「障害とは何でしょう」
ともちゃんの問いかけに、各自で思いついた言葉をスタートとし、私たちの研修は始まった。研修は障害者と健常者の立ち位置が逆転した世界を描いたドラマを観る、グループワークで意見交換、また障害者が誰にも頼らず日常生活(例えば視覚障害者が確実にお茶を買うにはどのようになっていれば簡単に買えるか。ハード面とソフト面を皆で考える。そうした時間を経て再び「障害とは何でしょう」と、最初に思いついた言葉と最後に感じた言葉を並べる。それぞれの答えは、その最初と最後の言葉の変化は、どんなものだったのか。自分を、自分の意識下の考えを振り返れた時間だった。