井伏鱒二講座及び執筆中の「荻窪の正しい歴史(荻窪物語)」は中止したが、荻窪歴史写真分科会は代表を松井和男氏として継続実施することとした。

なお、分科会の提案・進捗状況及び成果報告は文書で行うこととする。

第4号議案は水島会計より、第3号議案申請のあった分科会2件の設置・推進に対する予算(5 千円/件×2件)がつけられた。予算書作成後に会員の増減により数字の修正が生じると説明があったが、問題なしとして承認された。

以上を以って、令和 6 年度総会は無事に完了した。

3.全体会議:(凡例、●質問、○区回答)

(1)首都直下型地震時、そのときマンションはどうなるか

首都直下型地震時にマンションは水道管排水管が切断され、上層階でトイレを使用すると低層階で汚水が溢れるのでトイレが使用できなくなる。簡易トイレ使用することが必要。

                大規模災害で水道復旧期間:【阪神・淡路大震災】90日間、【熊本地震】105日間     

(2)杉並区職員の紹介

郡司課長、大林係長、岩沢さん、忽那さん、粕谷さん、合計5人

(3)杉並区からの紹介及び説明

①    旧若杉小学校跡地の未来を考えるワークショップ参加者応募について、荻窪まちづくり会議(矢澤代表)の参加枠(1 名)に朝倉紘治氏を推薦することとした。朝倉氏了承。

②    まち歩きイベントの開催:フォトラリーを開催、外部業者に委託

③    荻窪歴史写真パネル展:荻窪タウンセブン1階で 10 月 11 日から 15 日まで開催決定杉並区は荻窪まちづくりの紹介パネル、分科会の写真パネルの展示を予定

④    杉並区木製ベンチ等設置補助金交付事業の紹介(チラシ参照)、好評との意見あり。

⑤    荻窪駅ホーム延長に伴う中央線快速グリーン車は 2025 年春からサービス開始予定。併せて、ホームドアも設置の予定である。

⑥    荻窪地域区民センターの 11 月からの改修工事に伴う代替会議場はないので近隣の他地区の会議場を利用していただきたい旨の説明あり。

⑦    グリーンスローモビリティの車両(配布資料参照)車両デザイン投票(期限:9月30 日締め切り)

⑧    三庭園巡りのバス運行について

  • 折角のバス運行だが、利便性、利用者を増やす工夫(乗降場所の増加等)が必要
  • 担当部署に伝える。
(4)三庭園の指定管理者の業務態勢
              ①荻外荘の開園時期を12月8日にした意味合いを考えるべき
                      ●12月8日をどんな日か考えないで開園を決めたのか、日米開戦を歓迎する当時の世
  相もあり、近衛邸の周りは提灯行列もあった。当時の荻外荘の意味合いを考慮した催
  しをするべきではないか?
  ○担当部署に伝える。
              ②角川庭園の管理者業務状況
                  ●昨年まで角川庭園の管理をしていたが、現在の管理員の状況は単なる案内人であって、庭
  園(建物、草木)のことなどを質問しても答えられない状況であり、無償でもよいからこ
  れまでの経験を教えてあげたい。
                  ○担当部署に伝える。
   
  (5)分科会:南口 EV の拡張工事について
                  ●荻窪駅地下改札への南口 EV を拡幅して自転車を乗降できないか?
                  ○EV 拡張場所周辺には電線共同溝の地下埋設物があるので拡張できない。
                  〇荻窪駅南地下道のスロープにベルトコンベヤーを設置
       

(6)荻窪駅南北通路(環八沿い南北通路)

                ●一昨年、陳情17号の趣旨採択を受けて、担当部署で鋭意検討されたが、一方、上記(5)項の南北 EV 問題のように口頭レベルの質問で地下埋設物の調査が行われて、ベルトコンベヤ

ーの設置が検討されるのなら、荻窪まちづくり会議の各委員から多くの質問があります。

                ○ EV拡張やベルトコンベヤーの件は、かねてから検討していたものである。

  • 昨年、陳情17号の南北地下通路の区役所での事前説明では障害物があり、標準断面による設計でなければ補助事業予算がつかないし、また障害物の移設空間がないとの説明を止む無く受け入れた。         
  • 南北地下通路は、大きな標準断面でなくて、単独事業による小断面でもよいと住民は考えている。
  • その代替地下通路として、環八沿い通路の第三建設局用地方面に地下通路の可能性を検討するとのことであったが、現状はどのように進展していますか?

                〇 環八沿い地下通路の問題は承知しているのでちかぢか会う東京都第三建設局に伝える。

    (7) 善福寺川洪水対策について

                ● 30年ほど前荻窪2丁目に住んでいて善福寺川の洪水警報サイレンを聞いており、トンネル技術者として興味があって環八地下河川に関する都市計画審議会を傍聴した。安藤土木計画課長の計画説明は洪水対策の理にかなった適切な設計計画であったと考えている。

一般に、洪水対策は河川幅の拡幅、河床の深堀であるが、現状ではその対応は困難であることから、本計画では上流側に取水口及び取水施設を設置し、取水口から排水を青梅街道から環八道路の路下にシールドトンネルによる地下河川を構築することである。

本計画により、居住者の移転及び公園が潰れる近傍の居住者たちの反対が顕在化しているが、杉並区住民の要望を受けて東京都の地下河川計画であり、反対するなら代替案を提示するか、移転交渉などの問題であるので手厚い補償交渉で対処すべきである。

元々の原因である洪水対策をどのように考えるかの折り合いの問題である。洪水対策をなしには出来ないであろうかと思料します。

〇 個人名が出たので、関係部署に伝える。

4. あとがき

            ●   今年度の総会も無事に完了し、荻窪まちづくり担当のご尽力により開催場所が確保できたことを改めて感謝申し上げたい。 地域区民センターが令和 6 年 11 月から 8 年 6 月まで改修中であるので来年度はもっと早く開催したい。

  • 今年度の開催案内を送を 7 月初旬に出状したが、9 月下旬開催までの期間が長すぎた。

また、長年事務局長をしていた松葉さんが 7 月に逝去したことも問合せできなかったことが影響しているかもしれない。

以上

〒167-0051 荻窪 4-29-6-204