「アートカードで健康長寿」、本格始動!

2018年09月29日

9月29日(土)、ゆうゆう高円寺南館で、新事業スタート記念シンポジウム「アートカードで健康長寿」が、22名の参加で開催されました。 「なぜ、いま、「アートカードで健康長寿」が必要とされているのか」 専門家の方たちからのわかりやすい解説に納得、有意義な2時間でした。 講師は、以下の三方 鈴木 宏幸(心理学博士、東京都健康長寿医療センター研究所) 奥村 高明(芸術学博士、日本体育大学教授) 小口 弘史(NPO法人芸術資源開発機構常務理事) 専門分野からの的確かつ温かいご指摘。難しい内容をかみ砕いての例示、ありがとうございました。 奥村氏 ・“アートのちから”の奥深さを豊富な例を挙げつつ分析 ・アートの持つ多様性を身近に感じられるよう、実際にアートカードを使っての参加者との直接対話から大切なものを学ばせていただきました 鈴木氏 ・健康長寿の源である「脳の活性化」を促すメカニズム ・高齢化とともに、既存の回路はだんだん衰える、しかし、新しいことにチャレンジすれば、新規の回路ができてくる、など最新の研究成果をわかりやすい言葉で示していただきました 小口氏 ・アートカードを使った地域活動を実践してきた体験から、アートカードの有効性を提示 ・アートカード・ゲームに携わった人、参加者の感想の一部を紹介 参加された方々も、熱心に清聴、また、アートカードを使った実践では積極的に発言され気合十分。休憩をはさんだ後半では、前向きな質問が相次ぎました。 終了後には、「アートと聞くと難しそうなイメージを持っていたけれど、これなら入りやすい」という声も。 みなさんのありがたい力に背中を押され、手応えの感じられたとても有意義なシンポジウムになりました。